Premiere Proで映像編集をするとき、色の調整をルメトリカラーの機能を使います。
しかし、RAW撮影した映像などは素材の持つ力を最大限引き出したいですよね。
そんな時は必要なクリップだけ、カラーコレクションやグレーディングの作業をDaVinci Resolve18に任せることができます。
Premiere Pro と DaVinci Resolveの 連携 方法
Premiere Pro と DaVinci Resolveの 連携方法は二つあります。
- 書き出した動画ファイルをDaVinci Resolve読み込んで加工する方法
- 加工したいクリップを抽出し、DaVinci ResolveでXMLやEDLを使って読み込む方法
です。
動画ファイルを一旦書き出して編集する方法は一番アナログな方法で確実です。
アナログ時代なら画像が劣化する方法でしたが、デジタル編集では極端に劣化することがないので初心者には一番わかりやすい方法です。
編集中の動画ファイルの形式を変換してDaVinciに読みこませる方法はXML形式のファイルが必要になります。
XMLでの書き出しを読み込む
ちょっとややこしそうです。
まずPremiere Proから取り出す際はエクスポートという手順を踏みます。
加工したいクリップを選択し、[書き出し]からFinal Cut Pro XMLを選択します。
注意したいのは、抽出するのは動画だけにすること。
以下は諦めてください。
:トランジション
:スピードランプ
:他エフェクト等
具体的にいうと、編集段階で当てたテロップや、クロスフェードなどのエフェクト、それに音声ファイルなどは読み込まれません。
また、エフェクトがある場合は非表示にするか、または取り除いたものを用意しましょう。
とはいえ、DaVinci Resolveで編集する最大の理由は、カラー調整のためなので読み込まれなくても影響はほとんどありません。
DaVinci Resolve18側の作業
Premiere Proから動画データを抽出したら、DaVinci Resolveを起動します。
Resolveでの読み込み方法で注意すべきは、メディアやプロジェクトとして読み込むのではなくて、[読み込み]の[タイムライン]でxmlファイルをインポートすることです。
DaVinci Resolveでは素材としてい゛はなく、既存のタイムラインとは別のインポート専用のタイムラインが作られてその中に格納されます。
読み込みの際メニューが表示されますが特別の事情がなければスルーします。
読み込みが成功するとメディアストレージに表示されます。
あとは通常のやり方でカラーグレーディングをします。
完成したら[ファイル][書き出し][タイムライン]で書き出すとXML形式で自動的に書き出されます。
あとはPremiere Proで読み込んで編集します。
まとめ
Premiere Proで編集する動画クリエイターの皆さんの中には、カラーコレクションやカラーグレーディングの作業はDaVinci Resolveで行う人が多いようです。
変換作業はよくある作業なのでしっかり覚えておきたいものですね。
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 DaVinci Resolveの 連携 を書きます。