放送局では技術の規定が厳格に定められているため、番組制作者が機材のことをとやかく気にすることはありません。
「fps」なんて言葉知らないディレクターの方が圧倒的に多いです。
なぜなら、必要に応じて社内にいる技術のプロに相談すればいいからです。
初心者は フレームレート を気にしない方がいいです
フレームレートとは何か。英語にその意味が書いてあります。
fpsとはframes per second=1秒間あたりのフレームの数です。
一秒間に何枚の静止画が使われているかということです。
テレビやアニメ作品、映画、CMと微妙にフレームレートは違います。
なのでたまに「fps(フレームレート)30fpsと29.97fpsどっちを選べばいいの?」と聞かれことがあります。
結論はこうツイートしました。
YouTubeなどで使う映像のフレームレートは29.97fpsでも30fpsでも問題はありません。(商用で制作する場合は相手先に確認すればいいのです)#フレームレート
— fututani (@kenfru3) 2019年3月20日
私たちが見ているテレビのフレームレートが、30fpsです。
他には、映画が24fps、最近のゲームなどは60fpsが一般的です。[1]編集する際、異なるfpsの素材を繋いでも編集は可能です。人間の眼には大きな違いが見えないので気にしないようにしましょう。
プロでないほとんどの人が利用するのはYouTubeなどのSNSです。
ここではどんなfpsもあらかた受け入れてくれるので気にする必要はありません。
パラパラ漫画がわかりやすい
fps(フレームレート)とは・ ・・動画において、単位時間あたりに処理させるフレーム数(静止画像数、コマ数)のことをさします。
ここの動画を見れば一発で理解できます。
https://youtu.be/9_zD9FHhb00たとえて言うならパラパラ漫画。一つ一つの静止画像をフレーム、めくる早さを時間にあてはめるとイメージがつかめます。
同じ早さでめくった場合、パラパラ漫画に使われる絵の枚数が多くなればなるほど動きがなめらかに見えることが想像できます。
動画撮影において、1秒間に写す静止画の量の単位をfps(フレームレート)と言います。
メリットとデメリット
fps(フレームレート)フレームレートが高い・大きいということは、一度に処理する静止画の数が多いことを意味します。つまりデータ量が大きくなります。
メリットはフレームレートの数字が大きくなるほどカクカクした動きがなくなることです。
フレームレートが上がることによって、なめらかな動きに見えることがわかります。
この原理を応用したのが超高速度撮影です。スローモーションの技術は、撮影した映像を時間をかけて再生することで、ゆっくり見せるテクニックです。
業務用で、しかも特殊撮影機材なので価格は超高価。
しかし、このカメラの場合超高速度再生ができます。フレームレートはなんと35,000コマ/秒 。
民生用のコンパクトデジタルカメラでも、ハイスピード動画に対応した機材が手に入りやすくなりました。
このカメラの場合120fps(640×480)、240fps(512×384)、480fps(224×160)、1000fps(224×64)で撮影することが可能です。
https://youtu.be/zNA46YrQ9Uo日常的にはスローモーションなどの撮影が必要になることはめったにないので、なくても困らない機能です。
デメリットは巨大なデータ量
デメリットは消費するデータ量がものすごいことです。
巨大なデータを消費するため、保存には大容量のハードディスクが必須。
送受信するにも高速ネットワーク設備が欠かせません、回線費用にも影響します。
5Gが標準化する将来は改善されると思いますが、現段階ではフレームレートが大きければ大きいほどよいというわけではないようです。
最適なフレームレートとは
人の目に、自然な動きに見えるフレームレートは、30fpsと言われています。
YouTube では60pに対応させたりしているので近い将来スタンダードはなめらかに見える60fpsに映っていくでしょう。
しかし、当面は30fpsをえらんでおいても間違いはないと思います。
プロをめざす映像に興味がある方は
References
↑1 | 編集する際、異なるfpsの素材を繋いでも編集は可能です。人間の眼には大きな違いが見えないので気にしないようにしましょう。 |
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こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 フレームレート を書きます。