【Pr】編集で ピント を合わせるアンシャープマスクPremiere Pro

フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 ピント を書きます。

編集しようと思ったら、動画のピント(フォーカス)が少し甘いと感じたことありませんか。

「そのまま完プロしてもぎりぎりセーフ。だけど気になる」程度の軽微な状態なら、Premiere Proで補正しましょう。

使うのは「アンシャープマスク」というエフェクトです。

編集でピンボケをごまかすアンシャープマスクPremiere Pro

「アンシャープマスク」とは、画像を構成するピクセルという粒々とその周りの粒々のコントラストを高める機能のこと。

色と色の境目(輪郭線)にコントラストを付けて、画像をシャープに見せます。

あくまでも人間の見た目上ピントがあったように見せるものなので、もとあった映像のピントを合わせ直すことはできません。

使い方

プロジェクトを開き、タイムラインのクリップを選択します。

[エフェクト][ビデオエフェクト][ブラー&シャープ]を開き[アンシャープマスク]をクリップに適用します。

シャープ加減の調整はエフェクトコントロールの[適用量][半径][しきい値]の3つの数値を変えることで行います。

適用量とはシャープさの加減のこと。量が多いとキツめになります。

半径とは、色と色の境界線となるラインの太さのこと。

しきい値とは「認識できる:認識できない」のように区別する際の基準となる値です。

しきい値とは設定したレベル値の、階調(濃淡)の差までの境界部分はシャープを適用せず、それ以外の部分にはシャープを適用することだ。 しきい値が0の場合は画像全体にフィルタが適用され、高くなるほど適用範囲が狭くなる。

おおむねの目安は次の通り。

  • 適応量 大抵の場合80~150の範囲
  • 半径 特別な理由がない限り、1.0~2.0の範囲に留めておくのが無難
  • しきい値 バーを表示させてドラッグすると0と1の間の微妙な調整が可能です。

初めての人はこの値から初めて自分が納得できるラインを探りましょう。

注意点

注意点は二つあります。

一つはPCに負荷をかけること。画面補正にパワーを取られるので編集が重くなります。

なのでアンシャープマスクは仕上げ段階でかけるのが正解です。

もう一点は「アンシャープマスク」をかけすぎると人工的な映像になってしまうこと。

かえって逆効果になるので注意しましょう。

チュートリアル

まとめ

動画のピントが少々甘めで補正したくなったら

  • エフェクト内の[ブラー&シャープ]を開き、クリップに適用
  • シャープ加減は「半径」「量」「しきい値」の3つの数値を変える
  • 補正はほどほどに

以上の方法で改善できます。

Premiere Proでシャープネスを追加するには

  • Lumetriカラー内のクリエイティブにある「シャープ」
  • エフェクトの「シャープ」

という方法もあるそうなのでいつか試してみたいと思います。
【意外と知られていない】Premiere Proで動画をシャープにする正しい方法 | Indieemotion