いきなり1万回再生が取れる動画知ってますか。それはショート動画です。
リール動画は通常の投稿動画よりも作りやすく、圧倒的に数字が取りやすいのが特徴です。
しかし、ある程度の成果を上げるには大量の動画を投稿くなくてはなりません。
これって結構大変ですよね。
でも、テキスト部分だけを変更する動画であれば、1時間程度の作業で3ヶ月ぐらいの動画を 一気に作ることができます。
この記事ではCanvaを使って、インスタグラム に投稿するような高品質リード動画を量産する方法をご紹介します。
Canvaとは
Canvaとはデザインのスキルがない人でも簡単におしゃれなデザインを作ることができるオンラインツールです。
名刺デザインやポスター、ロゴデザインだけでなく、YouTubeのサムネイルやインスタグラム投稿、さらには動画編集まで作ることができるので動画制作者の間でもユーザーが増えている万能ツールです。
動画制作者がよく使うのがショート動画です。
なかでもインスタグラムのリールやストーリーズとの相性がいいので使いこなしたいサービスの一つと言っていいでしょう。
リールの作り方は別記事にまとめました。
簡単にリール動画が量産できる
量産する動画とはどんなものかというと、下記のようなものです。
ポイントは、現れては消えるテキストアニメーションの部分です。
この部分だけ差し替えれば、用意したテキストの数だけ動画を作ることができます。
いちいちテキストを入力することなしに動画が作れると相当時短につながりますよね。
作り方のヒントは下記の記事に書かれています。
@Canvaリール動画
— 清水智🍆Canva認定教育アンバサダーTeacherCanvassador (@DaysHakuba) June 21, 2023
▶️ ChaGPTで文章生成
▶️ スプシ上で文字修正
▶️ CSVファイルとしてDL
▶️ Canvaリール動画テンプレで作成開始
▶️ Canva一括作成でテキスト挿入
▶️ 動画内微調整
ここまでは想定内
最後の動画DLがめちゃ便利。
なんと、Pro版・Edu版だと「個別」DL。
これは授業でも使える!! pic.twitter.com/dz8ij1g48j
流れは次の通り
この記事だけではちょっとわかりにくいので補足します。
- ChaGPTで動画に掲載するテキスト文章を生成する
- Excellなどの表計算ソフト上に生成したテキストを書き出し、内容を修正する
- 表計算ソフトから他のソフトでも読める形式である CSVファイルにする
- Canvaを起動してリール動画のひな形となる動画を作る
- Canvaの一括作成機能を使ってCSVファイルのテキストを上記のひな形に挿入する
- するとテキストだけ入れ替わった動画がCanvaのタイムライン内に生成される
- テキストの位置などを読みやすいように微調整して書き出す
以上です。
用意するツールは①編集ソフトCanva、②スプレッドシート、③ChatGPT、以上三つのツールだけ。
テキストの中身を自分で用意するのであればChatGPTは不要です。
ChatGPTでテキストを量産する手順は省きここではCanvaとスプレッドシートを使って量産する手順に絞って解説します。
この機能は有料プランで利用可能です、無料プランの方は1ヶ月間の無料トライアルをお試しください。
テキストを読み上げてくれるアバターが無料で作れる
Canvaの特徴は外部サービスとの連携です。中でもAI生成との連携は強化が図られていて、テキストをアバターに喋らせることも、初心者でも簡単にできるのも魅力です。
Canvaと Neiro AI でトーキングフォト動画作る手順を別記事にまとめました。
Canvaとは
Canvaとは無料で使えて好みのデザインが簡単につくれるウェブ編集ツール。
KDDIウェブコミュニケーションズとオーストラリアに本社を置くキャンバ(Canva, Inc.)が2017年に日本語版をリリースした無料クラウドデザイン作成サービスです。
メリットは次の通りです。
- 無料ではじめられる
- アプリをインストールしないで使える
- 急に作業が必要になった時、普段のPCが使えない時などに重宝
- テンプレートに必要な情報を入れるだけ
- 編集データは同期できる
- 商用利用可能 ※著作物の使用を除く
クラウド上で作業するため、5Gまでは無料ですが、それ以上のユーザーは有料サービス(12.95ドル/月 約1500円)になります。
Canvaは基本的にテンプレートから好みのデザインを選んで使うサービスです。デザインを自分の好みに作り替えます。
Canvaには他の動画編集ソフトにはない特殊な機能があります。それが『一括作成』です。
ブログのタイトル画像など、ある程度『型』が決まったものなら、Canvaの『一括作成』機能を使って量産できます
動画の中に挿入したいテキストなどをCSVファイルにして一括作成機能で読み込めば、1件ずつテキストを入力するよりも大幅に作業時間を短縮できます。
CSVデータから反映されるのはテキストデータのみなので、画像は別途手動で差し替える必要があります。
作業手順
まず動画に使いたいテキストを用意します。ここでは動画に三つの文章を表示することとします。
表計算ソフトを起動して原稿を配置します。
動画① | 動画② | 動画③ | |
1 | AAAAAAA | アアアアアア | ああああああ |
2 | BBBBBBB | イイイイイイ | いいいいいい |
3 | CCCCCCC | ウウウウウウ | うううううう |
次にCanvaを起動します。
「今日は何をデザインしましょうか」と書かれたトップページの中から「動画」ボタンをクリックします。
すると画面が「簡単に作成できるビデオ」のページに切り替わります。
「動画」「スマホ動画」「Facebook動画」「Instagramリール」「TikTok動画」「YouTube動画」と並んでいるので「Instagramリール」を選択します。
すると縦長のInstagramリール動画編集画面に切り替わります。
左には背景となる素材動画が並んでいます。
この中からテキストを載せても見苦しくない素材を選択し、テンプレートからひな形となる動画を作ります。
タイムラインに置いた素材動画にはテキスト枠を三つ残します。フォントや文字サイズ、位置を調整して保存します。
BGMの設定
これが基本となるテンプレートになります。
テキスト枠は色をつけたりアニメーションをつけたりエフェクトをかけたりすることができます。
CSVファイルを読み込む
このテンプレートには三つのテキスト枠がありますが、この枠にCanvaの一括作成機能を使ってCSVファイル上にあるテキストを読み込んで、別々の動画にします。
編集ページの左サイドバーの中にある「アプリ」をクリックします。
アプリ機能が表示されるので、画面下の方にある「Canvaのその他のアプリ」の中にある「一括作成」を選択します。
「データを追加」のページの中にある「CSVをアップロード」を選択します。
作成したCSVファイルを選択します。
すると、画面に読み込まれたCSVファイルが画面に表示されます。
「データと素材を紐づける」とタイトルされた一覧が表示されるので、「A列は1行目に載せてください」「B列は2行目に載せてください」「C列は3行目に乗せてくださいと」いうように編集画面上の枠とCSVの枠を紐付けます。
具体的には、まず編集画面上にある一番上のテキスト枠を選択して「…(もっと見る)」をクリックします。
スライドメニューの中の「データの接続」をマウスオーバーします。
するとCSVファイルに書かれた文言が表示されるので、対応した内容、つまり一番上のテキストを選びます。
このようにして、それぞれのテキスト枠を「データの接続」していきます。
全てのデータの接続が完了すると、「データと素材を紐づける」とタイトルされた一覧にチェックマークが入り接続が完了します。
「データと素材を紐づける」の下にある「続行」をクリックします。
すると変換につかうテキスト一覧が表示されるので確認して「ページを生成」をクリックします。
するとテキストだけ入れ替わった動画がCanvaのタイムライン内に生成されます。
生成された動画を一つずつ開いてテキストの位置などを読みやすいように微調整して書き出します。
書き出すには右上の「共有」をクリックするとメニューが現れるので「ダウンロード」を選択します。
するとさらに別画面が出てくるので、「ページをすべて個別のファイルとして保存する」を選択します。
以上で、スプレッドシートに書いたテキストをそれぞれ別の動画にすることができました。
チュートリアル動画
Canvaのデメリット
初心者でもテンプレートを選びさえすればそこそこのクオリティのデザインが作れますが、デメリットもあります。
- アイテム検索の際に有料と無料が混在しているため使いにくい。
- サイズ変更などの基本的な機能は有償。
- 切り抜きのツールが現在は四角形だけですが、パスを使って自由に切り抜きができない
- シミ取りや赤目修正などのビューティー加工は微妙に思い通りにならない
- 無料プランだとテンプレート保存ができない
- 日本語のフォント・デザインが弱い
デザイン
評価が低いのは日本向けのデザインが少ないこと。
KDDIと提携しているといってもベースが外国向けのサービスなのでどうしても外国人に好まれるデザインが多くなります。
外国人向けのデザインは日本人向けには使えるレベルではありません。
そこで登場するのが有償のテンプレートです。
日本向けを意識したデザインもありますが多くは120円程度はかかります。
さらに利用する時間制限などがきめられていますので注意が必要です。
データ量
初心者向けに用意されているのが無料サービスです。
フォント
無料版ではオリジナルフォントは使えません。
そのほかにもコンテンツのサイズ変更や複数メンバー間での使いまわしなど制限があります。
まとめ
インスタを伸ばすには、投稿する動画の数をある程度増やすことがポイントになります。
動画制作は苦手だし、できるだけ手をかけたくない人は、テンプレートにテキストを流し込んでつくるCanvaの一括作成機能をお勧めします。
さらに、テキストの記事をChaGPTに任せると、ほぼ全自動で瞬時に大量の動画がつくれます。
- ChaGPTで動画に掲載するテキスト文章を生成する
- Excellなどの表計算ソフト上に生成したテキストを書き出し、内容を修正する
- 表計算ソフトから他のソフトでも読める形式である CSVファイルにする
- Canvaを起動してリール動画のひな形となる動画を作る
- Canvaの一括作成機能を使ってCSVファイルのテキストを上記のひな形に挿入する
- するとテキストだけ入れ替わった動画がCanvaのタイムライン内に生成される
- テキストの位置などを読みやすいように微調整して書き出す
困っている人はご検討ください。
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こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 Canva を書きます。