Premiere Proで編集した動画のテロップをもっとカッコよく見せる方法知りたくありませんか。
答えはAfter Effectsでテロップを作ることです。
いやいや、After Effectsは難しそうだし。一枚一枚テロップを貼り付けるのも面倒そうだし。
そんな悩みを持つ人も多いかもしれませんが、動画編集ソフトPremiere ProとAfter Effectsと連携させることでテロップにバラエティ番組のような特殊効果をつけることができます。
その方法を解説します。
Premiere Proテロップを効率的に挿入する
Premiere Proで編集した動画にAfter Effectsを連携させると自分の好きなタイミングでテロップ処理ができるようになります。
しかも文字のアニメーションも自由自在。
今日は編集を効率的にできるようになるPremiere ProとAfter Effectsの連携について紹介します。
はじめに
連携の前にまず動画編集を済ませます。動画の尺がわかったところでAfter Effectsを起動します。
起動したら[新規コンポジション]を作ります。
ポイントは動画とサイズをそろえること。
幅は1920、高さは1080が標準。デュレーション(尺)は編集した動画の長さにして保存します。
ファイル名はここでは仮にスーパーとておきましょう。
なぜそっくりのサイズにするかというと、編集した動画にかぶせるようにテロップだけの動画を上乗せするからです。
Premiere ProとAfter Effectsに二つのファイルが出来上がりました。
連携
Premiere Proの連携作業から始めます。
①編集画面の左下にある「新規項目」をクリックして「調整レイヤー」を選択します。
これを編集した動画のレイヤーの上に④ドラッグ&ドロップします。
続いてドラッグ&ドロップしてできたレイヤーを右クリックします。
「After Effectsコンポジションに置き換え」を選択します。
するとAfter Effectsが起動します。保存したファイルを読み込みます。
これで連携が完了しました。
文字情報の入力
コンポジションにはタイムラインが出来上がっています。
このタイムラインに表示したい字幕情報を記入してみましょう。上の図は[テロップ1~4]をタイムラインに記載して、時間にあわせて配置したものです。
このように字幕がたくさんある場合はタイムライン上の時間軸に沿って階段状に並べます。すると時間に合わせて現れては消えるテロップになります。
文字色はとりあえず白、背景のアクティブカラーは黒にしておくと見やすいと思います。
動画の始まりから終了まで字幕が埋まったらPremiere Proを再生します。
試写
Premiere Proの再生動画を見てみましょう
時間軸に沿ってAfter Effectsに記入した字幕情報が現れ、消えるのが確認できます。
タイムラインを見ると、Premiere Proの動画レイヤーの一つを丸ごとAfter Effectsの動画レイヤーが独占していることがわかります。
動画を再生しながら、タイミングに合わせ最適なテロップを編集できるのです。
メリットとデメリット
テロップの枚数の増減、位置合わせなど手直は After Effects で行います。
この方法のメリットは以下の通りです
- Premiere ProとAfter Effectsの連携させると効率的に編集ができる
- After Effects上で、それぞれの字幕に別々の効果をつけることができる
- テロップを個々に用意する必要がない
デメリットは
- ファイルが複数になるためファイル管理に注意が必要
- After Effectsの操作方法を学習する必要がある
などです。
まとめ
動画編集を始めた以上、いずれは技術力を上げたくなるはずなので、After Effectsは避けて通れません。
After Effectsの作業そのものはテキストアニメーションという簡単なものです。
習熟もかねてなじんでいくにはわかりやすい流れかと思います。
興味のある方はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 テロップ を書きます。