
YouTube動画の再生数を上げるには看板となるサムネイルが鍵を握っています。最近ではサムネイルづくりを請け負う人たちも出始めています。
人に頼む余裕がない人や、自分でもできると思う人はチャレンジしてみましょう。
目次
集客に差が出るデザイン
YouTubeでは投稿した動画を使って自動的にサムネイルが三つ作られます。選ばれた画像を見ると、もれなくといっていいほど人の顔が使われます。
人の顔が選ばれるのには理由があります。
それは人間は顔に反応するからです。雑誌の表紙などで有名人。特に若い女性が起用されているのに似ています。
しかし、YouTubeが提供するサービスはここまでです。キャッチコピーなどを追加しようと思ったら自分でデザインする必要があります。
グラフィックソフトを使う
有料のソフトですが、鉄板ともいえるソフトがillustratorかphotoshopです。これで大抵のことが出来ます。
参考例をもとに作ってみます。
デザインの基本的な構成は大事ですがYouTubeサムネイルは一覧画面に並ぶと小さく表示されるので立体感や動きをつけていくと目を引きます。
真面目な解説動画だと思うので解説本の表紙のような雰囲気イメージを元にYouTubeサムネイル向けに寄せてみようと思いました。
illustratorでつくる
サムネイルの大きさは、動画のサイズに合わせた方が便利です。動画は1920×1080の場合が多く、タテヨコ16対9の比率です。
[ファイル][新規]から新規ドキュメントを開きます。新規ドキュメントは 1920×1080 ピクセル、もしくはタテヨコサイズにあわせます。上が完成。背景画像にキャラクター画像2枚以外は文字と枠で階層をつくりました。
画像の枠を先に作っておくと、完成した画像を直接設定したサイズで吐き出してくれるので管理が楽です。
背景の画像の上に、キャラクターや文字を階層状に配置します。
背景の素材はフリーの素材集からダウンロードします。
キャラクターは同じくフリーの素材からダウンロード。写真もイラストも権利フリーなので扱いが超楽です。
作画ツールで円を描きます。配色は画面は透過、線は白色を指定し、線幅は3pとしました。
円は複製し、透明感を40%に指定して一つ上のレイヤーに置きます。
文字ツールの出番です。illustratorの文字ツールは画面上で自由に拡大縮小ができること。photoshopと比べて直感的に作業ができます。
オススメの下に敷いた画像は四角形の作画ツールを組み合わせたもの。
ここまでの所要時間は10分でした。
完成した画像は、[ctrl][shift][Alt][s]で画像ファイルとして保存します。
DaVinci Resolveを使う
裏技ですが、編集ソフトDaVinci Resolveを使って画面をつくり、画像としてはき出す方法もあります。
DaVinci Resolveを使うメリットはなんといっても無料であることです。
- 別のソフトを起動する手間がいらない
- 撮影した動画のワンシーンを自由に使える
- オブジェクトや素材画像などを追加してデザインを極めることができる
- フレームを固定し輪郭を切り取ることで自由にコラージュすることができる
- テロップ機能を使って文字の装飾や配列ができる
デザインソフトほど精緻な作業はできませんが、割り切って使う分にはコスパがいいと思います。
YouTubeのサムネイル差し替え方法
YouTubeのサムネイルは簡単に差し替えることができます。
まとめ
illustratorを使って1枚の画像を編集できるようになると、動画の中に説明用の文字やパターン素材を置くことができるようになります。
画像が作れると素材が足りないときなど追撮ロケの代わりにパソコン上で素材が間に合ったりするので重宝します。