Premiere Proで動画を編集する時、テキストにアニメーションをつけたくなることありませんか。
アニメーションはAfter Effectsでないと作れない。そう思っていたらそれは誤解です。Premiere Proだけでもアニメーションはつくれます。
書き順で 文字を出現 させる方法
タイトルなどで使えるテキストアニメーションのおさらいです。
「みち」という文字を筆順に沿って出現させるアニメーションを作ります。
PremereのタイムラインのV1に背景画像、V2にテキスト(みち)、V3に調整レイヤーを並べます。調整レイヤーの作り方は別記します。
この仕組みは、下に置いた映像の一部だけが見える窓のようなマスクを動かすことで、あたかも文字が書かれているかのようなアニメーションを作るという仕組みです。
文字を覆い被すため使うのは[エフェクト][描画][ブラシアニメーション]です。
選択してタイムライン上にあるV3の[調整レイヤー]にドロップすると、編集画面左側にブラシアニメーションのパネルが現れます。
ブラシアニメーションのパネルの値を調整します。
- ブラシのサイズ:50
- ストローク5秒
- ブラシの間隔:0.001
マウスをfxブラシアニメーションの位置に持って行くと、モニター画面のポインターが移動できるようになります。
そこで、文字の始点に持って行きます。(わかりやすいよう黄色にしています。着色しても仕上がりに影響しません)
ブラシの位置の頭にある時計マークをクリックして開始します。
1フレームずつ黄色い点を移動させてはクリックという動作を繰り返します。
点を打ち終わったら、エフェクトの中から[トランクマット]を探し出してタイムライン上のV2テキストにドロップします。
トラックマットの項目にある[マット]を調整レイヤーのある[V3]に設定し、[反転]を[ルミナンスキー]に設定します。
これで文字に沿って描いたブラシが透過するようになります。
調整レイヤーの作り方
調整レイヤーは、その下に配置したレイヤー全体にエフェクトをかけるレイヤーです。
素材にエフェクトをかけてしまうともとに戻らなくなりますが、調整レイヤーにかけると素材を損ねることがありません。
[新規][調整レイヤー]からつくる方法と、画面左下のプロジェクトの枠内で右クリックして調整レイヤーの項目を出す方法の二通りがあります。まとめ
なぞる文字の技術を習得する過程で、エフェクトに実装された様々な演出が目にとまりました。
ブラーとかトランジションなどのエフェクトなども身につけておくと便利な技もあります。
隙間時間を見つけて試してみると面白いと思います。
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 文字を出現 を書きます。