【Pr】 リップル削除 はCtrl+kとShift+Del Premiere Pro

カットとリップル削除
フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 リップル削除 を書きます。

PremierePro で編集速度を上げるには、カットして不要になったクリップを削除して間を詰める手際を早くすること

初心者のうちは、「カット」「クリップを選択」「DELで削除」「後ろのカットをマウスで移動」というステップをかけて行います。

でもこの作業。いらなくなったクリップをいちいち選択して、削除するという単純作業なので、数が増えると拷問のような公卿になります。

少しでも楽に済ます方法が「リップル削除」です。

クリップとクリップの溝を消すことをリップル削除といいます。

「Ctrl+k」と「Shift+Del」

これが「リップル削除」の合言葉。身に着けると編集作業が爆速になります。

カットとリップル削除

Premiereでクリップを分割する方法は2つあります。

1つはレーザーツールを使う方法。もう1つはショートカットキーを使う方法です。

レーザーツールとは、クリップの指定した部分を切断するツールのこと。

再生バーをカット点にマウスを持っていき、レーザーツールを適用してクリックするとその場所が切断されます。

キーボードをCtrl+kとクリックしても切断できます。

切断といっても素材が切られるわけではないので安心してください。

気に入らない時はタイムライン上のクリップをカット点丸ごと削除して入れなおすこともできます。

カットすることでできた編集上不要なクリップのことをリップルといいます。

不要なクリップを消すには、不要部分を選択した状態で「Deleteキー」をクリックします。

二箇所カット点を入れて、間の部分を取り除きたい場合は取り除きたい部分を指定してDelキーを押して削除します。

しかし、DELキーを押しただけでは息女下部分にできた隙間は埋まりません。

その隙間を自動的に埋めるにはリップル削除を使います。

リップル削除

リップル削除とは、ざっくりいうと【隙間除去】です。

リップルとは「クリップ」と「クリップ」の間の「隙間」のこと。

トークの無音部分などをカットした場合、取り除いた無音部分にできた隙間がリップルになります。

編集ソフトに慣れないうちは隙間を埋めるため、後ろのクリップをマウスで前に動かしたりしますが、時間の無駄につながります。

ショートカットキーを使ってリップルを削除しましょう。

使い方は簡単です。

クリップとクリップの間に隙間があるとします。

削除したい隙間にマウスを持っていき。右クリックして「リップル削除」を選択すると一瞬で後ろのクリップが前に移動して隙間がふさがります。

ショートカットキーを使うとマウスをクリックする手間が省けます。

マウスを隙間に置いたら【Shift + delete】をクリックします。

すると隙間がふさがります。

ギャップ

リップルを複数まとめて削除したい場合

複数の隙間を詰めることを「ギャップを詰める」と言います。

リップルとは言わないのですね。

こちらの記事でも書きましたがおさらいします。

【Pr】編集でできた ギャップ 空白を詰める方法Premiere Pro | ぶいろぐ

マウスで範囲を指定して、「シーケンス」から「ギャップを詰める」を選択します。

すると、複数のリップルを一瞬で削除できます。

「ギャップを詰める」という技が使えるのは、編集中のトラックが1つの場合です。

トラックが2つ以上ある場合は使えません。

ショートカットキーもデフォルトで用意されていません。

編集に慣れてくると一括してギャップを詰めたくなることがあります。

そんな時は自分だけ使えるショートカットキーを作るといいです。

リップル削除ができない場合

リップル削除を使うと、隙間の後ろにあるクリップが、リップルを削除した分だけ前に移動します。

ところが、タイムライン上に複数のトラックがあると、リップル削除は使えません

なぜかというと、隣にあるクリップが邪魔をして隙間を詰めることができないのです。

考えてみれば当たり前です。

映像編集は隣り合うトラックを組み合わせながら行う場合があるため、変にリップル削除してしまうと、せっかく編集したカットがずれてしまいます。

それでもあえてリップルを削除したい場合の裏技があります。

それはリップル編集したいトラック以外のトラックに鍵をかけてしまうことです。

こうすることで編集できるトラックは事実上1つになるため、リップル削除もギャップ詰めもできるようになります。

便利なショートカット

タイムライン上のクリップの頭から再生バー(青)の位置までを切って詰めたい場合は数字のQキーを押します。すると再生バーから前のカットが削除され全体が前に詰まります。

再生ヘッドからクリップの後ろまで削除して詰めたい場合はWキーを押します。すると後ろのカットが削除されます。

まとめ

カットとリップル削除、ギャップ詰め・・・単純作業ですが慣れることで編集時間が爆速に短縮することができるので脱初心者を目指す人にオススメです。