CapCut 歌詞動画の作り方完全ガイド|Pro有料機能と無料キーフレーム術でエモいリリックを作る

フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 CapCut 歌詞動画の作り方を書きます。

「推しの曲でエモい歌詞動画作りたい…でもCapCut開いた瞬間、ボタン多すぎてそっ閉じしました。」

…はい、めちゃくちゃわかります。
CapCutで歌詞動画を作るなら最初に知っておきたいのが有料無料の大きな壁のこと。
無料勢の「沼」とPro勢の「ズル」を両方知っておこう

今回は、

  • CapCutで歌詞動画を作る全体の流れ
  • 初心者がハマりがちな悩み5つと、ちゃんと現実的な解決策
  • CapCut Pro(有料)と無料のリアルな差
  • 「こういうシーンでこう使うと映えるよ」という具体例

ここまでセットでガッツリ解説します。

先に前提だけ:
歌詞動画は CapCut Pro を使うとめちゃ楽 になります。
一方、無料でガチる場合はキーフレーム打ちまくりコースです。
「時間を払うか、お金を払うか」ってやつですね。(Vook(ヴック))

CapCut 歌詞動画の作り方

1. まず「歌詞動画」のざっくり制作フロー

いきなり細かいテクにいく前に、全体像だけサクッと。

  1. 曲・映像素材を用意
    • 自分で作った曲 or 著作権OKの音源を用意(ここ大事。詳しくはあとで)(TOCONANA)
  2. CapCutで新規プロジェクト作成
    • 縦動画(9:16)ならTikTok・リール向き
  3. 曲を読み込む
    • タイムラインに音の波形が出る
  4. 歌詞を入れる
    • Pro&PC版:自動歌詞(自動キャプション / Auto Lyrics)機能がかなり便利
    • 無料&スマホ勢:テキストを1フレーズずつ手打ち&タイミング調整(CapCut)
  5. フォント・色・アニメーションで世界観作り
    • Pro:テンプレ・エフェクト豊富
    • 無料:キーフレームで地道に動かしていく(でも自由度は高い)(くりえいてぃる)
  6. 書き出し → TikTok / YouTube / インスタにアップ

この流れを頭の片隅に置きつつ、
ここからは 「初心者がつまずくポイント5選」 を、1つずつ潰していきます。

2. 初心者のよくある悩み①

「どこから触ればいいか、そもそも画面で迷子」

CapCutって、スマホ版・PC版・Web版があって、さらに
Pro(有料)か無料かで使える機能が違うんですよね。(All In Motions)

結果:

「チュートリアル動画見たのに、同じボタンがないんだけど?」

という現象がめちゃくちゃ起きます。

✅ 解決策:まずは「自分の環境」を決め打ちする

おすすめの決め方はこれ:

  • とにかく楽に歌詞動画 → PC版 + CapCut Pro
    • 歌詞テンプレート&自動歌詞の精度・編集のしやすさが段違い(CapCut)
  • お金かけたくない / スマホだけ → スマホ版(無料)+手打ち歌詞

この記事では スマホ無料勢でもできる方法を軸 にしつつ、
要所で「Proならここがショートカットできるよ」という感じで書いていきます。

3. 初心者のよくある悩み②

「歌詞のタイミングが全然合わない問題」

これ、歌詞動画あるある No.1 です。

  • Aメロは合ってたのに、サビでズレてる
  • 自動字幕入れたけど、1語しか拾ってない or タイミングぐちゃぐちゃ(Reddit)

✅ 解決策ステップ(無料・手動パターン)

  1. 曲の波形をガン見する
    • サビの頭・キメのドンッてところで波形がグッと太くなるので、
      そこに再生バーを合わせて「歌詞の最初のフレーズ」を置く
  2. 歌詞は「1行ずつ」じゃなく「フレーズごと」に区切る
    • 例)
      ✕「君のいない世界で 僕はただ歩いてた」
      ◎「君のいない世界で」|「僕はただ歩いてた」(Yahoo!知恵袋)
  3. 再生速度を0.5倍に落として微調整
    • CapCutはタイムラインを拡大して、0.1秒単位くらいで調整可能
  4. ループで聞きながら、耳で合わせる
    • 「視覚」じゃなく「耳」で合わせた方が、最終的にズレにくいです

✅ Pro & PC版ならどうラクになる?

  • 自動歌詞(Auto Lyrics / 自動キャプション)機能
    • 音声から歌詞を自動で起こして、クチパクに近いレベルで合わせてくれる
    • Proでは翻訳字幕やテンプレとの連携も強化されていて、修正も少なくて済む(CapCut)

現実的な落としどころ:

  • 無料勢 → サビだけでもいいから「鬼調整」してみる
  • Pro勢 → 全体を自動歌詞にして、ズレが気になるところだけ手直し

4. 初心者のよくある悩み③

「フォントも色もダサくて、なぜか“それっぽく”ならない」

これもめちゃ多い悩みです。

  • カラフルにしすぎて読みにくい
  • 背景と文字色がケンカしてる
  • スマホで見たら、文字が小さすぎて読めない

✅ 解決策:最低限おさえたい「歌詞動画の文字ルール」

これはもう半分“お作法”みたいなものです。(APPTOPI)

  1. 文字は大きめ&中央〜下寄せ
    • スマホ縦動画なら、画面の横幅の6〜8割くらいの幅を使うイメージ
  2. 色は「白+縁取り(黒 or 影)」が最強
    • 迷ったら:
      「白文字+2〜3pxの黒いアウトライン+軽いドロップシャドウ」
  3. 1画面に入れる文字数は少なめ
    • 1フレーズ 10〜15文字くらいに抑えると、読みやすくてエモさも出る
  4. 背景がごちゃつくときは「ぼかし」や「暗めのフィルター」をかける
    • 歌詞が主役なので、背景は“引き立て役”にする

🔍 具体的なシーン例

  • 夜道 × 失恋ソング
    • 手元のスマホのライトだけ映ってる暗め動画
    • 歌詞は
      • Aメロ:画面下に小さめ
      • サビ:画面中央にドーンと大きく、白文字+黒縁取り
  • 推しのライブ写真 × エモいバラード
    • 1枚ずつ写真がゆっくりスライド
    • その上に「1フレーズずつ」歌詞を表示
    • サビだけフォントを変えて、特別感出す

5. 初心者のよくある悩み④

「エフェクトがほぼ有料で、イメージ通りにならない」

ここ最近、CapCutはアニメーション・フォント・エフェクトの有料化が一気に進んでいて、
「え、それも有料!?」ってなる声がめちゃくちゃ増えてます。(Vook(ヴック))

✅ 解決策①:Proを使うなら「エフェクトに任せる」

  • テキスト用のアニメーション
  • 歌詞テンプレート
  • AI系のエフェクト

このあたりを Proで一気に使えるようにしてしまうのが一番ラクです。
特に歌詞動画テンプレは、フェス風・ポップ・シネマティックなど、
あらかじめ世界観ごと用意されていて、差し替えるだけでそれっぽくなります。(CapCut)

✅ 解決策②:無料勢は「キーフレーム職人」になる

お金をかけない代わりに、手間をかけてクオリティを出すスタイルです。

やることはシンプルで、

  1. テキストを配置
  2. 最初の位置・サイズにキーフレーム
  3. 数秒先で、位置・サイズ・透明度を変えて、もう1個キーフレーム
  4. 再生すると、「スッ」と動く or フェードイン・アウトする

さらに、**イージング(グラフ)**を使うと、

  • 最初ゆっくり → 途中速く → 最後またゆっくり

みたいに、“人間っぽい動き”になります。(くりえいてぃる)

正直、Proのワンタップアニメーションと同じ動きを
キーフレームで再現するのはかなり大変です。
でも一回ハマると「自分で動きを作れる」のが楽しすぎて、 編集沼に落ちます。

6. 初心者のよくある悩み⑤

「この音源…本当に使っていいのか問題(著作権&商用利用)」

歌詞動画で一番ややこしいのがここ。

  • TikTokから音声ダウンロードして使おうとしたら、著作権NGになった
  • YouTubeに上げたら、収益化できなかった / ブロックされた

みたいな話は、本当に多いです。(Yahoo!知恵袋)

✅ 最低限ここだけチェックしてほしいポイント

  1. 商用か、趣味か
    • 完全に趣味・友達同士で見るだけなら、まだリスクは低め
    • 仕事・案件・収益化するなら、ここを曖昧にしない方がいいです
  2. 使っている音源のライセンス
    • CapCut内のBGMでも、すべてが商用OKではない
    • 「Commercial Sounds」や「公式提供」など、 商用OKなものだけを選ぶのが安全(note(ノート))
  3. 歌詞そのものの権利
    • 歌詞も著作物なので、本来は勝手に全文を表示するとアウトになる可能性あり
    • 「短いフレーズだけ」・「非営利で楽しむ」範囲に留めるのが現実的

ざっくり言うと、
「世界に向けて仕事っぽく出すなら、素材の権利はちゃんと確認しよう」
ってことです。

効果的な「歌詞動画シーン」具体例 3パターン

最後に、「こういう構成にすると、初心者でもそれっぽくなるよ」という
シーン構成を3つ出しておきます。

パターン1:失恋ソング × スマホ縦動画(TikTok / リール向け)

  • 構図
    • カメラ:スマホ縦、手持ち
    • 被写体:夜の街のネオン、靴だけ映ってる足元、電車の窓 など
  • 編集のポイント
    • Aメロ:歌詞は画面下に小さめ、フェードインでふわっと表示
    • Bメロ:文字が左右からスライドしてくる
    • サビ:
      • 画面中央に大きく、文字が「パンッ」と拡大するアニメーション
      • 色を歌詞1行だけ変えて、強調したいワードを目立たせる

パターン2:推し活レポ × フォトスライド歌詞動画

  • 構図
    • ライブ参戦写真・グッズ・チケット・会場の写真を時系列で並べる
  • 編集のポイント
    • 1カット=1枚の写真+1フレーズ
    • 写真はゆっくりズームイン(Ken Burns的な動き)
    • サビで「推しのアップ写真+一番刺さる歌詞」でドーンと盛り上げる

パターン3:自作曲プロモ × CapCut Pro テンプレート活用

  • 構図
    • シンプルな背景動画(シンセ波形、抽象的なグラデ、夜景タイムラプスなど)
  • 編集のポイント(Pro向け)
    • CapCutの歌詞テンプレート or リリックビデオ向けテンプレを選ぶ(CapCut)
    • 「自動歌詞生成」をオンにして、歌詞を自動で出す
    • 色だけ自分のブランドカラーに変えて、ロゴを入れる

自作曲×CapCut Proは、
「MVほど手間はかけたくないけど、Spotifyリンク貼る用の動画欲しい」
みたいな人にめちゃ向いてます。

まとめ:お金 vs 手間、どっちを払うか決めよう

  • Proを使うと:
    • 自動歌詞・テンプレ・アニメーションで、
      「え、これほんとに自分が作ったの?」レベルまで一気に行ける
  • 無料でやると:
    • キーフレームと格闘するけど、
      「自分だけの動き・世界観」が作れて、スキルもちゃんと残る

どっちが正解、というよりは

「今の自分は、時間を払いたい?それともお金を払いたい?」

この問いに対して素直に選べばOKです。