会社でプレゼン資料を使った動画を作ることになりました。
会社のWindowsPCに装備されているPowerPointを使えば、カメラも編集ソフトも、さらにグラフィックソフトも使わずに動画が作れます。
その流れと注意点をまとめました。
必要なもの
- 2013年版以降のPowerPoint
- マイク
- corei3~i5程度のWindowsパソコン
事前準備
素材となるスライドを用意します。
※作画をしながら収録すると時間が無駄になるので、画面ごとのアニメーションや構成、スライドの順番、コメント内容は収録前に用意します。
PCにマイクを外付けすると音声収録ができます。
機材の設定はタブの中にある[設定]をひらいて確認します。
スライドを一画面ずつ収録する
タブの中から[スライドショー]をクリックします。
[スライドショーの記録]からメニューを開きます。 [現在のスライドから記録]を選択します。※先頭から記録は丸ごと収録するため、編集なしの自撮トークなどに便利です。
スライドごとに収録した場合、そのスライドだけ修正することができるためリスク管理しやすいので便利です。
録画画面が表示されます。
準備ができたら、左側の赤いボタンを押すとカウントダウンがはじります。
カウントダウンが終了すると音声の収録ができるようになります。
画面をマウスでクリックすると画面がアニメーションできるので適宜画面を操作しながらナレーションを入れます。
画面下にあるペンツールを使えば必要に応じて画面に筆跡を入れることができます。
Ctrl+lでレーザーポインター表示もできます。
音声を入れながら収録が一段落したところで停止ボタンを押します。
画面の左下にある数字を確認します。
※この数字は左が録画したスライドの時間。右が全録画スライドの時間を示している。
画面右上にある[クリア]を開きます。
[現在のスライドの記録をクリア]を選択してクリックします。すると収録時間表示の時間が0に戻ります。表示画面の左側の左にある▶マークをクリックして一つ前のスライドを表示させ、試写します。
※再生と書いてある青い▶マークを押すことで試写できる。
2枚目以降のスライドを収録・修正する
2枚目のスライドを表示します。
①の手順を繰り返して2枚目のスライドを収録します。
撮り直しが必要な場合は、収録し直したいスライドを選択し、[現在のスライドの記録をクリア]を選択してクリックしてその時点からやり直します。
例えば、ABCの順に並んで収録したスライドのCを修正したい場合は、いったん停止ボタンを押してCのスライドを表示し、[現在のスライドをクリア]を押すことでそのスライドの頭から収録ができるようになります。
つまり、Bのスライドが修正したい場合は、BとCを撮り直すことになります。
最後のスライドの収録が終わったら、試写をして問題がなければ保存します。
動画の保存
[エクスポート]から[ビデオの作成]をクリックして画保存する画質を選択します。 [記録されたタイミングとナレーションを記録する]を選択します。 [ビデオの作成]をクリックします。 [ファイル]から[名前を付けて保存]を押して保存します。保存は[ファイル管理]から[Windows Mediaビデオ]を選択します。
※1枚目のスライドと2枚目以降のスライドはカット編集で繋がって収録されます。
注意点
スライドを切り替えるタイミングは処理落ちが起きやすいので注意。
特に自分の顔などを同時収録する場合は音声をミュートするなどの対策を取った方が賢明。
まとめ
PowerPointは会議などに使われるプレゼン資料の作成を想定したソフトです。
事務的な動画作成には手軽で便利ですが、細かなデザインやアニメーションを付ける場合は設定に手間がかかります。
用途に応じて使い分けましょう。