最近、SNSやYouTubeショートを眺めていると――
「あれ? これ、どこで終わるの?」ってなる動画、ありませんか?
そう、ずーっと流れてるのに、終わりが見えないやつ。
気づいたら3回くらいループしてて、「え、今どこまで見た?」ってなる。
あれがまさに“ループ動画”です。
最初と最後が自然につながって、まるで永遠に続くかのようなあの感覚。
人の脳って“終わりがないもの”に弱いんですよね。
心理的に「完結してない=もっと見たい」って思っちゃう。
つまり、ループ動画はエンゲージメント爆上がりの魔法の編集テクニックなんです。
SNSでバズる ループ動画 の作り方!
🎨 一枚の画像から始まる、無限の世界。
でも、こう思った人もいるはずです。
「いやいや、そんなのプロしかできないでしょ?」
実は、今は違うんです。
生成AI――つまり、“Image to Video(画像から動画を作るAI)”を使えば、
たった1枚の画像から、まるでカメラが動いているような滑らかな動画が作れるんですよ。
今回は、動画生成AI「sora」を使って、
“画像1枚でループ動画を作る方法”を、
僕・瀬戸弘司(風)が、分かりやすく!リアルに!紹介していきます。
💡シーン例:こんな動画が作れる!
ちょっと想像してみてください。
- 🌅 夕焼けの浜辺で波が寄せては返す──でも、波が途切れない。永遠に寄せてくる。
- 🌸 桜の木の下で花びらが舞い続ける──時間が止まったように、でも風だけが動いている。
- 🌃 夜の街を俯瞰するドローンショット──車のライトがぐるぐる回り、いつまでも流れ続ける。
これ、実は1枚の静止画から作れます。
やり方さえ分かれば、誰でも。
「え?これ本当に画像から作ったの!?」って驚かれるくらい自然な動きになるんです。
🧩 ループ動画を作る3つのポイント
生成AIのImage to Video機能を使うとき、意識すべきはたった3つ。
素材画像を用意する(DALL·E3などの画像生成AIでOK)
まずは動画のベースとなる1枚を作ります。
構図がシンプルで、動きをつけやすい画像がオススメ。
例:風景、人物、街並み、抽象的なグラデーションなど。
開始フレームと終了フレームを同じ画像にする!
これが超大事。用意した画像を使ってループの元になる動画を一本生成します。
生成した動画の終了フレームをコピーして動画のベースとなるもう一枚の画像をつくります。
なぜなら、
最初と最後がピタッと同じ構図なら、自然に“つながってる感”が出るんです。
いわば「映像の輪っか」を作るイメージですね。
中間フレームを補完するプロンプトを書く
AIに「どんな動きをしてほしいか」を明確に伝えましょう。
たとえば「カメラがゆっくり右から左へ動く」や「光が少しずつ強くなる」など。
この“補間の魔法”で、静止画がまるで生きているように動き出します。
🧰 実際の手順(sora×CapCutでやってみよう)
さて、ここからは実践編。
AIと動画編集ソフトを組み合わせて、無限ループ動画を完成させましょう。
Step 1:画像生成AIで素材を作る
まずはベース画像。
DALL·E3、Midjourney、またはStable Diffusionなどを使って作成し、この画像をAとします。
「揺らめく波」「夜の東京を俯瞰で見た街の明かり」や「静かな湖面に映る夕焼け」など、
“動きが想像できる絵”を選ぶと成功しやすいです。

Step 2:Image to Video機能で動画を生成
次に、その画像Aを動画生成AIにアップロード。
「Image 2 move」を使ってまずは“最初の動画”を生成します。
これがループの片側、往路動画になります。
Step 3:動画の最後のフレームを画像として書き出す
書き出した動画ファイルはループに使うため必要なつなぎ目になる最後の1フレームをCapCutなどの編集ソフトを使って書き出します。書き出した画像をBとします。

実はここがポイントで、この画像を再利用することで“終わり”が“次の始まり”に変わるんです。
Step 4:2つ目の動画を生成(終わりから始まりへ)
生成AIに“終わりの瞬間”のカット画像Bをアップロードします。画像Bを最初に、
最初に作った画像Aを最後に設定して、復路にあたる動画を生成します。
Step 5:CapCutで編集して完成!
一枚の画像から動画を生成してループさせるのはもっと簡単。
一枚の画像を最初と最後の画像に使いまわして、その間をアニメーションさせるだけです。
出来上がった動画は編集ソフトでつなぎこみます。

この2本の動画を交互に繋げて編集します。
「1本目 → 2本目 → 1本目 → 2本目…」と交互に並べて再生。
すると…あら不思議!
どこで終わってどこで始まったのか分からない、
まるで夢のような“永遠ループ動画”の完成です!
Veo3でループ動画を作る手順
初心者でもループづくりが簡単にできるのがGoogleのFlowです。生成AIによっては画像の扱いがわかりにくいものもあります。FlowはVeo3も使える上、直感的に操作できるのでお勧めです。
Veo3には入り口が二つあります。Flowから入る方法とGeminiから入る方法です。初心者にはパッと見わかりやすいFlowから入る方法をお勧めします。
Flowでの使い方

Flowの画面下にあるプロンプト枠から「新しいプロジェクト」を選択。
編集ページに移動して、プロンプト枠が開くので、「フレームから動画」を選択して画像をアップロードします。

➕マークをクリックして画像Aと画像Bを選択します。画像の縦横比やトリミングの調整が終わったら

プロンプト欄にループさせたい動きを具体的に指示します。

生成ボタンをクリックします。
以上で始点がA、終点がBの動画が出来あがります。
同様にして今度は始点がB、終点がAの動画をもう一本生成します。
🪄 ループ動画がバズる理由
実はこの“無限に見える動画”、
アルゴリズム的にもSNSと相性抜群なんです。
再生時間が長くなりやすく、視聴維持率も高い。
つまり、**「最後まで見られる」どころか「何度も見られる」**んですよ。
「終わらない映像」には、
“人間の好奇心を止められない”という性質がある。
この心理を味方につければ、
フォロワーが自然と増える、そんな動画づくりができます。
🎥 ちょっとした応用アイデア
- ループ動画の中に「微妙に動く文字」を入れてみる
→ 無限に動くサインやロゴを作れる! - BGMを“音のフェード”でループさせる
→ 聴覚的にも途切れない印象に。 - 最後の1秒で「カメラの動き」を反転させる
→ トンネルの中を進むような、没入感あるループになる!
🎤 まとめ:ループは“魅せ方の魔法”
ループ動画って、結局のところ「編集のトリック」じゃなくて、
“魅せ方の魔法”なんです。
- 1枚の画像でOK
- 開始と終了を同じ画像にする
- AIの補間機能で自然な動きを作る
- CapCutで並べてループさせる
ほんの数秒でも、人の心をつかむ。
1枚の静止画から、世界を動かす。
生成AIが登場した今だからこそ、
「誰でも映像クリエイターになれる」時代が来ています。
あなたのフォルダに眠っているお気に入りの1枚が、
もしかしたら次のバズ動画になるかもしれません。













こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 SNSでバズる ループ動画 の作り方!生成AI×CapCutで誰でもできる無限動画の秘密を書きます。