OSMO POCKETで信号やイルミネーションを撮影していてチラつきに悩んだことありませんか。実はこれ簡単に防止することができます。
チラつきはフリッカーと呼ばれていて、これは電源周波数が50ヘルツの場所でおきる現象です。
といっても初めての人はわかりませんよね。解説します。
フリッカー(チラツキ)はなぜおきる
交差点の信号はLED電灯です。
肉眼ではわかりませんが、高速で点滅を繰り返すことで光って見えます。
点滅の周期はその地域を流れる電流によって変わります。
一方、カメラのシャッターも高速で動作しています。
交差点の信号とカメラのシャッターが同期してしまうと、人間の目では見えない点滅が見えるようになるのです。
これがフリッカーと呼ばれるチラつきの原因です。
OSMO POCKET の問題点
OSMO POCKETのシャッタースピードは自動設定になっています。
そのためAUTOで撮影するとシャッタースピードが1/8000秒に自動的にセットされます。
このシャッター速度が周波数が50ヘルツで動作する交差点の信号と同期してしまうのです。
ちなみに西日本の電源周波数は60ヘルツなので影響は出ません。
解決策
フィルターで露光量を減らすことでシャッタースピードを下げる方法です。
ND32を付けるとシャッタースピードは1/400秒に落ちてフリッカーが出るのを抑えることが出来ます。
フレームレートを変更する
周波数が50ヘルツで動作する地域にお住いの人は、フレームレートを30Pにしてシャッタースピードを50分の1にする。
もしくはフレームレートを24Pにしてシャッタースピードを25分の1か50分の1にすることで軽減できそうです。
- ISO感度を800にして明るい映像を選ぶ
- ISO感度を400にして暗い映像を選ぶか
- それともシャッタースピードを固定してISO感度をAUTOにして撮影するか。
回避する方法はこのうちのどれかのどちらだと、この動画では結論付けています。
設定方法
OSMO Pocketをスマホに接続して、スマホの設定画面を表示します。
アドバンスモードでシャッタースピードを50分の一に固定した上で、画面を見ながら明るさをプラスかマイナスを操作しながら露出補正します。
明るさは微調整できるのですが画面を固定していないと露出が大きく変動するので注意が必要です。
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