
プロ並みのデザインを専門の知識もなし、編集ソフトも使わずに作りたいと思っている人はいませんか。
そんなライトユーザーにお勧めなのが。無料で使えて好みのデザインが簡単につくれるフリーサービスCanvaです。
目次
Canvaとは

Canvaについては「無料で使えるウェブツール」で紹介しました。KDDIウェブコミュニケーションズとオーストラリアに本社を置くキャンバ(Canva, Inc.)が2017年に日本語版をリリースした無料クラウドデザイン作成サービスです。
メリットは次の通りです。
- 無料ではじめられる
- アプリをインストールしないで使える
- 急に作業が必要になった時、普段のPCが使えない時などに重宝
- テンプレートに必要な情報を入れるだけ
- 編集データは同期できる
- 商用利用可能 ※著作物の使用を除く
「あらゆるもののデザインを」というキャッチフレーズでわかるように、Canvaは動画クリップやバナー画像、ポスターやチラシなどが直感的にデザインできる初心者向けの無料サービスです。
クラウド上でコンテンツが作成できるのでアプリをPCやスマホにインストールする必要はありません。
扱いに慣れると地容器のようなアニメーションも作ることができます。
Canvaはポスターやチラシ、バナーなどほとんどあらゆるものがデザインできるほか、「YouTubeチャンネルアート」などのテンプレートも数多く用意されています。
使い方
初心者向けのチュートリアルは初心者向けからビジネス用まで出ています。アニメーション動画の作り方はこちら。
サムネイルなどの静止画デザインはこちら。
動画も扱える
Canvaは動画も扱えます。あらかじめ尺にした動画の上に文字やデザインを置いていくことができます。したがってサイネージのような短い画像を作るには向いているように思います。
動画をカットしたりエフェクトをかけたりする機能は搭載されていないので複雑な編集は期待できません。
テンプレートから好みのデザインを選ぶ
Canvaは基本的にテンプレートから好みのデザインを選んで使うサービスです。デザインを自分の好みに作り替えます。
テンプレートに記載されているテキストやオブジェクトは自由に削除や書き換えができます。
テンプレートの背景画像だけ自分が撮影した写真などに差し替えたい場合は、画面左にある[アップロード]を使って手持ちのから差し替えたい画像をアップロードすることができます。
テキストの編集もクラウド上で行います。画像とテキストの編集が終了したら保存して、でき上がった画像をダウンロードします。
デメリット
初心者でもテンプレートを選びさえすればそこそこのクオリティのデザインが作れますが、デメリットもあります。
- アイテム検索の際に有料と無料が混在しているため使いにくい。
- サイズ変更などの基本的な機能は有償。
- 切り抜きのツールが現在は四角形だけですが、パスを使って自由に切り抜きができない
- シミ取りや赤目修正などのビューティー加工は微妙に思い通りにならない
- 無料プランだとテンプレート保存ができない
- 日本語のフォント・デザインが弱い
デザイン
評価が低いのは日本向けのデザインが少ないこと。KDDIと提携しているといってもベースが外国向けのサービスなのでどうしても外国人に好まれるデザインが多くなります。外国人向けのデザインは日本人向けには使えるレベルではありません。
そこで登場するのが有償のテンプレートです。日本向けを意識したデザインもありますが多くは120円程度はかかります。さらに利用する時間制限などがきめられていますので注意が必要です。
データ量
初心者向けに用意されているのが無料サービスです。
クラウド上で作業するため、5Gまでは無料ですが、それ以上のユーザーは有料サービス(12.95ドル/月 約1500円)になります。動画を中心に作業するユーザーには無料サービスはきついかもしれません。
フォント
無料版ではオリジナルフォントは使えません。そのほかにもコンテンツのサイズ変更や複数メンバー間での使いまわしなど制限があります。
まとめ
Canvaのユーザーは圧倒的に外国人。それもinstagramなどのSNSの利用者が目立ちます。動画ではYouTubeサムネイル作成などに向いているように思います。
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