サムネ制作もバッチリ Canva でAI画像を作成する方法

フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 Canva を書きます。

デザインをする時、意外と時間がかかるのがイメージに合った画像を探すこと。

有料の素材サイトでは豊富な素材に加え、検索の利便性にも力が入れられているので探せば大抵のイメージは見つかりますが、それでも時間がかかります。

そんな悩みを解決してくれたのが、画像生成系のAIです。

Stable Deffusionなどの画像生成AIを使う方法もありますが、どちらかというとグラビア美女系に偏っています。

そこで注目されているのが、オンラインの画像編集サービスCanvaです。

アップデートされたCanvaには新機能の「Text to Image」が搭載されていて、それを使うことで、テキストから高品質なAI画像を作成できるようになりました。

Canvaとは

CanvaとはKDDIウェブコミュニケーションズとオーストラリアに本社を置くキャンバ(Canva, Inc.)が2017年に日本語版をリリースした無料クラウドデザイン作成サービスです。

61万点ものテンプレートと、1億点の素材が使えるというのですから、たいていのことには不自由しません。

また、ウェブ上で利用できるサービスのため、自分のPCにソフトをインストールする手間もかかりません。

簡単な動画編集もできるので、動画編集初心者にも力強い味方です。

無料プランのサービスは下記の通りです。不可と書かれているサービスは別のソフトを併用することでたいていのことは凌げます。

  • ストレージ:5GB
  • テンプレート:25万点以上
  • 写真素材;20万点以上
  • デザインのサイズ変更:不可
  • SNSの予約投稿:不可
  • 背景切り取り:不可
  • 印刷物の作成:可能(印刷代は都度払い)

無料と有料の違いは利用できる素材の多寡です。

有料プランのユーザーならプレミアム素材無制限に使用できます。(無料プランの場合は透かしが表示されます)

※無料プランでは、有料の素材は120円(1作品)で購入することもできます。

Canva Proの有料プランのお値段は、月払いだと月額1,500円、年払いだと12,000円(月額1,000円)です。Canvaの有料プランは、30日間無料トライアルを試すことができます。
※動画編集を中心に活動する人は、有料プランを選ぶくらいなら、AdobeCC学割版を選んだ方がコスパがいいです。

Canvaのメリット・デメリット

動画生成サービスも登場

万能に近いデザインサービスCanva にAI画像生成機能が追加されました。

この機能追加のおかげで、写真、イラスト、3D、ペイント、パターン、コンセプトアートなどがかなり手軽に作れるようになりました。

さらに、Canva にAI画像生成機能は初心者でも使えるようにチューニングされています。

Stable Diffusionなどで必須のプロンプトやモデル、LoRAといった機能も包含されています。

そのため、基本文法を理解するだけで、誰でも簡単にAI画像生成や生成した画像を使ったデザインが簡単に作成できるようになりました。

画像を生成した後、配置する場所や大きさを自由に変更したり、イラストや文字を加えて、凝ったコラージュも作成可能なので初心者に優しいサービスです。

デメリット

注意点は

  • 利用回数制限
  • サイズの制約
  • SNS投稿
  • 背景を透過画像にできない

などの制約があることです。

利用回数に限度がある

1日100枚(一回あたり4枚画像が生成されるのでチャンスは25回になります)で、上限に達します。リミットは24時間後にリセットされますが、それまで使用できません。

サイズ変更ができない

作り直ししたくなっても縦横のサイズ変更は無料プランではできません。

無料版にはSNSの予約投稿がない

InstagramやTwitterで予約投稿機能は有料プランには搭載されていますが無料プランにはありません。

Canva でAI画像を作成する方法

生成するにあたって重要なのは「生成したいイメージを短い文章で書く」「サイズとスタイルを選ぶ」ことです。

実際に、Canva を使ってAI画像を作成してみましょう。手順は下記の通りです。

  1. 「カスタムサイズ」に数字を入力
  2. 「新しいデザインを作成」をクリック
  3. 「Text to Image」をクリック
  4. プロンプトを入力
  5. スタイルと縦横比を指定
  6. 「画像を生成」をクリック

まず、トップページ右側にある「カスタムサイズ」をクリックします。

任意のサイズを入力します。

サイズの入力が完了したら「新しいデザインを作成」をクリックします。

デザイン作成画面が表示されます。

画面左側にある「Text to Image」をクリックします。

「Text to Image」とは入力された指令文を画像にしなさいというAIに対する命令です。

AIに対する命令、つまり指令文はプロンプトといわれます。

枠内にプロンプトを入力します。

入力欄の下にある「インスピレーションが必要ですか?」には、プロンプトの例が表示されています。

プロンプトの作り方がよくわからなければ、ここをクリックすると、上の入力欄にプロンプト例が表示されます。

気に入ったものがなければ再度クリックすると別の例が表示され続けます。(一周まわって元に戻ります)

プロンプトの入力が完了したら、テキストが入力できたら、続いて、どのような描き方にするかの「スタイル」を選択します。

続いて画面の縦横比を選択します。Canvaは縦長もしくは横長画面が得意です。正方形は苦手で見切れが発生しがちです。

「画像を生成」をクリックします。

しばらくすると画像が生成されました。

気に入った画像があれば、クリックしてデザインにのせます。

画像生成機能で作成した画像はクリックしない限り保存されません。保存先は、プロジェクト内の「画像」のフォルダです。

そうすることでプロジェクトに画像を保存することができます

プロジェクトとして保存するとCanvaのデザイン作業に流用できます。

ダウンロードするには画像にマウスをのせ、[…]という表示をクリックすると「ダウンロード」が表示されます。

チュートリアル動画

まとめ

Photoshopは高すぎて手が出ないという人におすすめなCanva。

無料の範囲内でも実用的な作業に十分使えます。

試してみて不自由を感じたら有料版が30日間利用できるので試してみてください。

Canva でAI画像を作成する際のよくある質問

背景を透過する画像の作り方とは
そのままでは背景が透過した画像は生成できません。しかし、Canvaの有料プランに加入すると背景を透過する背景リムーバが使えます。