
初心者でも簡単にAIとアプリでキャラクターを踊らせる方法知りませんか?
TikTokを見ていると、ふと目を奪われるイラスト動画がありますよね。
たとえば、少女が楽しそうにドラムを叩いたり、かわいいおばあちゃんがリズムに合わせて踊ったり。
見るたびに、「これ、自分でも作れたら楽しそう…!」って思いませんか?
実は、単純な動きが多いので初心者でも簡単に作れるんです。今日はその方法を、リアルな作業感や具体的なシーンを交えて解説します。
🎨 TikTokで見かける「イラストが動く動画」を作る方法
TikTokで人気の「動くイラスト動画」には、共通の特徴があります。
- イラストが自然に動く キャラクターの手足、髪の毛、目の瞬きまで、ちょっとした動きが命です。 例:少女がバイオリンを弾く瞬間、髪が揺れ、弓が自然に動く。
- 背景やエフェクトが効果的に使われている 花びらや光の粒が舞うだけで、動画に深みが生まれます。
- 音楽やリズムに合わせた動き BGMのリズムにキャラクターの動きがシンクロすると、動画全体が生き生きして見えます。
この3つが揃うと、「ただのイラスト」が「動く世界」に変わります。
アニメーション化する方法
まずは動かしたいイラストを用意します。

生成AIで自作したい場合は、作りたいイメージをChatGPTなどを使ってプロンプトにして、そのプロンプトを画像生成AIで作画するなどの方法がよく知られています。
イラストを動かすには二つの方法があります。
手作業で作り込む場合
手作業で作り込む場合は、レイヤー分けがほぼ必須です。
- 手や足を個別に動かす
- 髪の揺れを自然に表現する
- 顔の表情を部分的に変える
こうした細かい動きは、レイヤーごとの制御が必要です。
そのため、イラストは「動かす部分ごとにレイヤーを分ける」必要があります。
たとえば、踊る少女のイラストを作る場合:
- 手・足・顔・髪を別々のレイヤーに分ける
- 背景は独立して作る(後でエフェクトを足す余裕ができる)
こうすることで、AIやアニメーションアプリがパーツごとに動きを加えやすくなります。
手作業に特化したアプリを使う
レイヤー分けした素材をアプリに読み込んでアニメーションさせます。使うアプリは以下の二つがよく使われます。
- Alight Motion:スマホでキーフレームを打って、パーツごとの動きを調整できます。
- FlipaClip:フレームごとに絵を描いて、手書き風のアニメーションを作れます。
たとえば、少女がピアノの鍵盤を弾く動画。
Alight Motionなら手の動きと鍵盤の反応を同期させられますし、FlipaClipなら一コマずつ「指の動き」「髪の揺れ」を描き込めます。
「細かいけど自然に動かす」なら、この方法が一番です。

もっと簡単に、面倒かけないでざっくりとイラストを動かす方法を教えて。
AIを使った時短方法
手作業は楽しいですが、時間がかかるのも事実。
そんなときは下記の一覧にあるような動画生成AIを使うと一気に効率化できます。
AIを使う場合は、静止画1枚でも動かせるツールがほとんどです。
プロンプトで「hand moves」「hair flows」など指示すると、AIが自動で動きを生成してくれます。つまり、パーツごとのレイヤーがなくてもOKです。
おすすめのAI:
- Pika:アニメ調や実写風の動画に強く、操作も簡単
- Kaiber.ai:背景やキャラクターの動きの指示を細かく設定可能
- RunDiffusion / Deforum:安定したループ動画や長尺動画が得意
- Sora2 / RunwayGen2:有名で安心感あり、操作も直感的
たとえば、少女が公園で踊るシーンを作る場合、英語プロンプトで
Make this character dance joyfully, hair flowing naturally, arms swinging, photorealistic style
と入力するだけで、AIが動く動画を生成してくれます。
レイヤー分けが有利になるケース
- 動きの精度を高めたい場合 → AI生成後、CapCutやAfter Effectsで微調整する際に便利
- 一部だけを差し替えたい場合 → たとえば手だけ別のポーズに変える、とか
要するに 「必須ではないけど、調整や質を上げたいならあると便利」 です。
4️⃣ 編集と仕上げ
アニメーションが完成したら、次は編集です。
TikTokと連携しやすいCapCutがおすすめ。
- 音楽をつける
- トランジションを追加
- 光のエフェクトやブラーで奥行き感を出す
たとえば、少女が花びらの中で踊る動画なら、花びらを吹き飛ばすモーションブラーを追加するだけで、見た目のクオリティが一気に上がります。
BGMに合わせてタイミングを調整すると、視聴者は「踊ってる!」と直感的に感じます。
音楽を自作したい場合はSunoなどの音楽生成AIを活用すると、動画とBGMの統一感も出せます。
AIを活用したアニメーション化の補足
最近は静止画に動きを加えるAIツールも登場しています。
- MagicAnimate:静止画に自然なダンスや歩行モーションを追加
- Live2D+AIモーション生成:キャラの顔や手足をLive2D化してAIで動かす
たとえば、手描きの猫のイラストをAIに読み込ませ、尻尾を自然に揺らしたり歩かせたりすることも可能です。
AIを上手く使うと、手作業では考えられない速度で動画化できます。
まとめ:初心者でも動画クリエイターになれる
イラスト動画制作は、もう難しい話ではありません。
- イラストをパーツごとにレイヤー分け
- AIやアプリで動きをつける
- 編集で音楽やエフェクトを足す
これだけで、あなたのイラストがTikTokで踊りだします。
ちょっとした動きや表情の差で「可愛い」「面白い」が生まれ、動画の再生数も伸びやすくなります。
僕も最初は試行錯誤でしたが、AIを活用した瞬間、制作スピードが格段に上がりました。
皆さんも、今日から自分のキャラクターに命を吹き込んでみてください。
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 TikTok でイラストが動く動画を作る方法を書きます。