ジンバルカメラで撮る街歩きクリップ【動画有】

フルタニ
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。

今日も速攻で街を歩き5分の映像クリップを作りました。

撮影に使った機材はDJI OSMO POCKET(¥ 44,900)だけ。

このカメラにはジンバルという防振装置がついているので映像がブレずにぬるっとした絵が簡単に撮れます。

映像を元に構成のツボをおさらいします。

時間に十分余裕を見よう

桜を訪ねて駅から七百メートル離れた川べりの公園まで歩く企画です。

出発点から終点までの距離は800メートル。

この道のりをカメラマン自身が旅人となり道草しながら進んでいきます。

企画自体は単純ですが、それだけで時間をもたせることはできません。

期待を持っていただくためには中身が大切です。

撮影しながら気になる風景があれば近寄って確かめます。

現場でしか出会えないような出会いや発見があれば、カメラを固定してしっかりクローズアップを撮ります。

撮影しながら映像クリップの中でどのように展開するかもあわせて考えると時間はあっという間に過ぎていきます。

終点の多摩川に到着するのに1時間かかりました。

ジンバル付きカメラは街歩きに欠かせません。

改めて感じたのは防振装置です。あると映像がなめらかになります。

そのため揺れを気にせず画面に集中できるのがメリットです。

紀行風の映像クリップはポイントを押さえて撮影すれば、比較的簡単に作品にできます。

しかし簡単に撮れるからと言って無計画に撮影を始めるとたいへん。

編集段階で苦労が待っています。撮影を始める前に計画を立てておくのが無難です。

ルートを設定しよう

まず考えるのは狙いです。googleマップをみながら撮影ルートを計画します。

映像クリップの長さをおおよそ決めてから、撮影ルートを眺めイメージを膨らませます。

長尺の番組を作るわけではありませんが、5分間視聴者を引っ張るには飽きさせない工夫が必要です。

地図を見て頭に浮かんだのは、満開の桜を探しながら歩いてみたらどうだろうという漠然としたアイデアでした。

ちょうど撮影のタイミングは桜が満開。絵的にもタイミング的にも申し分ありません。

しかし、地図だけでは桜のありかはわかりません。とりあえず起点と終点を決めて、その中間地点に桜のありそうな中間点を置くことにしました。

起点と終点は歩いて行ける距離がベスト。その条件を元に候補に登ったのが東急大井町線上野毛駅から多摩川までの直線道路でした。

この道路は幹線道路ではないので往来も激しくなさそうです。幹線道路は道幅が広すぎる上生活感がないので絵的につまりません。

https://info.system5.jp/whatsnew/archives/89918?topLargeBanner_pc

道中でお宝を二つ発見する

起点となる駅の映像。場所がどんなところか一目でわかる広い絵を15秒程度動かさずにしっかり撮ります。

撮影中は時間が経つのが遅く感じられます。編集段階では止まった映像に場所やタイトルのスーパーが乗る場合があります。

頭の中で数を数えて止めた絵を撮ります。

歩き出したら基本は脇目を振らず進行方向に向けた映像を撮ります。

いくら長時間撮っても編集で短くつないだものに薄くディゾルブをかけると繋がるので気にせず歩きます。

道中、事前に地図で確認した撮影ポイントや、現場で発見した絵的に面白いものがあったら、脇目を振りましょう。

注意するのは、一旦脇目を振ったらしっかりその対象を撮ることです。

振ったカメラをしっかり止めて心の中で五つ数えます。数え終わるまでカメラを動かさないことが編集でうまくつなげるコツです。

撮っているうちに素材から”現場でなければ見えないオーラ”を感じることがあります。

この映像クリップでは用水路のような側溝に張り出した満開の桜と水音、それに公園で発見した長寿の一本桜です。

前者は散り際の桜が水辺に描き出す花筏を連想させます。後者は子どもたちが植えた桜が伐採の危機を乗り越え地域に愛される存在になったとという物語です。

クリップを見た人がその人なりの想像力を働かせることを余白と言います。その余白を画面上に構成することが制作者のこだわりとなって、映像クリップに命を吹き込みます。

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お宝はアップで撮ろう

お宝を撮影するとき注意するのは、クローズアップの撮り方です。

ジンバルカメラはカメラズームの機能がありません。編集で無理やり拡大する方法もないことはありませんが、撮影段階で頑張った方が仕上がりにインパクトが生まれます。

インパクトとは、制作者の熱量をさします。カメラをできる限り撮影対象に近づけて舐め回すように撮ります。

アップを撮るというのはカメラワークだけではありません。

人物の魅力的な”喋り”もお宝の一つです。取材していて心に響くようなシーンに出くわしたら、絵や音、動きなど一歩踏み込んだカットを撮ることを目指しましょう。

まとめ

街歩き風の映像クリップはYouTube上でも盛んにアップされています。撮影者にとってはありふれた光景であっても、その場所に興味のある人はどこかに必ずいます。

NIPPON WANDERING TVもその一つ。都会の雑踏を撮っただけの映像ですが、視聴回数は何万件もある映像クリップがゴロゴロあります。

実はこの映像の説明は英語になっています。世界中の人が見られるようにされているため視聴者の母数が格段に大きいことが回数の差になって表れています。

撮影する場所にしつこくこだわり、撮影者でしか発見できない情報にこだわることが新たな価値を生みだす秘訣です。

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ABOUTこの記事をかいた人

元テレビ番組制作者。再就職→窓際→WEBコンテンツ制作で復活。64歳にして動画制作に自分の価値を見いだしました。目指すのは地域に根ざした"伝える系"の動画制作です。スキルアップと感謝の気持ちを持ちながら楽しく生きていきます。編集のお手伝いも始める予定です。