
変わった番組をつくる上で欠かせないのが、映像づくりのテクニック。
だいたいの制作者は見よう見まねで自分の技を磨いてきましたが、その技を集大成する企画が生まれました。
テクネ に学ぶ特殊表現
放送局の仕事は世の中の出来事を素早く正確に視聴者に伝えること。
つまり報道が軸になります。しかし、毎日がニュースだらけというのでは放送局も世の中も大混乱して疲れ切ってしまいます。
ですから平常時はさまざまな番組で報道以外の時間を埋めることになります。
番組制作者にとっての活躍の場はこうした平時の枠です。
知恵を絞って企画を考え、あっとおどろく番組ができたらしめたものです。
テクネ 映像の教室
技法はストップモーションです。Tは影、E(黄色)は時間操作、Cはループ、Hはプロジェクション、Nはだまし絵、E(緑)はマルチスクリーンです。すべて、今までテクネで紹介してきた技法にしています。
サイトを見ると分かりますが、ドキュメンタリー系の映像講座というより、アート・デザイン系のテクニックを学ぶ番組と解説サイトです。
クリエイターの卵や映像に興味を持つ若い人たちに向けた教養番組。テーマに沿った表現技法が用いられた映画・プロモーションビデオ・ミュージックビデオを紹介しつつ、その技法がどう効果的に使われているかの説明や、それらを手掛けるクリエイターのインタビューで、表現する経緯や目的が語られる。アイキャッチではタイトルでも流れている「TECHNE」の文字や音声を軸に、こちらもテーマに沿った表現技法で放送される。また、これらの製作においてもインタビューが流れることがある。放送時期は不定期。また、5分に再構成された「プチテクネ」も同じくNHK Eテレにて放映される。
テクネ 映像の教室 – Wikipedia
企画の中心となっているのは元NHKディレクターで東京藝術大学副学長の岡本美津子さん。「デジタルスタジアム」から培った若手クリエィターとの絆を生かし映像制作の奥深さをわかりやすく伝えてくれます。
映像を使いこなすことは自分の中にある”わくわくする心”を呼び起こすことだということがわかります。好奇心が創作のエネルギーなのですね。