「ピクチャインピクチャ(Picture in Picture、以下PiP)」――テレビでインタビュアーがワイプで反応を映す、あの演出です。
YouTubeじゃ反応動画に、講義動画じゃ補助画面に、めちゃくちゃ多用されていて、旬感ありますよね?
実はiMovieでもこれ、大手の演出として扱えるんです!しかもiPhone・iPadでもMacでも、同じように使える。今回は各ステップや注意点を、カジュアルだけどプロっぽくお伝えします。
iMovieでピクチャインピクチャを使いこなす方法|初めてでもOK!
iMovieでピクチャインピクチャって具体的に何?
メリット 🎉
- 視線誘導:メイン映像とコメント映像の両方を足し算するように視聴者に届けられる
- 説得力アップ:プレゼン動画や解説に親しみ感をプラスできる
- 汎用性:解説、レビュー、実況、反応…東西南北どんな動画にも対応可能
デメリット ⚠️
- 配置やサイズ調整が必要:ピクチャ映像の位置が上手くかみ合わないと逆にチグハグ
- 複数配置には一手間:iMovieは「1つのピクチャ」しか重ねられない設計。複数は“書き出し→再取り込み”が必要になります。
Mac版iMovieでPiPする超かんたん手順
1. 素材を用意しよう
- メイン映像と、重ねたい動画(解説映像とか反応映像とか)
2. タイムラインに配置
- メインを先にドラッグ
- オーバーレイにピクチャ用素材をドラッグすると、上に重なります
3. PiP設定を呼び出す
- オーバーレイ動画をクリック → クリップの上にある⧉のようなアイコン(ビデオオーバーレイ設定)をクリック
4. PiPモードに設定
- 表示された「ビデオオーバーレイ」メニューで「ピクチャ・イン・ピクチャ」を選ぶだけ!
5. サイズや位置を調整
- プレビュー画面で直にドラッグ&リサイズ可能
- 角に置いたり、スライドして画面に馴染ませてみてください
6. タイミングやフェード設定
- 「ディゾルブ」「拡大/縮小」「入れ替える」の演出スタイルが選べます
- 慣れてきたらキーフレームで位置を移動させるのもあり!
7. 枠線&シャドウで映像の輪郭を明瞭に
- 枠線とシャドウを付ければ、メイン映像との区別がつきやすくなります
iPhone・iPad版iMovieでPiPする方法
画面構成は違いますが、基本的には似た操作です。
- プロジェクトを作成 → メイン映像を読み込む
- プラスボタン → 「ビデオ」からPiP映像を選んで追加
- タイムラインでオーバーレイされたクリップをタップ → 「…」をタップ
- 「ピクチャ・イン・ピクチャ」を選択
- プレビュー画面で位置やサイズを指で調整
これでスマホでも簡単にワイプ演出OK。しかも移動やタイミングも調整できます。
複数PiPを実現する「力技」テクニック
iMovieは同時に1つしかPiPを重ねられません。でも複数を重ねたい時は、一度 書き出して再読み込み すればOK!
例:まずメイン+解説PiPを作って書き出す → それを新規プロジェクトに読み込んで、そこにリアクションPiP追加 → 書き出し → 最終的に2重PiP完成。
さらにこれを繰り返せば、何重でも重ねられます。
⚠️ メリット
- 複数人の反応動画、最終的には「反応の反応」みたいなコラボ風でも対応可
⚠️ デメリット
- 毎回書き出しが必要なのでちょっと手間
- 品質は劣化しやすい(できるだけ「品質いい設定」で書き出すこと推奨)
キーフレームでPiPを動かす応用テク
Mac版限定ですが、**「ピクチャ映像の移動アニメーション」**も使えます。
- PiPクリップを選択
- ビデオオーバーレイ設定 → プレビューに「⧉」マーク(キーフレーム追加)
- 動かしたいタイミングでキーフレームを追加
- 次に映像を動かしたいタイミングで再度キーフレームを追加し、配置変更
例:左下から右上にスライドするPiP演出ができるので、解説に合わせて動きを追わせるなど、演出幅が広がります。
こんな動画にピクチャインピクチャはおすすめ!
- YouTube講座系:プレゼン+自分の顔PiPで説得力アップ
- 反応動画:視聴者とリアクションを同時に共有
- 実況&解説系:ゲームプレイ+リアクション/解説
- レビュー動画:製品映像+自分のリアクション
- TikTok・リール:トレンド動画を背景にしてコメント映像を小窓で
トラブル回避/よくある質問
状況 | 回避策 |
---|---|
PiPがずれる・ズーム大きすぎる | 位置調整時は「プレビュー画面」をしっかり使う |
複数重ねると重くなる | 適宜書き出して軽くしながら進める |
ピクチャが透明になった | 枠線・シャドウがあると見やすくなります |
書き出し品質が気になる | 書き出し時は「高品質」「品質優先」で設定! |
✅ まとめ
- iMovieはiPhoneでもMacでも、ワイプ演出のようなPiPが可能
- ワイプを動かしたり複数入れたりするのも「書き出し」という手間で実現できる
- SNS・YouTube・TikTokなど、今どきの動画表現にめちゃくちゃ合う!
iMovieは初心者向けのイメージがありますが、実は意外と奥深く、できることが豊富なツールなんです。
以上で、iMovieのピクチャインピクチャ完全ガイドでした!少しの工夫と技で、あなたの動画にぐんっとプロっぽい魅力をプラスできます。楽しく作っていきましょう👏
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 iMovie で簡単!ピクチャインピクチャの作り方を書きます。