聴きやすい音にする オーディオの ノーマライズ 方法 | DaVinci Resolve

フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 ノーマライズ を書きます。

動画編集を始めてみたけれど、タイムライン上で音のレベル合わせに苦しんでいる人いませんか。

聴きやすい動画に仕上げるには、音のばらつきを抑え、クリップごとの音量を揃えることです。

動画の音処理を楽にしてくれるのがDaVinci Resolveのオーディオの ノーマラズ です。

オーディオの ノーマライズとは

公式サイトからダウンロードできます。

DaVinci Resolve 19 | Blackmagic Design

ノーマライズとは、編集に使われたクリップの音を調整すること。具体的にはオーディオファイルのピークレベルを指定した量に上げることです。

ピークを突き抜けた音は割れて使えないものになるため、ピークを守りながらも全体の音量レベルを上げ下げすることで聴きやすい音にします。

デメリットは聴覚的音量感をそろえる(均一化する)ことができない点や突発的ピークが存在する場合あまり音量を上げることができないことです。

無料の動画編集ソフト

DaVinci ResolveはもともとFairlightという音専用のソフトを吸収合併したソフトです。

なので、音処理に対しては専門スキルがあるため、細かな機能が備わっています。

初心者がオーディオのノーマライズをするには、ノーマライズとターゲットラウドネスの二点から始めましょう。

ノーマライズ

収録した音のある部分に合わせて全体のレベルを調整したい時便利なのが[ターゲットレベル]の設定です。

ターゲットレベルを設定すると、そのシーンの音に合わせてクリップ全体の音レベルを適正化してくれます。

タイムライン上のクリップを指定します。

右クリックして、[オーディオレベルをノーマライズ]を表示します。

[ターゲットレベル]のdBFSの値を好みの値に変更します。

これでクリップ内の音が基準に合わせて適正化されます。

複数のクリップを対象に適用したい場合は、複数のクリップを選択して右クリックし、[オーディオレベルをノーマライズ]を表示しまた上で[ターゲットレベル]のスライダーを好みの値に変更します。

するとクリップ全体の音を相対的に変更することができます。

聴きやすい音に自動設定する

以上の方法は車で言うとマニュアル運転で音のレベルを適正化する方法でした。

投稿先がYouTubeの場合はもっと簡単に適正化することができます。

右クリックして、[オーディオレベルをノーマライズ]を表示したら、[ノーマライズモード]から[YouTube]を選択するだけです。

すると、[ターゲットレベル]の値が-1.0、[ターゲットラウドネス]がマイナス14に自動的に設定され、[ノーマライズ]ボタンをクリックすることでトラックに適用されます。

これで音量が全体的に上がって平均的な音量になります。

まとめ

ベテランの編集マンの間でも、音声の調整は一筋縄ではいかない作業です。

まずは自分にあった方法で試してみて、修正していくことをお勧めします。

DaVinci Resolveの便利な点は、投稿先の仕様に合わせて標準モードがテンプレート化されていることです。

迷ったらネトフリモードなどに設定するのも一つの考え方です。

音を均一にしたい場合はお試しください。