ゲーム動画のような横長動画を縦長のショート動画にしたい。
タテヨコ1920×1080のフルHDの動画をそのままショート動画のような1080×1920の縦長にすると、画面が縮小され上下に黒い余白が生れてしまいます。
別記事に書いたように、シーケンスのフレームサイズ設定を変更して、最初から編集しなおすのがいちばんです。
でも、もっと手軽に黒枠なしの動画を作る方法があります。
その方法をご紹介します。
横長のゲーム動画を上下黒みなしの縦長のショート動画にする方法
完成した画面のイメージです。
本編映像の背景に拡大した動画がシンクロしています。
Premiere Proで作る手順は次の通りです。
まず画面をショート動画のアスペクト比に設定します。
横長動画のアスペクト比は16:9ですが、ショート動画は縦横が逆の9:16です。
Premiere Proを起動し、[ファイル][新規][シーケンス]をクリックします。
[シーケンス]の設定画面の[設定]タブを開き[編集モード]を[カスタム]に設定します。ビデオの[フレームサイズ]が横長動画のアスペクト比の16:9、1920×1080になっていると思います。
その数値を縦横入れ替えて1080×1920にします。
すると編集画面右上のプレビューモニターが縦になったことがわかります。
この画面を使って編集します。
横長の素材を縦長枠に揃えるには、クリップを右クリックし[フレームサイズに合わせてスケール]することで横サイズが枠内にぴったり収まります。
YouTubeショート動画は最大60秒で縦サイズ動画という制限があります。
編集は60秒以内で尺にします。
このままでは、上下に黒みが出来てしまいます。
この黒みをごまかすため、編集したメインの動画を拡大して利用します。
タイムライン上の動画をCtrl+Cでコピーし、V2トラックに複製します。
V1トラックのクリップは背景に使います。[1]背景の音声は邪魔なので完成後に削除します
作業がしやすいようV2トラックの鍵マークをクリックしてロックします。
V1トラックのプレビュー画面をマウスでクリックすると画面に輪郭線が表示されます。
この輪郭線をマウスで縦サイズいっぱいに拡大します。
するとメインの画面に合わせて背景が同期する映像になりました。
このままでもOKですが、このままではメインの映像が背景に食われてしまうので画面全体に[ブラー]を使ってぼかしをかけます。
ブラーをかけるには、[エフェクト][ブラー(ガウス)]を背景になるクリップに適用します。
これで画面をぼかすことができます。
程よい数値は[エフェクトコントロール]から[ブラー(ガウス)]の中にある[ブラー]の値を30
位にするといい感じになります。
#shortsというタグをつけて公開しましょう。投稿方法は別記事をご覧ください。
短尺動画「 YouTube ショート 」の作り方 | ぶいろぐ
まとめ
ショート動画は通常の長尺動画とは違った見られ方をします。
そのため、ショート動画の視聴回数とチャンネル登録とはほぼ結びつきません。
既存のチャンネルにショート動画を同居させるとむしろ逆効果を招きかねません。
チャンネル登録数を狙いたいのであれば、ショート動画専門のチャンネルを新たに作りそこから長尺のチャンネルへの導線を用意しましょう。
References
↑1 | 背景の音声は邪魔なので完成後に削除します |
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こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 横長動画を縦長 を書きます。