動画を編集中に、もう一つ別のプロジェクトを編集したくなることありませんか。
「本編の動画の一部を使って予告編を作りたい」「動画に使ったテロップを使いまわしたい」などです。
編集データをいちいち保存して読み込むのではなく、プロジェクト間でドラッグ&ドロップできると作業は瞬時に終わります。
同時に編集つたくても、どうやって新規のプロジェクトを起動するか、わからない人向けに解説します。
複数のプロジェクトを編集する方法
まず、編集中のプロジェクトを開いたまま、[ファイル][プロジェクトを開く]をクリックして別のプロジェクトを読み込みます。
※既存のプロジェクトがない場合は[ファイル][新規]からメディアを読み込んで別の Premiere Pro プロジェクトを作成しておきます。
するとプロジェクトウインドウに二つのプロジェクトが読み込まれました。
現在編集可能なプロジェクトのことを「アクティブなプロジェクト」といいます。
それぞれのパネルの上には、「アクティブなプロジェクト」と、読み込まれたプロジェクトが表示されるので、必要に応じて切り替えて使います。
プロジェクト間でデータを使い回すには、「アクティブなプロジェクト」を開いて必要なクリップやエフェクトをコピーします。
続いてアクティブなプロジェクトを切り替え、ペーストします。
それぞれのプロジェクトは独立しているので、PhotoshopやIllustratorのようにファイル間の編集ができ、プロジェクト間のデータの使い回しが簡単にできます。
クリップをペーストする際は、既存のクリップに上書きされないように、タイムラインインジケーターの位置を空白の部分にまで持っていくか、ペーストできるスペースを確保したタイムラインをアクティブにして行いましょう。
予告編などダイジェストを作ったり、長尺のインタビュー素材から使える部分を抜き出して中間素材をつくるのに便利です。
片方のプロジェクトで 特定のクリップを選択してコピーし、もう一つのプロジェクトに持っていてペーストできます。これまではわざわざプロジェクトを読み込んで 特定のシーケンスを選んでいましたが 非常に簡単になりました。
「複数プロジェクトの同時作業 – Premiere Pro」の動画チュートリアル | LinkedInラーニング
チュートリアル
複数のプロジェクトを使って編集する際、よくあるトラブルの一つが「素材のリンク切れ」です。
プロジェクトに使用した素材は一つのフォルダにまとめておかないと、コピーして人に渡すなどで、リンクが切れてしまって編集できないことが起こりがちです。
解決策は一つのフォルダにまとめること。今回のように複数のプロジェクトを運用する際は使用した素材の管理にも気を配りましょう。
プロジェクトマネージャーの機能を使って、一気に一つのフォルダにまとめてコピーする方法について紹介したチュートリアルが役に立ちます。
プロジェクトの管理でよくあるお悩み
以下、プロジェクトの管理でよくあるお悩みをまとめました。
プロジェクトを壊した
Premiere Proで編集する際、上書きしたりしてプロジェクトファイルを壊してしまうことがあります
そんな時の救済手段が自動保存されたプロジェクトファイルを探し出して使うという裏技です。
バージョンの違いでプロジェクトが動作しない
「最新のPremiere Proで作ったプロジェクトを古いバージョンのPremiere Proで開こうとしたら「開けません」という表示が出てしまった」
プロジェクトを古いバージョンで使いまわすには、公式によるとPremiere Proそのものを以前のバージョンに入れ替える「ダウングレード」が推奨されます。
Premiere Proを過去バージョンにダウングレードせずに対応するための二つの解決策があります。
まとめ
Premiere Proのプロジェクト管理は使われている用語や概念が抽象的で込み入っているため簡単には理解できません。
トライアンドエラーを積み上げながら着実にマスターを目指しましょう。
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 複数のプロジェクト を書きます。