自動文字起こし 使えるソフトVrewがおすすめ【感想】

フルタニ
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。

番組ディレクターが嫌がる非生産的な仕事は字幕テロップ入れです。

耳に入ったセリフを日本語に直す作業は日本語さえわかればサルでもできるんじゃないかと呪ったほど制作者にとっては単純労働です。

自動化すると時間を他のことに回せます。便利なサービスが見つかれば即導入しましょう。ということで導入すべきソフトをご紹介します。

「Vrew」(ブリュー)とは

「Vrew」は自動字幕生成ソフトです。

パソコンにインストールして使います。

こんな字幕の動画があっという間にできちゃいます。

動画編集者の間でも話題になっています。

【無料】動画に字幕を入れるのに「Vrew」がめちゃくちゃ便利だった【文字起こし】 | おとたべ

評価のほどがわかります。

公式サイトから無料でダウンロードできます。早速導入しましょう。

Vrew

使い方

起動すると編集画面が現れます。この画面に字幕を表示したい動画を読み込んで使います。

編集画面は台本や絵コンテそっくりなレイアウトになっています。編集ソフトではおなじみの横に長いタイムラインを切ったり貼ったりするのではありません。

基本画面は左にサムネイル化された映像、右半分に文字が並んだブロックが並びます。

文字部分は上下二段に分かれています。上は音声の元データ、下は表示用の字幕です。

上の列の文字を修正すれば字幕も修正されます。

サムネイルごとに区切られた行は編集ソフトが独自に判断して分割したものです。そのため文脈をまたいで分割点が打たれる部分もありますが、分割点は行ごと削除したり入れ替えたり自由に変更できます。

データは字幕つき動画(1920×1080)として書き出すことができます。使用する環境により変わりますが、私の場合は素材尺程度の時間がかかりました。

書き出し例 輪郭付きの字幕はデフォルト仕様

見た目の調整も可能で、フォントや大きさを変えたり、影を落としたりすることもできます。


テキストデータや「Premire Pro xml」「Final Cut Pro xml」「Davinci Resolve xml」「透明背景の字幕付き動画」「音声ファイル」としても書き出せます。

操作手順

字幕にしたい動画を用意します。動画によっては一度エンコードする必要がある形式もありますが、「Vrew」の指示に従います。

  • 素材動画をパソコン内のアプリに読み込む
  • アプリ側では素材がmp4に変換される
  • 変換したデータは自動でクラウドに送られ、AIでテキストに起こされ翻訳される
  • 翻訳された文章はパソコン内のアプリに戻され表示される
  • 表示された内容は編集が可能で、内容は字幕として動画に表示される

字幕を動画に貼り付けるのは終盤の作業です。つまり、Premiereなどの編集ソフトで絵をつないで尺にしたあとで字幕をつけるという手順が一番合理的です。

逆に、中継録画のように字幕を付けた後に字幕ごと編集する場合もあります。その場合は「Vrew」の中で字幕データまで作っておいて、動画に書き出さず、プロジェクトファイルを編集ソフトに渡してバトンタッチする方法もあります。

その時便利なのがXML形式です。

Davinci Resolve xmlとは

XML(eXtensible Markup Language)ファイルとは、種類の異なるソフトウェア間でデータを交換するための形式です。Davinci Resolve xmlもそのひとつ。Vrewは編集ソフトごとに特化した形式で情報を提供してくれるのです。

DaVinci ResolveはほかのソフトでXMLで書き出されたプロジェクトファイルを読み込むことができます。

DaVinci Resolveを新規プロジェクトを開き、エディットページで「ファイル」→「AAF、EDL、XMLの読み込み」を選択します。Vrewが作ったXMLを読み込むことができます。

使用した感想

Vrewのメリットをまとめます。

  • 無料
  • 動作が軽く変換精度が高い(気がする)
  • 操作方法が簡単
  • パソコンにインストールして使う(win、mac対応)

デメリットは

  • 動画を切り貼りする編集は無理
  • フォーマットによってはそのまま取り込めない動画がある
  • エンコードに時間かかかる

動画の音声を字幕に変換する方法には、Googleドキュメントを使う方法があります。こちらは設定が必要なので導入にはひと手間必要です。

日本語変換精度は「Vrew」の方がやや上といった印象ですが弱点もあります。こちらはうまく変換できない例。

外国人の会話など日本語として認識されないものの変換は苦手のようです。

外国人のインタビューは誤変換される

一時導入するとパソコンで再生したあらゆる音声データを、あらゆる言語でテキストデータとして書き出してくれるGoogleドキュメント。

いったんアプリに取り込んで動画編集に特化して変換してくれる「Vrew」。

用途に応じて使い分けたほうがより効率的に作業が進むような気がします。




ABOUTこの記事をかいた人

元テレビ番組制作者。再就職→窓際→WEBコンテンツ制作で復活。64歳にして動画制作に自分の価値を見いだしました。目指すのは地域に根ざした"伝える系"の動画制作です。スキルアップと感謝の気持ちを持ちながら楽しく生きていきます。編集のお手伝いも始める予定です。