ゆっくり 初心者でも簡単! VOICEVOX を使った動画制作の手順

フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 VOICEVOX を書きます。

無料で高品質な音声合成が可能なツール、VOICEVOX。その使いやすさと豊富な声の種類から、動画編集やコンテンツ制作で活用する人が増えています。

本記事では、VOICEVOXを使った動画制作の基本手順と、魅力的な音声を作るためのコツを初心者向けに解説します。

初心者でも簡単! VOICEVOX を使った動画制作の手順

VOICEVOXとは?

VOICEVOXは、2021年にリリースされた無料の音声合成ソフトです。

特徴として以下が挙げられます:

標準で約30種類の音声モデルを搭載し、公式エンジン「VOICEVOX Nemo」を導入すれば約40種類に拡張可能。

商用利用も無料(利用規約とクレジット表記が必要)。

• 声のアクセントやイントネーション、話速や音量まで細かく調整可能。

• 歌声合成にも対応。

公式サイトから簡単にダウンロードでき、初心者でも短時間で使い始められます。

VOICEVOXは音声合成ソフトなのでこのソフト単体では動画は作れません。動画にするにはキャラクターの生成と、動画編集という作業が必要です。

VOICEVOXの基本操作

VOICEVOXにはWindows版とMac版の2種類があります。それぞれ下記の公式サイトからダウンロードできます。

使い方 | VOICEVOX

1. ダウンロードとインストール

1. VOICEVOXの公式サイトからソフトをダウンロードします。

2. インストーラーを起動し、画面の指示に従ってインストールを完了します。

3. 警告が出た場合は公式サイトのFAQを参考に対応してください。

2. 音声を作成する手順

VOICEVOXにはテキストを読み上げてくれるキャラクター声がいくつか登録されています。

1. キャラクターを選ぶ

ソフトを起動後、画面上部に表示されるキャラクターアイコンから好きな声を選択します。

2. テキストを入力する

喋らせたい文章をテキストボックスに入力します。短いフレーズから始めるのがおすすめです。

3. 音声の確認と調整

再生ボタンを押して音声を確認し、不自然な部分があれば調整します。

4. 細かい調整

アクセント・イントネーション: 読み方や抑揚を編集。

長さ: 音節の長さを調整して自然なリズムを作る。

話速・音量: 会話の速さや音量を設定。

音高・抑揚: 声の高さや感情表現を微調整。

5. 音声データをエクスポート

完成した音声をファイル形式(WAVなど)で保存します。

VOICEVOX自体には音声合成の機能が中心ですが、以下のような方法でキャラクターのアニメーションを作成することが可能です。

キャラクターのアニメーションを作成する方法

キャラクター動画の作り方

ダウンロードしたデータはPhotoshopデータとして保存されているため、Photoshopで開いて好みのポーズごとにPNGファイルとして画像にします。

編集ソフトを起動して、音声データと画像データを読み込みます。

アニメーションは音声データにあわせてキャラクターを動かすことでリアルな印象を作り上げます。

編集にあたっては音声をよく聞きながら、キャラクターのクリップを並べます。

キャラクターボイスに沿ってキャラクターの立ち絵が喋るようなアニメーションが完成します。

ゆっくりムービーメーカーを使った「ずんだもん」動画の作り方

ずんだもんは人気の音声キャラクターで、可愛らしい声と見た目から多くの動画で使われています。この記事では、無料で利用できる「ゆっくりムービーメーカー(YMM)」を使って、ずんだもんの声を活用した動画の作成手順を初心者向けに解説します。

準備するもの

1. ゆっくりムービーメーカー(YMM)

ゆっくりMovieMaker4 | 饅頭遣いのおもちゃ箱

公式サイトから最新版をダウンロードしてインストールします。

ゆっくりムービーメーカー公式サイト

2. VOICEVOX(ずんだもんの音声)

VOICEVOXは無料で使える高品質な音声合成ソフトです。

VOICEVOX公式サイト

ダウンロードして「ずんだもん」を選択できるようにしておきましょう。

3. 画像・動画素材

ずんだもんのイラストや背景画像、動画を用意します。

フリー素材サイトを利用するか、自分で作成してください。

VOICEVOXに同梱されたキャラクターボイス「ずんだもん」には、この音声キャラクターに対応する二次創作キャラクター画像が多数存在します。

キャラクターの画像は「立ち絵」と呼ばれ、それぞれアップロードされています。複数枚用意すれば動きのあるアニメーションを作ることができます。

VOICEVOXで音声をつくり、別途用意したキャラクターの画像データを編集することで簡単なアニメーションを合成することができます。

ずんだもん立ち絵(ニコニコ静画) https://seiga.nicovideo.jp/seiga/im11…

四国めたん立ち絵(ニコニコ静画) https://seiga.nicovideo.jp/seiga/im10…

すんだもん等のキャラクターの立ち絵データを配布サイトの規約を読んだ上でダウンロードしましょう。

編集手順

1. VOICEVOXで音声を作成

1. VOICEVOXを起動し、「ずんだもん」を選択します。

2. 喋らせたいセリフを入力します。

3. 再生ボタンで音声を確認し、必要に応じて以下を調整します:

• アクセント

• 話速(話す速さ)

• 音高(声の高さ)

4. 納得のいく音声が完成したら、「音声を保存」ボタンをクリックしてWAVファイルとして保存します。

2. ゆっくりムービーメーカーに素材を取り込む

1. YMMを起動します。

2. 音声の追加

• メインウィンドウ下部の「セリフ」タブを選択。

• 「新規アイテム」から「音声ファイルを追加」をクリック。

• 先ほどVOICEVOXで作成したWAVファイルを読み込みます。

3. キャラクターの設定

• 「キャラ素材」タブを開き、ずんだもんの画像を追加します。

• 必要に応じて、口パクや表情の変化用の差分画像も設定します。

3. セリフとアニメーションを同期

1. セリフのタイミング調整

• セリフのテキストを入力し、音声の再生タイミングを調整します。

• 音声波形を見ながらセリフ表示時間を設定すると自然に仕上がります。

2. キャラクターの動き

• セリフに合わせて、ずんだもんの画像に動きを付けます。

• YMMの「モーション編集」機能を使い、簡単なスライドや拡大縮小、回転を追加可能です。

4. 背景やエフェクトの追加

1. 背景画像の設定

• メインウィンドウの「背景タブ」で、シーンごとに背景画像や動画を設定します。

2. エフェクトの追加

• 「エフェクト」タブから、画面の動きを強調するアニメーションや装飾を選んで配置します。

• 例:キラキラエフェクト、ポップな文字演出など。

5. 動画を書き出し

1. プレビュー確認

全体をプレビューし、セリフや動きが自然に連動しているかチェックします。

2. 動画として出力

• 「ファイル」→「動画の書き出し」を選択。

• MP4形式などで保存することで、YouTubeやSNSで共有可能です。

ポイントと注意事項

1. ずんだもんの素材利用規約

VOICEVOX公式が提供する素材や音声を商用利用する際は、クレジット表記や利用規約の確認を忘れずに。

2. キャラクターの表情を豊かに

ゆっくりムービーメーカーでは、キャラクターの表情差分を活用することで、動画の魅力がアップします。

3. シンプルでもOK!

初心者はまず短いセリフやシンプルな動きからスタートし、少しずつ演出を加えていくと良いでしょう。

ゆっくりムービーメーカーとVOICEVOXを使えば、ずんだもんを活用した可愛い動画を手軽に作成できます。初めての方はこの記事を参考に、ぜひチャレンジしてみてください!

VOICEVOX おすすめの使い方例

教育系動画: 簡潔で聞き取りやすい声で解説を追加。

商品紹介動画: 抑揚をつけた声で興味を引きつける。

エンタメ動画: 多彩な声を使い分けて楽しい雰囲気を演出。

まとめ

VOICEVOXは、初心者からプロまで幅広く使える音声合成ツールです。無料でここまで高機能なツールは少なく、動画制作において強力な助っ人となります。ぜひ、このガイドを参考に、VOICEVOXを活用して魅力的なコンテンツを作成してみてください!

公式サイトリンク: VOICEVOX公式ページ