動画編集は 副業 で稼げ【経験則】

編集スキル
フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 副業 を書きます。

動画編集で稼げるかという質問です。
結論から言うと「稼ぐことはできます」ただし単価は安いかもです。

動画編集のハードルは低い

動画編集は編集ソフトやアプリがあれば誰でもできる時代です。
映像業界で働くレベルを目指さなければ技術の習得も割と簡単です。

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ネットを探すと「簡単に稼げ」そうな気持ちになります。

なぜなら、技が簡単に身につくから。

例えば、カット編集、テロップ入れ、BGM付けなど。
編集ソフトによってはトランジションと呼ばれる場面転換もできます。
やろうと思えば画面の着色なども自動で簡単にできます。

プログラミングのようにスクールに通わなくても、簡単な編集作業だったら請け負って稼ぐことはできます。

需要は増えている

動画編集が稼げるのは、単純に編集作業を依頼する人が増えているからです。

動画で稼ぐビジネスのシンボルがユーチューバーです。
素人だけでなく自分の芸を持つプロのタレント。知識や能力を持った専門家。あらゆる世代の人たちが続々ユーチューバーとして活躍し始めました。
動画を投稿する人が増えたことで、ユーチューバーにも競争が生まれています。

「手間のかかる編集は人に任せ、自分はもっと付加価値を生み出すシナリオ作りに時間を割く」

というように、外注化の傾向が強まっています。この外注化の流れはしばらく止みそうにありませんので、この流れにしがみつくのです。

いわば課金ゲームにおける道具屋商売のようなものかもしれません。ともあれ一攫千金を夢見るユーチューバーにしがみつくことで稼ぐことができます。

分業に向いている

動画編集は環境さえ整えばどこででもできる仕事になりました。

通信環境があれば大量の動画データも瞬時にやりとりができます。

  • クラウドワークス
  • ランサーズ 
  • ココナラ

仕事の受発注はクラウドソーシングサービスを探せばいくらでも見つかります。
得意な技を生かしたい。余った時間をもらいたい。

分業して動画を作りたいと言う思惑が一致して、動画編集と言うビジネスが拡大しているのです。

動画編集は本業の隙間を使ってする副業にもうってつけの仕事です。

実際、私がクラウドソーシングサービスに登録したところ1週間で2件を受注し1万円の報酬を得ることができました。

クラウドソーシングは日本最大級の「クラウドワークス」

ランサーズ | 日本最大級のクラウドソーシング仕事依頼サイト

ココナラ – みんなの得意を売り買い スキルマーケット

デメリットあります

放送局の編集や商業広告の編集のように高度な技術が必要なジャンルはありますが、動画編集は簡単に技術を学べ仕事も手に入るイージーな仕事の一つになりました。
動画編集の世界にもデメリットがあります。それは競争相手が増えはじめていることです。

動画編集の価格競争が始まっている

動画編集という技を持っていても希望する仕事を見つけるのが超大変なのです。

そこんところをほかの記事はあまり詳しく伝えてくれません。

いろいろ調べてみると平均的な仕事の実態はこんなものだということがわかってきました。

編集にかける時間以上に手間がかかるのは営業です。必死に営業して得た案件が月7万5千円だったとしたらどうでしょう。ちょっと悲しくなります。

クラウドソーシングサービスを見てみましょう。

編集単価が低い仕事が目に付きます。
一本五千円と言うのが通り相場とも言われていますが、時給に換算すると千円にも満たない依頼もあります。

依頼をするのは動画投稿を始めたばかりの人です。
仕事の内容は誰でもできるカットレベルの簡単な編集が中心です。
実力あるユーチューバーの作品を見ればわかるように、編集も高い水準が保たれています。

テロップの大きさや形、タイミングなど、どれ一つとっても素人編集の比ではありません。

単価の高い仕事を手に入れるためには、動画編集の技術を磨いて認められなければなりません。
割のいい仕事を探すには、人から抜きん出たものがないと勝負にならなくなっているのです。

「稼ぐことはできます」ただし単価は安いかもという理由はここにあります。

ここをスタートラインに顧客を開拓していけばいいのですが、ある程度安定するまでは時間もかかりそうですね。

動画編集、仕事の探し方

「動画編集で食べていきたいけど、安い仕事しか見つからない。だから永遠に浮かび上がれない」そう思う人が多いかもしれません。しかし、それは大きな誤解です。

たしかに動画編集は参入ハードルが低く価格競争に巻き込まれやすい面があることは事実です。

しかし、仕事の探し方はクラウドソーシングだけではありません。
編集単価は編集スキルに見合うものです。
高い技術を求める依頼者は確実に存在します。

依頼者が求めるものはアニメーションのような高度な編集技術だったり、企画の意図を汲んで構成するスキルであったり、正確な納期だったりと様々です。
付加価値の付いた編集スキルを求める依頼者は確実に増えているのです。

「編集単価を上げたい、納得のいく編集がしたい」と思うのなら、そうした依頼をする人を探し出せばいいだけです。
動画制作という仕事はゼロから価値を生み出す仕事です。

価格競争になじまない編集をしたいと思うのなら依頼を待つより打って出るしかありません。

仕事はコネで掴む

ではどうやって仕事が決まるのか。

例えば放送局の編集の場合。編集作業は番組ごとの契約です。
番組が完成すると編集マンは仕事にあぶれます。

困らないのは、次の仕事が個人指名で飛び込んでくるからです。
デザイナーの中には、経歴や作品集(ポートフォリオ)を大切にしている人が多くいます。

ポートフォリオは自分の実績を見える形にしたカタログです。
いずれのケースも評価のポイントは信頼と評判であることに変わりはありません。

「こんな仕事があるけど、いい人いない」と言うところから求人は始まります。

その情報は事情通のネットワークの中で伝わります。ネットワークの中で見つからなかったとき初めて外の人にも伝わります。

名前と実績で情報の価値は決まるため、仕事の中身と価格は適正値に落ち着きます。

大切なのはネットワークに認知されることです。
自分の編集技術を高く買ってもらうためには信頼と評判を高めるしかありません。

ツイッターでつながる

信頼と評判といわれても、はじめたばかりで経験もコネもないという人は困りますよね。
そんな人に教えたいのがベテランの動画編集者が使う手口の一つです。
ツイッターです。
検索欄に「#動画編集募集」と打ち込むと、動画編集の仕事依頼をまとめて見ることができます。
クラウドソーシングと違うのは、ツイッターの方が依頼者の素顔がよりくっきり見えることです。
依頼する動画の詳細や制作条件、依頼者の素性などかなり書き込まれていることが多いのは、ツイッター発信そのものが信頼に支えられているからです。
依頼者の立場に立つとよりわかります。
動画制作は無から有を生み出す仕事です。
単純作業ではなく価値の創造と言い換えることもできます。
相手の考え方を理解し解決策を提案して行くことが最優先されるからです。考え方や腕前、経験が見えていた方が安心できるのは当たり前です。
知り合いの編集者の中には、ツイッター経由で仕事を探したほうが安心できると言う人もいます。

初心者のしのぎ方

動画編集を仕事として進めていきたいと考えているならやるべきことは二つあります。
一つは信頼を形にすること、もう一つは長期的な視点を立てることです。
信頼を形にするとは、自分の実績を作ることです。
制作単価は高くなくても自分の実績としてポートフォリオに書けるような動画を数多く受注することです。
納期や仕上げ、演出力など数をこなしながら身につけていくことを優先しましょう。
長期的な視点を持つことは手段と目的をすり替えないようにするためです。
この二つの目標をしっかり持っていれば、継続的に仕事を依頼されることも増えてきます。持続的な収入を得る手段が見つかれば、心理的にも安定し、目先の仕事がいくら安くても展望が見えてきます。

動画編集の仕事はひとつとではない

動画編集で稼ぐ道は編集作業の委託作業だけではありません。
動画の持つ意味は「その動画を作りたい、人に何かを伝えたいという」人の思いそのものです。

伝えるための方法として編集技術に価値があるのです。
例えば、編集技術そのものを教えるチューターとしての仕事や、情報や商品などの価値をニュースや広告づくりに編集スキルを生かすことなど。

正業として仕事にするのはリスキーですが副業として経験を積むには格好な仕事があります。

誰もが見過ごしてしまっていた価値に気がつくこと。伝えること自体に目を向けると、編集技術の価値は広がります。