編集ソフトを初めて使う時感じたのが初期設定の複雑さです。
初心者にとって意味不明な専門用語や操作手順の複雑さでなげだしたくなりました。
そこで押さえるべき手順をまとめました。
Premiere Proの 初期設定
Premiere Proを起動すると[新規プロジェクト]というウインドウが現れます。
文書作成やグラフィックソフトはいきなり作業ができますが、動画編集ソフトは事前の手続きが必要な点が意味不明です。
とりあえず起動します。すると新規プロジェクトの設定画面が現れます。
上記の場合「最近使用したもの」など並んでいますが、初めて動画編集をする場合は[新規プロジェクト]をクリックするだけです。
プロジェクトとは、お風呂場に置かれた籠のようなもの。
作業をするための作業台を用意するというイメージにちかいものだと思っています。
作業台の上には材料となる映像や音声。
画面の大きさや細かさなどの基準を整える道具などもまとめて行う必要があります。
こうした作業を時には同時に複数行うこともあることから、間違えないように作業台ごとに必要なものをまとめておくのです。
クリックすると、ビデオとかオーディオとか表示されたややこしそうな画面が現れます。
記入するのは場所と名前だけ。いろいろ書いてある部分は触らなくてもOKです。
ここまでのおさらいと注意点
はじめて動画を編集する人がやるべきことは
- プロジェクトの名前をつけること
- プロジェクトを格納する場所を決めること
ずばりこの二つだけ。後はスルーしても保存するときに何とかできます。
書き方ですが、初心者はプロジェクトを置く場所。つまりドライブ上のフォルダーの位置と、名前だけ考えて記入するようにしましょう。
プロジェクトを置く場所ですが、私の場合はシステムがあるCドライブをなるべく避けています。
というのは動画ファイルはのちのち容量がいっぱいになりかねないからです。
容量がいっぱいになると空きスペースが少なくなります。
パソコンは空き容量を有効に使うため空きスペースを一時的にメモリーに使うことがあるため、スペースが狭くなると起動に影響が出たり、最悪パソコンが動かなくなったりすることがあるからです。
余裕があれば動画用のドライブをつくり、そこにプロジェクトファイルを置くようにします。
私の場合はあとで管理しやすいように名前は[2020_12_20_title101]のように[日付+タイトル+バージョン]にするクセを付けて整理しています。
プロジェクトが重なった場合は確認のウィンドウが表示されます。
上書きしたくない場合は別のプロジェクト名で保存ができるので安心してください。
気づいた人もいるかもしれませんが、新規プロジェクトの作業は最初から場所や名前を指定しなければならないわけではありません。
新規のままはじめ、別の名前であたらしてプロジェクトとして保存もできるのです。
整理整頓は超大事
プロジェクトファイルを置く場所が決まったら、さきほど作成したフォルダーのなかに作業用の小部屋となるフォルダーを作ります。
実はこの作業は超大事。仕事の効率アップに深い関わりを持つからです。
この作業をいい加減にすると、のちのちゴミ屋敷に住む住人と同じような悲劇を味わうことになります。
フォルダーの中に部屋を三つ作る
フォルダーはおおむね三つつくります。作るのは
- 映像
- 音声
- その他です。
私の場合はこんな感じ。上の二つのフォルダーは撮影した映像です。
なぜ二つあるかというと、カメラが違うから。片方は30フレーム、もうかもうか他方は60フレームです。
archivというフォルダーは完成済みの動画を素材として使うため特別に作りました。
itemには音響効果関係のファイル、picには写真などの静止画を格納しています。
映像には撮影した映像クリップを格納します。
音声には別撮りした音声ファイルや音響効果素材をいれます。その他には静止画素材、例えばイラストや写真などです。
素材ごとにフォルダーに入れるメリットは編集するとき必要なデータを素早く探せること。
プロジェクトごとに映像が整理されていれば迷わずに済みます。
編集をしていると必要なカットがどんどん増えて来ます。同時に並べ方も二乗で増えます。
映像が全然別のフォルダーに入っていたりするとカットごとに探さないといけません。
それって時間の無駄遣いです。
短い動画ならば「素材も少ないし、集めるのも面倒」といって編集する人もいますが。
それは大間違いです。なぜかというと、Premiere Proの動画リンクは移動すると簡単に切れるのです。
たとえばできあがった作品やプロジェクトを別のハードディスクなどに移動する場合リンク切れが起き、素材が散逸してしまいます。なので初めのうちから整理しておいた方があとあと困らずに済みます。
フォルダーの中に部屋を三つ作り必要な素材を中に入れてからPremiere Proに読み込むことを習慣づけてください。
ここまで準備が出来たところで編集する素材を読み込みます。
まとめ
Premiere Proはプロも使う編集ソフトです。したがって完全攻略を目指す必要はありません。
例えばフルハイビジョンサイズ以外の動画は覚える必要はないし、映画やアニメでは必須のフレームレートは触る必要が無いのです。
とりあえず必要なやり方がわかったら使いながら慣れましょう。
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 初期設定 を書きます。