Canvaで作成したPDFを納品したら
「印刷時にPDFが文字化けするのでアウトライン化して欲しい」と言われたことありませんか。
Canvaで作成したPDFは文字が原因で問題が発生することがよくあります。
「アウトライン化ってそもそも何?」という人もいるかもしれませんが、大丈夫!僕も最初は「なにそれ?」って感じでした。でも、デザインをやってると 避けて通れない 重要なテクニックなんですよね。
というわけで、 初心者でもわかるように、やさしく&楽しく 説明していきます!
Canva でPDFの文字をアウトライン化する方法!初心者でも簡単にできる手順を解説
そもそもアウトライン化って何?
Canvaの問題を解決する前に、しくみをおさらいしときましょう。
アウトライン化とは、 フォントを図形データに変換すること です。
通常、PDFに含まれている文字はフォントデータを元に表示されるので、別のパソコンで開くと 「フォントがない!」 なんてことが起こるんです。でも、アウトライン化すれば フォントがなくても見た目が変わらない ようにできるんですね。
✅ アウトライン化のメリット
• フォントが変わらない!(PC環境が違っても安心)
• データを軽量化できる!(埋め込まれたフォント情報が不要に)
• テキストが編集される心配がない!(意図しない変更を防げる)
❌ アウトライン化のデメリット
• 文字の修正ができなくなる(後から編集したいときに不便)
• データ容量が増えることもある(複雑なフォントほど影響あり)
以上を頭に入れておくと、今後の作業でストレスを感じることが減ります。
CanvaでPDFの文字をアウトライン化する方法
では、さっそくCanvaを使ってアウトライン化していきましょう!手順は 超カンタン です。
【手順①】 PDFのフラット化
Canvaで作成したデザインを開きます。右上の「共有」から「ダウンロード」を選択します。メニューが現れるので「フラット化」を選びます。
実は、Canvaには 「アウトライン化」ボタンがない ので、正直「アウトライン化」できません。
でも安心してください。アウトライン化できなくても、フラット化を選ぶことで印刷所が受け入れしてくれる形にすることができます。
フラット化という機能はPDF全体を一枚の画像データとして書き出す文字化け対策です。
【手順③】 確認&エクスポート
PDFのプロパティを開いて確認します。一般のPDFには資料フォントなどのテキスト情報が含まれていますが、フラット化やアウトライン化したファイルにはそれが含まれていません。
また文字フォントを拡大すると、アウトライン化していないフォントは解像度が滑らかですが、フラット化やアウトライン化すると解像度が低下してギザギザに見えることで確認できます。
Canvaでフラット化する際の注意点
Canvaはデザインを作成する際、初期設定がWeb仕様の100dpi以下の低解像度になっています。そのためそのままで印刷するさ解像度が不足しがちです。
高品質な印刷を目的とするのであれば、初期設定段階で、キャンバスをカスタムして、実際につくりたいサイズの2〜3倍の大きさにすることが綺麗に仕上げる鍵になります。
それ以外の方法
文字データを画像化することで印刷に適した形で出力する方法はほかにもあります。
一旦PNG形式で出力し、その画像をPDFとして書き出す
右上の「共有」から「ダウンロード」を選択します。メニューが現れるので「PNG形式」を選び書き出します。画像を開いて保存から「PDF形式で保存」を選択します。
SVG形式でエクスポートする
Canvaの有料プランを利用している人は、SVG形式でエクスポートするが選択できるので、SVG形式でエクスポートましょう。SVGならCanvaで作成したフォントが図形データに変換されます。そのためアウトライン化と同じ効果が得られます。Illustratorで読み込める形式になるため印刷所に入稿可能です。
PDFの文字を選択して、ベクター化する
もう一つはPDFの文字を選択して、ベクター化する方法です。曲線ツールや画像化を使う
フラット化すると 文字の修正ができなくなる ので、 最後の仕上げ前にバックアップをとっておくのがオススメ!
まとめ
CanvaでPDFの文字をアウトライン化する方法を紹介しました!
✅ フォント崩れを防ぎたいときに便利!
✅ Canvaでも工夫すればアウトライン化できる!
✅ 修正できなくなるのでバックアップ必須!
Webデザインや印刷物を扱うなら、 アウトライン化のスキルは必須 です。Canvaを活用して、うまくデータを管理していきましょう!
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 CanvaでPDFの文字をアウトライン化する方法 を書きます。