みんなに勧められてチャレンジしたのがこのツール「AviUtl」。
AviUtlは無料なのに高機能。
私も最初は「プロ級編集ができる…!」とワクワクしました。
でもつまずくのが、「MP4で出力できない」問題です。
AVIでは出せるのにMP4がグレーだったり、エラーが出たり…焦りますよね。
でも、ちゃんと原因と解決法があるんです。
今回は「なぜMP4が出せないのか?」をリアルな視点で一つずつ解説します。
AviUtl でMP4が出力できない?リアルな解決ガイド【2025年最新版】
✅ 1. AviUtlは「MP4出力非対応」が普通。だからプラグインが必要
AviUtl本体はAVIしか出力できません。
MP4で出したいなら「x264guiEx(拡張 x264 出力GUI)」や「かんたんMP4出力」を導入する必要があります。
このプラグインがないと、そもそもメニューにMP4出力すら出てこない 。
最初に導入すべきプラグイン三選を別記事にまとめました。
✅ 2. プラグイン導入に失敗すると「出力に失敗しました」だけが表示
導入したつもりでも、導入場所やバージョンが間違っていると、
「ファイルの出力に失敗しました」だけがポツンと出て終わる…これが本当に心が折れる瞬間です 。
チェックポイント:
- x264guiEx.auo がAviUtlの「Plugins」フォルダにあるか
- 最新版を使っているか(GitHubの最新版が安心)
- プラグインは「拡張 x264 出力(GUI) Ex」としてメニューに表示されるか確認
✅ 3. 音声設定もひっかかる!44.1kHz/48kHz以外だとエラーするプラグインも
「簡単MP4出力」では44.1kHzか48kHz以外の音声だとエラーになりがち。
音が出ない、出力できない…そんなときは音声設定の見直しを。
✅ 4. 画面サイズが奇数だとMP4出力に失敗する罠も
720×481みたいに奇数が含まれるとMP4出力できません。
出力設定から「偶数サイズ」を指定するのが鉄則。
詳しい解決策は別記事にまとめました。
✅ 5. 出力設定が重すぎ・高画質すぎると落ちる or フリーズ
「高画質で出したい!」気持ちはわかりますが、
720pならビットレート3000~4000kbps、1080pなら5000~8000kbpsが無難 。
高すぎるとパソコンが重くなったり失敗しやすくなります。
✅ 6. メモリ・容量・素材の不具合も要チェック
- 書き出す際、パソコンの空きメモリやディスク容量が足りていないと途中で落ちます 。
- 素材ファイル自体が壊れていると、途中まで出力されて失敗。またはAVIで書き出して検証するしかない 。
✅ 7. セキュリティソフトが“勝手に邪魔”している場合もある
アンチウイルスがx264.exeを不審な動作として遮断すると出力できません。
例外設定を忘れずに!管理者権限で実行するのもオススメ 。
🎭 AviUtlのメリットとデメリットも知っておこう
🎥 メリット
- 無料で高品質エンコード(x264)できる
- 多くの高度な設定が可能で、自分好みの調整が可能
⚠ デメリット
- 導入や設定が多く初心者にはハードルが高い
- プラグインや設定不整合でトラブルが起こりやすい
- 設定ミスや重すぎによる出力失敗がある
🔄 まとめ:出力できないなら、ここをチェック!
AviUtlは無料で利用できますが、はっきり言ってマニア向けの編集ツールでした。車に対えるとよく見かける無料編集ソフトがオートマ限定なのに対して、AviUtlはマニュアル車。
坂道発進の技術がないと運転できないようなものです。極めたければ最低次の項目はマスターしましょう。
- プラグイン導入:x264guiExが正しくインストールされているか
- 音声・画面サイズ:44.1kHz/48kHz、奇数サイズ禁止
- 出力設定:解像度・ビットレートを常識範囲に
- PC環境:空き容量・メモリ・セキュリティ設定を確認
- 素材確認:壊れていないかAVI出力でテストも有効
この5つを押さえれば、ほぼ出力失敗の原因は潰せます。
でも、無料でここまでできるAviUtlは本当に凄い。
最初はドキドキしますが、一度環境を整えれば、まるでプロの編集者になった気分です。
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 AviUtl でMP4が出力できない?を書きます。