
完成した動画をYouTubeにアップロードすると自動的に作られるのがサムネイルと呼ばれる表紙画像です。
だいたい動画の中にある印象的なシーンからYouTubeが勝手に選ぶ画像なのでセンスがありません。
YouTubeには、ユーザーが作った画像をサムネイルとしてアップロードする機能があるので気に入った画像に差し替えましょう。
サムネイルの作り方

サムネイルづくりは雑誌の表紙作りに似ています。
映像作品の中身が手に取っただけでわかることが最重要です。できるだけわかりやすく、なおかつ人目を引くデザインが好まれます。
サムネイル作りの難しい点は画像が小さいこと。小さな映像をたくさん並べる人がたまにいますが、これでは全体がごちゃごちゃして訴求力はありません。
つかう画像はできるだけわかりやすいもの。文字の部分は字数をできる限り削って一目でわかるものにしましょう。
サムネイル作りに使えるツール
素材はそろった、デザインイメージもできた。さあ絵づくりに取りかかろうとして悩むのがデザインソフトです。ソフト探しは大変ですよね。
私は仕事上Adobeの画像処理ソフトを使っています。 おすすめのソフトはPhotoshopです。
このソフトさえあればサムネイル作りは簡単です。写真の切り抜き、色の差し替え、文字の上書き、コラージュなどなんでもできます。
ただしAdobe CCは有料です。またプロも普通に使う機能が詰め込まれているので初心者は慣れるまでには時間がかかります。
自宅で手軽にそして無料で使える画像処理ツールを探しました。

お手軽ウェブツール

悩みを簡単に解決するのがウェブツールです。ウェブツールとはネット上で必要な処理をしてくれるツールのこと。
普通PCやスマホにダウンロードしてからでないと使えない操作が、ネット上で簡単にできてしまうのです。
Canva

Canvaは、2012年に設立された、シンプルなグラフィックデザインツールのWebツールです。
2017年には日本語版がリリースされていて、ユーザー数は世界で1,000万人ともいわれます。
このツールの魅力は専門知識がなくても使えること。
無料でしかもブラウザ上で使えるので作業場所を問いません。さらにスマホ用のアプリもあるので、パソコンが使えなくてもデザインが作成できます。
有料プランもありますが、「豊富なテンプレートを使い倒したい」とか、「デザインにこだわりたい」「大量のデータを保存したい」というのでなければ無料版で十分かと思います。
Fotor

FoterもWEB上で完結できるフォトエディタ&デザインツールです。
できることは写真の編集、コラージュ、デザイン編集です。写真編集がフォトショ的な役割。デザイン編集がイラレ的な役割という人もいます。
作成したコンテンツはクラウド上で自動的に保存されます。
デメリットは保存の数に制限があること。無料版の保存の上限は3枚という少なさです。
有料登録(約4,500円程度)すれば制限が解除される仕組みです。
「Fotor」の基本的な使い方【パソコン版】 | NAKAMAHALOG
PicsArt

誰でも写真加工ができるアメリカ製のアプリです。
画像やコラージュやペイントを作成して共有もできます。全世界で 3億5千万人がインストールし、毎月8千5百万ものユーザーが使っているといわれています。
PicsArt(ピクスアート)の持つ機能は4つ。コラージュ、ペイント、ステッカーと盛りだくさんです。

YouTubeのサムネイル設定方法
サムネイルができあがったらYouTubeに設定します。YouTubeでは基本、自動生成された3つのサムネイルの中から選ぶ仕様になっています。
- YouTubeの[クリエイターツール]を選択
- [動画管理]の中にアップロードした動画を確認し[編集]を選択
- サムネイル候補が3つ生成されているのでその中から一つ選択
- [変更を保存]をクリックする
以上です。しかし、この画像では物足りないと思う人が利用するのがカスタムサムネイルです。実はこのカスタムサムネイルは最初から用意されていないのです。カスタムサムネイルを使えるようにするには本人確認が必要となります。
- [クリエイターツール]を選択左側のダッシュボードにある[チャンネル]を選択
- [ステータスと機能]が表示されるので[カスタムサムネイル]を確認する
- カスタムサムネイルが無効になっていたらアイコンの横にある[確認]をクリック
- 続いて本人確認を済ませる

無事手続きが終了すると、自動生成された3つのサムネイルの横にカスタムサムネイルの枠が現れるので、そこに新たに作ったオリジナルの画像をドラッグ&ドロップします。
まとめ

魅力的なサムネイルを作るポイントは次の通りです。
- 目にとまる画像にする
- 人間の顔があれば顔を入れることを考える
- デザインを目立つものにする(配色、素材を切り抜くコラージュするなど)
- 文字の大きさや内容を動画のイメージにあわせる
サムネイルの画面は小さいので、見た瞬間、なにを伝えようとしているかがわかる画像を選ぶこと。そして余計なものを取り除くことでシンプルに見せることが大切です。
にぎやかさを出すためには複数の画像をコラージュしてオリジナル感を出すことも見る人に印象を与えます。
画像は印象ですが、文字は情報を伝える目的があります。その文字を目立たせるためにフォントや色、太さやレイアウトなどを考えてバランス用サムネイル画面を作りましょう。
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