「なんでiMovieには”画面分割”のボタンがないの!?」
初めてiMovieを触ったとき、私も思いました。
「なんでこんな基本機能が無いんだ…?」って。
テレビのワイプや、TikTokのコラボ動画、インスタの比較映像など、上下左右に分割されたマルチ画面って、今や当たり前じゃないですか。
でも、iMovieには“4分割”ボタンなんて存在しない。
ただし、ご安心ください。
工夫すれば、ちゃんと作れます。
この記事では、iMovie(Mac版)を使って2画面・3画面・4画面を上下左右に分割する方法を解説します。
iMovieで上下左右に画面分割する方法|2画面・3画面・4画面までしっかり解説
iMovieで画面分割する基本の考え方
iMovieには「スプリットスクリーン(Split Screen)」という機能があります。
これは2つの動画を左右または上下に並べるための機能。
やり方はこうです:
- iMovieを起動し、新しいプロジェクトを作成
- タイムラインに1本目の動画を配置
- 2本目の動画を“上に”ドラッグ&ドロップして「オーバーレイ」状態に
- 動画を選択し、「ビデオオーバーレイ設定」で「スプリットスクリーン」を選択
これで、左右または上下に2分割の画面が完成!
✅ 2画面のメリット
- 比較動画が簡単に作れる
- TikTokやInstagramのリアクション動画に最適
- 編集がシンプルで初心者向き
⚠️ デメリット
- 配置は「左右」または「上下」の2択のみ
- 境界線や余白の調整ができない(自由度は低め)
じゃあ3画面や4画面はどうするの?
ここからが、ちょっと工夫が必要になります。
▼ 方法1:Keynoteで画面分割の「枠」を作る
- AppleのKeynoteで**画面分割のテンプレート(PNG画像)**を作る
- それをiMovieに読み込み、「背景」として使用
- 各動画をタイムラインに配置し、「ピクチャ・イン・ピクチャ」モードで配置
- サイズ・位置を手動で調整して、分割レイアウトを完成させる
これで、3画面でも4画面でも、自由自在に!
▼ 方法2:事前に分割済み映像を用意する(上級者向け)
Final Cut ProやDaVinci Resolveなど、より自由度の高いソフトで事前に分割動画を作成し、それをiMovieに読み込むという手も。
ただしこれは、手間がかかるし、iMovieの外に出てる時点で本末転倒。
やっぱり、Keynote併用がいちばん現実的かもしれません。
実際にやってみた感想
正直に言うと、「めちゃくちゃ面倒」です(笑)。
Premiere ProやCapCutなら3クリックでできるのに、iMovieではマウスと根性が必要。
でも、無料で、しかもMacに最初から入ってるアプリでここまでできるって、冷静に考えてすごくないですか?
「今あるものでなんとかする」って、映像制作の基本でもあるんですよね。
iMovie画面分割編集のコツ3つ
- 画面比率を固定しよう 分割動画は比率が合ってないとズレて見えます。あらかじめ16:9や1:1などに統一しておくのがコツ。
- 動画の頭をそろえる 複数の動画を同時に再生させるなら、スタート位置を合わせておかないとカオスになります。
- 音声は1本に絞ろう 3画面同時に音が出たら地獄です(笑)。必要な音以外はミュートに。
【よくある質問】iPhone版iMovieでもできる?
残念ながら、iPhone版のiMovieでは複数画面分割はできません。
iPhone版は「ピクチャ・イン・ピクチャ」すら非対応です(2025年7月時点)。
そのため、画面分割をしたいならMac(PC)版一択です。
iPadをお持ちの方は、iMovieではなく「CapCut」や「LumaFusion」を検討するとよいでしょう。
まとめ|iMovieで画面分割は「根気」と「工夫」
iMovieは一見シンプルですが、工夫次第でかなり凝った編集が可能です。
「無いなら作る」精神こそ、初心者から抜け出す一歩。
分割動画をマスターすれば、企画の幅が一気に広がります。
たとえば──
- 映像比較(ビフォーアフター)
- 旅行Vlogの複数アングル
- リアクション系動画
- ダンスのコラボ投稿
- 一人多役の寸劇(笑)
すべて、分割編集で魅力的に!
MacとiMovieがあれば、あなたも今日から「画面分割職人」になれるかもしれませんよ。
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。iMovie で上下左右に画面分割する方法を書きます。