トークの字幕起こしはたいへんですよね。
救いの神として知られるのが翻訳サービスVrew。
Vrewで変換した字幕データを編集ソフトにxml形式で読み込ませることで時間の無駄が省けます。
失敗しない取り込み方法をまとめました。
Vrew で変換した字幕データを取り出す
手順は以下の通りです。字幕を作りたい動画ファイルをVrewに読み込ませます。
Vrewはいったん変換用の動画をつくり、その動画を音声分析して字幕データをつくります。
この字幕データはテキストや編集ソフト用データとして取り出すことができます。
Premiere Pro xmlをクリックすると選択画面が現れます。
任意の場所にいったん保存します。
後で修正が見込まれる場合は改行せずにシンプルな形で書き出した方がいいかもしれません。
字幕データをPremiere Proにインポートする
Premiere Proを起動し、編集画面を開きます。
Vrewでつくった字幕データを取り込むのは[ファイル][読み込み]と進み、Vrewで生成されたXMLファイルを読み込むだけです。
すると、プロジェクトウィンドウに、映像と音声ファイルがインポートされます。
ファイルはxmlファイル形式なので、ここでのテキストの修正はできるけれど面倒ですね。
タイムラインに乗せると編集前の動画に上乗せされた形で字幕データが表示されます。
映像ファイルをクリックすると字幕部分と映像部分を分離することができます。
字幕は修正することができます。
タイムライン上の字幕部分をクリックすると、プレビューモニターの字幕部分が赤枠になり編集できるようになります。
文字の修正や段落分けは画面から。
サイズやフォントの変更、色の変更などはエフェクトコントロールから行うことができます。
字幕データをDaVinci Resolveにインポートする
変換のやや時間がかかりますが、やがて[fcpxml]ファイルが生成されるので適当な場所に保存します。
DaVinci Resolve17を起動し[fcpxml]ファイルを読み込みます。
初心者が迷うのがどこから取り込むのがわかりにくいこと。
DaVinci Resolveにはxmlファイルの受け入れ口がいくつもあって迷います。
正解は[ファイル][読み込み][タイムライン・・・]をクリックして
(.aaf/.edl/.xml/.fcpxml/.drt/.adl)のファイル形式を選択すること。
するとxmlのロード画面が現れるので、初心者はわけわからないので飛ばしてOKを押すと。
編集画面に元画像と字幕データが現れました。
字幕は「テキスト」で生成されています。
「テキスト+」で使いたい人は別途手作業で作り込むことになります。
補正や加工は編集画面右上のインスペクタからできます。
注意点
字幕データは別ファイルになっています。
そのまま書き出すと字幕がぬけ落ちてしまうことがあります。
[レンダー設定]を最下段まで辿り[字幕の書き出しの設定を[ビデオに焼き付け]を選択して書き出しましょう。
復習
Vrewを使って字幕変換するには、
- ①変換する動画を完成する。
- ②完成した動画をいったん動画ファイルとして書き出す。
- ③書き出した動画ファイルをVrewに読み込ませ、字幕ファイルxml形式で書き出す。
- ④ふたたび編集ソフトを起動しxml形式のファイルを読み込む。
- ⑤完成した動画上のトラックに字幕部分を加える。
という流れになります。
字幕の内容修正が必要なら、⑤の作業の中でコツコツおこなうことになると思います。
Vrewには、テキストだけテキスト形式で抜き出す機能もあります。
このデータをワープロなどで修正し、一枚一枚テロップをつくることも可能。
どちらが自分にとって楽かは作業量を見比べながら選べます。
まとめ
トークの字幕起こしは動画編集者にとって時間泥棒のような不毛の時間帯です。
その無益な作業を救ってくれるのが字幕変換ソフトVrew。
訂正の手間はゼロではありませんが、耳で聞いてキーボードに起す作業をに比べるとストレスはかなり減るはずです。
初心者が爆速でスキルアップしたい。動画編集を将来の仕事にしたい。というのなら独学ではなくスクールで学ぶのが一番早いです。
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 動画【キーワード】を書きます。