5G時代、映像づくりの主役はだれだ

ノラ猫撫でて百万回再生!

こんにちは、フルタニです。

放送局で番組づくりをしていました。

まもなく5Gの時代が始まります。何が起きるかというと「ギガ制限」がなくなります。

動画の待ち時間がゼロになり、通信を気にすることなく映像を楽しむことができるようになります。

小学生のスマホ接触時間は1日2時間を超えたということがテレビニュースになっていましたが、この傾向は5Gの普及とともに加速され、若い人の動画ファーストの傾向に拍車がかかるでしょう。

テレビの存在感は間違いなく希薄になっていくでしょう。テレビ制作者の仕事もどうなるかわかりません。

5Gの時代。映像制作の主役たちとはどういう人なのでしょうか。

動画がテレビを追い越す時代

そのヒントは「ピコ太郎のつくりかた」という本を読むとわかります。

芸人でありプロデューサーとしても活躍する小坂大魔王さんがどうやってピコ太郎をヒットさせたかを、エピソードを交えてまとめられた本です。この本を読むと、そのあたりがわかりやすく書かれています。

世界中で大ヒットした動画を作るため、神奈川県の海老名市にあるスタジオを十万円で借り、音源や衣装などに相当なこだわりを持ってあの動画を作ったのだそうです。

YouTubeが切り開いたのは、限られた人たちに独占されていた配信方法・・つまりプラットフォームを格安でかつ低いリスクで大勢の人に提供したことでした。

さんまやタモリ、タケシは知らなくても、ヒカキンやはじめしゃーちょうさんは知っている。そんな小学生の憧れはユーチューバーになること。小坂さんは本の中で次世代の人気者はテレビではなくネットの世界から現れると預言しています。

YouTuberという映像表現

もっとも情報を一斉に発信することができる放送メディアは、サーバーの能力に限りがあるネット動画配信に比べて一度に大勢の人が見ることができます。圧倒的なパワーを持つ放送はネット動画に置き換わることは当面ないでしょう。

しかし、放送は免許制度に縛られています。免許に触れるようなコンテンツは扱うことが難しいのです。反面ネットメディアは原則縛りがありません。余裕があればいくつでも作れます。大艦巨砲主義と航空機中心の機動戦の戦いの違いのようなものかもしれません。ネットメディアが繰り出す圧倒的なコンテンツが人間の余暇を奪い合う、時間の争奪戦がますます激しくなることが予想されます。

そんなときこそ、他にはないものを映像化して見せる力の出番です。絶対的な視聴者数は多くなくても、熱心なファンがいる分野も狙い目です。いわばスキマ。ニッチな世界で活躍するために必要な条件は、制作者の情熱しかありません。

今後5年で世界のあらゆるものが動画化する―。
そしてもう、誰も動画ビジネスとは無関係でいられない! 
FaceBook、twitter、Instagram、NETFLIX……。
さあ、世界を激変させる動画ビジネスの大波に乗れ! 

「動画2.0 VISUAL STORYTELLING」明石ガクト著(幻冬舎)

ONE MEDIA創業者明石ガクトさん1)2014年6月、ミレニアル世代をターゲットにした新しい動画表現を追求するべくONE MEDIAを創業。独自の動画論をベースに各SNSプラットフォームのコンテンツパートナーとして動画を配信、圧倒的なエンゲージメントを達成している。は、これから来る映像の時代を動画2.0にたとえ、その担い手の条件をこういいます。

  • 自己表現のモチベーションを強く持つ
  • 好きなことを延々つづけることができる
  • 古い考えにとらわれず自分をアップデートできる

“ネタ動画”で埋め尽くされたように見える動画の成果には、まだまだ未開の土地が残されていると思います。

フロンティア(未開拓地)を探そう

トップユーチューバーが先陣を走るネット動画の世界。勘のいいブロガーに中には、ブログから動画に軸足を移す動きも出始めています。


しかし、動画のプラットフォームはまだ発展途上です。「インスタ映え」が流行語になったインスタグラムですら、動画はまだ始まったばかり。

映画やCMなど映像でメシを食べていく人はもちろん健在ですが、これまでなかった世界が広がるのです。たとえしょぼい映像でも勝機は十分あります。フロンティアをめざすにはまだ遅くはありません。

References   [ + ]

1. 2014年6月、ミレニアル世代をターゲットにした新しい動画表現を追求するべくONE MEDIAを創業。独自の動画論をベースに各SNSプラットフォームのコンテンツパートナーとして動画を配信、圧倒的なエンゲージメントを達成している。




ABOUTこの記事をかいた人

元テレビ番組制作者。再就職→窓際→WEBコンテンツ制作で復活。64歳にして動画制作に自分の価値を見いだしました。目指すのは地域に根ざした"伝える系"の動画制作です。スキルアップと感謝の気持ちを持ちながら楽しく生きていきます。編集のお手伝いも始める予定です。