Premiere Proに「自動文字起こし機能」が追加され、Pemiere Pro単体でも会話音声の文字起こしが完結できるようになりました。
しかし、まだまだ使いにくい点が残っています。時節柄
多少手数はかかりますが、自動文字起こしツール「Vrew」を使ってエッセンシャルグラフィックス化する方法を頭に入れておくと便利です。
Vrewの字幕をDaVinci Resolveで完パケ編集する方法 | ぶいろぐ
Vrewで自動文字起こししてテロップ化する方法
Premiere Proの自動文字起こし機能を使うと便利な面もある反面、デメリットもあります。
まずエフェクトの適用ができません。キーフレームも打つことができません。
また、変換したデータはキャプショントラックに格納されます。
キャプショントラックに格納すると、トラックのクリップ全部に一括したデザインが適用されてしまうので個別の修正が難しいです。
そこでPremiere Proの機能のいいところを使いながら、Vrewで足りない部分を補完する方法の出番です。
手順は次の通り
- Premiere Proで音声編集を済まして白素材[1]主に完成された作品「完パケ」に、テロップが入っていない状態にして保存しておく素材のこと。 … Continue readingを作る。
- Vrewで読み込ませるための動画を書き出す。
- Premiere Proの文字起こし機能を使い、キャプションを作成、「SRTファイルに書き出し」字幕のデータをSRTファイルにする。
- Vrewを起動し、白素材にした動画を読み込む。
- 続いてVrewを「字幕」「字幕ファイルを読み込む」から、Premiere Proで書き出したSRTファイルを読み込む。
- Vrewでテロップの編集作業が終わったら「ファイル」「他の形式でエクスポート」から「Premiere Pro xml」を選択し、エッセンシャルグラフィックスのテロップとして書き出す。
- Premiere Proに戻り「xmlファイル」を読み込む。
- 「xmlファイル」はPremiere Proに読み込むとシーケンスのクリップになるので自在な編集ができる。
手書き文字やホワイトボードの文字の対応法
しかし、中にはそもそも読み取り自体が難しい素材があります。
走り書きされた取材メモだとか、癖のある文字で書かれた原稿などです。
さらに会議などで使用されたホワイトボードの複写などはいくらAIが使えるからといって任せるには難ありすぎです。
そんな時頼りになるのは人間による目視です。
「雇うほどでもない」「単純作業を低コストで」「様々な労務管理から離れたい」
などのお悩みはバックオフィス業務・BPOサービスが役に立ちます。
音声データからの記事作成やAIによる自動文字起こしなど幅広く手掛けるサービス「WITH TEAM」に相談してみることをお勧めします。
(手書き(紙面やホワイトボード上のメモ等)の文字起こしサービス「WITH TEAM」)
まとめ
手数はかかりますが、Vrewを併用すると自分の思うような動画編集やテロップデザインができます。
SRTファイルに書き出しという方法は裏技に近い技です。
ちょっと凝った編集をしたい人には知っておいて損しない方法です。
ぜひ一度お試しください。
Vrewの字幕をDaVinci Resolveで完パケ編集する方法 | ぶいろぐ
References
↑1 | 主に完成された作品「完パケ」に、テロップが入っていない状態にして保存しておく素材のこと。 「白マザー」や「白素材」とも呼び、後日、テロップの修正や改訂があった場合に備えておく場合が多い |
---|
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 自動文字起こし を書きます。