
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。
YouTube動画投稿に直接役立つわけではありませんが、読んでおいて損はないのが映像論をまとめた専門書です。フィルムアート社から出版された「ストーリー」は脚本家を志す人にとっては底本ともいえる脚本論です。
私たちはよく「オリジナリティ」とか「クリエィティブ」といった言葉を吐きますが、よくよく見るとどんな作品も、それ以前に世に出た作品の影を引きずっているものです。
ハリウッド映画の脚本にしても同じこと。観客の心をつかむ脚本や構成は普遍的な型の上に成立しているというのです。
ストーリー ロバート・マッキーが教える物語の基本と原則

脚本家が習得すべき「技巧」とは具体的には何なのかといえば、まず「普遍的な型」だと著者は言います。
ブックレビュー『ストーリー ロバート・マッキーが教える物語の基本と原則』(1)|中川千英子(脚本家)|note
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私たちがつくる投稿動画はほとんどは、予算や人、機材の面から見るとプロの映像作品にかないません。しかし、設計図にあたるストーリーに限ってみると才能や努力があればなんとかなりそうな気になります。
未来の脚本家をめざす人だけでなく、映像を楽しむすべての人にとって映像作品の楽しみを広げてくれる教科書なのかもしれません。