Premiere Proで編集する際、上書きしたりしてプロジェクトファイルを壊してしまうことがあります。初心者にとって、時間をかけて作り上げたプロジェクトが一瞬にしてアウトになるのは恐怖ですよね。
そんな時の救済手段があります。
それは自動保存されたプロジェクトファイルを探し出して使うという裏技です。
プロジェクトファイルを復旧する方法Premiere Pro
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戦乱の世に生きる少年・信が天下に名を成すことを目指す漫画『キングダム』。
強烈な印象を与えたシーンといえば主人公の親友漂(ヒョウ)の最後でした。
秦国大王・嬴政(エイセイ)の身代わりとなったのです。
バックアップの必要性は紀元前の世界から考えられていたのですね。
自動保存とは
突然のクラッシュが発生した時や保存を忘れた時でもPremiere Proには極力最新の状態を保持してくれる自動保存の機能があります。
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自分の環境については[編集][環境設定][自動保存]で確認できます。
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デフォルトではこの機能がオンにされています。
15分おきに自動で保存されるようになっています。また、保存先をCreative Cloudにするなどの指定もできます。
オートセーブされたプロジェクトファイルはユーザーが保存するプロジェクトファイルとは独立して保存されています。
間違って上書きした場合、このプロジェクトファイルを正規のプロジェクトファイルにすればいいのです。
設定方法
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まずメインのプロジェクトファイルを格納しているフォルダーを開きます。
私の場合はCreative Cloud上に保存されています。
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オートセーブされたプロジェクトファイルは「Adobe Premiere Pro Auto-Save」のフォルダーに入っています。
ファイル名は「プロジェクト名-数字」となっています。
プロジェクト名を指定しない場合は名称未設定という文字列が自動的に付与されます。
見てわかるように数字は日付と時刻で構成されています。
したがって最新のものは日時で当たりをつけることができます。
復旧する場合は一覧の中から最新のプロジェクトを選択します。
コピーしてメインのプロジェクトファイルを格納しているフォルダーにペーストすれば完了です。
注意点
リカバリーデータはできればファイル名を変えて使いましょう。
同名のファイルのまま使うと、環境に自動保存されていた元のファイルと名前が重複することがあります。
名前がかぶってしまうと事故のもとです。
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まとめ
作成中のデータはこまめに保存することをお勧めします。
また重要なプロジェクトファイルは別の媒体に複製して保存しておきましょう。
万が一片方がクラッシュしても別の媒体までクラッシュすることはなく、最悪でも複製ファイルからデータを復旧することができます。
プロジェクトの自動保存 | rgblooks
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 プロジェクトファイル を書きます。