GPTで作る!話題の「 AIおばあちゃん プロンプト」完全ガイド【無料OK】

フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 AIおばあちゃん を書きます。

はじめに:「AIおばあちゃん」、見たことありますか?

最近、SNSでよく見かけません?

「AIおばあちゃん」が、なぜかDJやったり、バイクで爆走したり、唐揚げを投げながら哲学を語ってる動画。

そう。

あの“異様なリアリティ”と“じわじわ笑えるカオス”の融合体こそが、今の日本のAI界隈で最も熱い存在――

**「AIおばあちゃん」**です。

でも、あのクオリティどうやって作ってるの?

実は……ChatGPTだけでできるんです。無料で。

今日は、動画編集者の僕が「AIおばあちゃん」を生み出すための“GPT指示プロンプト”を、初心者向けに解説していきます。

GPTで作る!話題の「 AIおばあちゃん プロンプト」完全ガイド【無料OK】

1. AIおばあちゃんブームの裏側

まず、なぜ「AIおばあちゃん」が流行してるのか。

理由はシンプル。

“おばあちゃん”っていう存在自体が、どんなカオスでも「許される」。

たとえば、90歳の女性がロケット発射ボタンを押しても、「かわいい」で済む。

若者がやったら通報案件ですよ。笑

この“安心感と狂気のギャップ”が、人々の笑いと共感を呼んでいるわけです。

2. 使うのはChatGPTだけ(無料でOK)

今回使うのは、ChatGPT(無料版でもOK)

AI画像生成ツールやVEO3(動画化AI)は後で使いますが、肝心の「プロンプトを作る部分」はChatGPTだけで完結します。

3. AIおばあちゃんの“キャラ設定”を仕込む

まずは、ChatGPTに「このおばあちゃんはこういう人だよ」と教え込みます。

以下の設定をそのままチャット欄にコピペしてください。

👵キャラクター設定(コピペ用)

### キャラクター設定
* 人物: 実在する日本人高齢女性(90歳前後)。
* 容姿: 優しい笑顔だけど少し間の抜けた表情。髪型・顔の特徴は一貫性あり。リアルな肌の質感・自然な照明。
* 特徴: 無責任でぼんやり。ちょっとサイコパス的な天然ボケ。善悪の判断より「楽しい」が優先。
---
### 出力言語とスタイル
* 言語: すべて英語で作成(画像内に日本語が必要なら指示する)
* スタイル: 写実的(フォトリアル)。アニメ・CG風は避ける。

4. どんなシーンを作るかを指定する

おばあちゃんが「どんなシーンで活躍するか」を決めましょう。

ChatGPTにこう聞きます👇

GPTs設定厳守、○○系10個考えてタイトルとプロンプト書く。
タイトル(日本語)と英語プロンプトを書いて。(900~950文字未満)
またワンクリックでコピーできる形式にしてほしい。

例えば、「踊るおばあちゃん系」なら:

💃例:ダンスを踊るおばあちゃん

ChatGPTが出してくる例の一つがこんな感じ。

タイトル:

AIおばあちゃん、渋谷で踊る

プロンプト(英語):

A 90-year-old Japanese grandmother dancing joyfully in the streets of Shibuya at night, surrounded by neon lights. She wears a colorful kimono mixed with streetwear style, sneakers, and big sunglasses. The crowd around her is clapping and filming with smartphones, creating a vibrant urban festival atmosphere. Photorealistic lighting and natural skin texture.

↑これをVEO3(またはPika Labs)に入れれば、自動で“踊るおばあちゃん動画”が生成されます。

ヤバくないですか。

5. 生成された動画を活かす:笑いの“間”を作る

AI動画は生成したままだと、少し「淡々」としています。

ここに人間の編集力を入れるのがプロの腕の見せどころ。

例えば:

  • おばあちゃんが無表情で盆踊りする → BGMに「EDM」を入れる
  • 何もないところで転ぶ → 効果音「ボヨン!」を追加
  • 火事の前でおばあちゃんが微笑む → テロップ「ま、いっか」

こうすると、一気に“AI感”から“コント感”に変わります。

つまり、「AI×編集=人間らしさ」になるんです。

6. GPTsとして保存すれば“AIおばあちゃんメーカー”に

有料版のChatGPT(Plus)を使っている人は、この設定をGPTsとして保存しておきましょう。

名前は「AI Grandma JP」とかでOK。

すると、次回からは「AIおばあちゃんが料理する動画つくって」と打つだけで、

毎回一貫した“あの顔”のおばあちゃんが登場します。

無料版でも、チャット履歴をコピーして再利用すれば同じ効果が得られますよ。

7. メリットとデメリット

✅メリット

  • 誰でも無料で始められる
  • 同じキャラでシリーズ動画が作れる
  • 日本発のユーモア文化と相性抜群
  • VEO3やPika Labsと連携すれば動画化も簡単

⚠️デメリット

  • 英語プロンプト必須(自動翻訳で対応可)
  • フォトリアル系AIは生成に時間がかかる
  • 設定を変えると顔が崩れることがある
  • “過剰表現”はSNSの規約違反になる可能性も

👵GPTsとして保存する方法(AIおばあちゃんを“固定化”する)

苦労して作った設定は、GPTsで保存することで使い回しすることができます。

さっそくチャレンジしましょう。

🪄そもそも「GPTs」ってなに?

まず前提。

「GPTs」とは、ChatGPTの有料版(ChatGPT Plus:月20ドル)以上で使えるカスタムAI機能のことです。

簡単に言えば、

ChatGPTに“性格”や“仕事”を覚えさせて、自分専用のAIを作れる機能。

このGPTsを作ると、「AIおばあちゃんの設定」を毎回コピペしなくても、

“呼び出すだけ”でいつでも使えるようになります。

💡AIおばあちゃんをGPT化するステップ

では、いきます!

🧭ステップ1:「Explore GPTs」をクリック

  1. ChatGPTの左下にある 「Explore GPTs(GPTを探す)」 をクリック。
  2. 右上にある 「Create a GPT(GPTを作る)」 を選択。

👉この時点で「自分だけのGPTを作る」モードに入ります。

🧩ステップ2:「Configure(設定)」を開く

画面が2分割になっています。

左が会話形式で設定を進める“ビルダー”画面、

右が「設定内容」タブ。

ここで、「AIおばあちゃんGPT」を作るための要素を順番に入れていきます。

🪶ステップ3:「名前」と「説明」を決める

例としてこう入力します👇

  • Name(名前):AI Grandma JP
  • Description(説明):フォトリアルな日本人おばあちゃんのキャラクターを生成するためのプロンプト設計GPT。

これだけで、呼び出す時に「AI Grandma JP」で検索すれば出てくるようになります。

💬ステップ4:「指示内容(Instructions)」にキャラ設定を貼る

ここが最重要ポイントです。

下のように書いてください👇

(さっきの記事の設定をそのままコピペOK)

🧓キャラ設定(貼り付け用)
### キャラクター設定
* 人物: 実在する日本人高齢女性(90歳前後)。
* 容姿: 優しい笑顔だけど少し間の抜けた表情。髪型・顔の特徴は一貫性あり。リアルな肌の質感・自然な照明。
* 特徴: 無責任でぼんやり。少しサイコパス的な天然ボケ。善悪より“楽しい”を優先。
---
### 出力言語とスタイル
* 言語: すべて英語で作成(画像内に日本語が必要なら明示的に指定)
* スタイル: 写実的(フォトリアル)。アニメ・CG風は避ける。

🧠ステップ5:「Knowledge(知識)」は空でもOK

ここは任意で、画像資料やPDFをアップロードして「おばあちゃんの世界観」を強化することもできます。

でも、最初は空のままで大丈夫。

🎨ステップ6:「Conversation Starters(会話のきっかけ)」を設定

ここに、ユーザーが最初にクリックできる“テンプレ質問”を入れると便利です👇

例:

  • 「AIおばあちゃんが料理する動画のプロンプトを作って」
  • 「渋谷で踊るAIおばあちゃんのプロンプトを作成」
  • 「おばあちゃんがバイクに乗るシーンを生成して」

これを設定しておくと、ワンクリックで動画プロンプトを出せるようになります。

🧩ステップ7:「公開設定」を選ぶ

最後に、画面右上の「Save」ボタンを押すと、保存形式を選ぶ画面が出ます。

選択肢は3つ:

  • Only me(自分だけ) → 自分専用AIおばあちゃん
  • Anyone with the link(リンクを知ってる人だけ) → 仲間と共有できる
  • Public(全体公開) → 世界中に公開

最初は「Only me」でOKです。

慣れたら「Anyone with the link」で共有してみましょう。

🚀ステップ8:「AIおばあちゃんGPT」を起動!

作成が終わると、左のメニューに自分のGPTが表示されます。

名前をクリックすれば、AIおばあちゃん専用ChatGPTが起動!

そこにこう言うだけ👇

「ダンスを踊るAIおばあちゃんのプロンプトを作って」

あとは自動で、VEO3やPika Labsに貼り付けられるフォトリアル英語プロンプトを出力してくれます。

🧩オマケ:無料版でも“疑似GPTs”を作る裏ワザ

無料版の人でも、実は同じことができます。

  1. 通常チャットで「キャラ設定」を最初に貼る
  2. そのままスレッドを「固定ピン📌」して保存
  3. 次回からそこに再アクセス

これで実質マイGPT化ができます。

(キャラはリセットされない限り引き継がれます!)


まとめ:AIおばあちゃんは“時代の語り部”かも

「AIおばあちゃん」って、ただのネタじゃないんです。

AI時代の象徴のような存在。

リアルとフェイクの境界を笑いに変える、現代のアートなんです。

AIおばあちゃんGPTを作ると、

・AI画像生成の練習にもなるし

・英語プロンプトの勉強にもなるし

・なにより“笑える”んです。

たとえば──

「おばあちゃんが爆速で寿司を握る」

「おばあちゃんが無表情でTikTokダンス」

「おばあちゃんが火山の上で味噌汁を飲む」

全部GPTが出してくれます。笑

AIって、ほんとにもう“遊びの延長で学べる”時代ですね。