トランジションできない 問題の解決法 | DaVinci Resolve

トランジションを適用できな
フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 トランジションできない を書きます。

こんな質問をいただきました。

DaVinciResolveでトランジションを追加したのですが、編集画面にトランジションが反映されません。 右上のインスペクタを押して長さを変えてもデフォルトの0.1秒に戻ってしまいます。

DaVinci Resolveを使用していると、タイムラインに並べたクリップにトランジションをドラッグ&ドロップしようとした際に、「Add Transitions」というダイアログが表示されてトランジションが適用できないことがあります。

この問題に直面すると、作業がストップしてしまいますね。ここでは、トランジションが適用できない原因とその対策について解説します。

トランジションが適用できない原因

1. クリップの長さが不足している

トランジションは、隣接する2つのクリップの間に適用されるため、各クリップが十分な長さを持っている必要があります。クリップが短すぎる場合、トランジションが適用できないことがあります。

2. クリップの重なりがない

トランジションを適用するためには、2つのクリップが重なっている必要があります。クリップが隣接しているだけではなく、少なくとも一部が重なっている状態でなければなりません。

3. タイムラインの設定

タイムラインの設定が不適切な場合、トランジションが正常に機能しないことがあります。特に、異なるフレームレートや解像度のクリップが混在していると、トランジションが適用できない場合があります。

「Add Transitions」ダイアログが表示された場合の対策

このダイアログが表示されると、DaVinci Resolveがトランジションを適用できないことを示しています。

どんなことが起きているか再現してみました。

タイムラインに素材を並べ、カット点にトランジションをかけて見ます。上記の画像のように、マウスで適用しようとしても、トランジションのマークが発生しません。

クリップの両端・エッジの部分にゆとり(のりしろ)がないからです。普通、素材をカットして両端のいらない部分は捨てますが、実はこの不要な部分が「のりしろ」です。トランジションは、カットして捨てたはずの「のりしろ」の部分をアニメーションに使っているのです。

エッジの余裕を見極める方法

クリップの端・エッジの部分をマウスでクリックすると「エッジの余裕」のあるなしがわかります。

クリップ両端のエッジが赤くなっている場合は「のりしろ」が無いこと。これ以上表示できるフレームが無いということを表します。

対して、2カット目は緑色に表示されています。

この素材の場合、途中でカットしたため前方に捨てカットがあるため「エッジの余裕」があります。

解決するにはトランジションをかけるカットは少し先を刈り込んみましょう。

1. クリップを重ねる

• 2つのクリップが完全に接触しているか確認し、少し重ねることでトランジションを適用できるようにします。クリップを選択し、右側にドラッグして重なりを持たせましょう。

2. クリップの長さを調整する

• 各クリップの長さが適切か確認します。必要に応じて、クリップをカットまたは延長し、トランジションに必要な余裕を持たせます。

3. タイムライン設定の確認

• タイムライン設定を確認し、すべてのクリップが同じフレームレート解像度であることを確認します。異なる設定がある場合、クリップを適切な設定に統一しましょう。

まとめ

DaVinci Resolveでトランジションが適用できない場合は、クリップの長さや重なり具合、タイムラインの設定を確認することが重要です。

これらの対策を講じることで、「Add Transitions」ダイアログが表示される問題を解決し、スムーズにトランジションを適用することができます。

動画編集の効率を高めるためにも、これらのポイントをしっかりと押さえておきましょう!