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編集室で撮影した映像を見て「絵が足りない」と悩むことってありませんか。
ズームインの絵がほしいのにズームアウトしか撮れていない。
左右の動きが逆のパン映像がほしい。
撮り直す余裕がないときは、編集ソフトで補正してしまいましょう。
編集でできる リカバリー “なんちゃって”ズームイン
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先日動画にしたこのクリップ。編集する中で、構成上花の寄りが必要になりました。
しかし、使えそうなのはこの絵しかありません。
DaVinci Resolve17で強制的にズームインすることになりました。
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作ったのがこの映像。途中から花にズームインしています。
さらに花の部分が暗いので明るくしました。
こうした加工は[トランスフォーム]の値を調整することで簡単に作ることができます。
画面を拡大する
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途中から拡大したいのは左下にある花です。
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拡大するには[トランスフォーム]の[位置]と[スケール]にキーフレームを打ちながら縮尺を変えます。
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すると画面に画角の動きが表示されます。
中央の位置にあった中心点が最終的に画面が拡大しながら右上に移動することがわかります。
この方法のデメリットは画質が落ちること。画面を構成する光の点、ピクセルの間隔が広がるため拡大しすぎるとざらざらの質感になります。
4K素材をフルハイビジョンで編集する場合は画質に目で見てわかるほどの差は生まれませんが、この映像の素材はフルハイビジョンです。
ほどほどのところで妥協しました。
明暗を補正する
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次に花の部分の明るさを調整します。撮影素材は空の明るさにあわせて露光を調整しています。
花の部分は相対的に暗くなっています。今回は、花の部分の露光を上げることにしました。
カメラアングルの変化を見ながら[露光量][マスター][露出]の値をキーフレームを打ちながら上げていきます。
この方法のデメリットは画面全体の露出が均一に変化することです。
プロのエディターならDaVinci Resolve17のカラー調整機能を使いながらバランスよく露光量を変えることができるはずですが、そこまでの技量もないことや、情報が正確に伝わることを優先しました。
結果空の部分は露光量が飽和して、白飛びしましたが視線が集まる花の部分の露光は上げることができました。
編集したカットは下記の動画の1分5秒の映像です。よろしければご覧ください。