トランジションを適用できない 時の対処方法DaVinci Resolve18

トランジションを適用できな
フルタニ
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 トランジションを適用できない を書きます。

こんな質問を見ました。

DaVinciResolveでトランジションを追加したのですが、編集画面にトランジションが反映されません。 右上のインスペクタを押して長さを変えてもデフォルトの0.1秒に戻ってしまいます。

タイムラインに並べたクリップに、トランジションをドラッグ&ドロップしてもトランジションが適用できなくて困ったことありませんか。

解決策をご案内します。

トランジションを適用できない 時の対処方法

実際にトランジションできないケースを再現してみました。

タイムラインに素材を並べ、カット点にトランジションをかけて見ます。

上記の画像のように、マウスで適用しようとしても、トランジションのマークが発生しません。

原因は簡単です。

クリップの両端・エッジの部分に余裕がないからです。

ゆとりとは「のりしろ」の事。

普通、素材をカットして両端のいらない部分は捨てますが、実はこの不要な部分が「のりしろ」です。

トランジションは、カットして捨てたはずの「のりしろ」の部分をアニメーションに使っているのです。

素材を丸のままタイムラインに載せると「エッジの余裕」がないことからトランジションがつけられなかったのです

エッジの余裕を見極める方法

クリップの端・エッジの部分をマウスでクリックすると「エッジの余裕」のあるなしがわかります。

クリップ両端のエッジが赤くなっている場合は「のりしろ」が無いこと。これ以上表示できるフレームが無いということを表します。

対して、2カット目は緑色に表示されています。

この素材の場合、途中でカットしたため前方に捨てカットがあるため「エッジの余裕」があります。

解決策は、トランジションをかけるカットは少し先を刈り込んで、エッジの余裕をつけることです。

トリミングツールを使ってみよう

クリップの後ろに、前にエッジの余裕がないクリップを置いてトランジションをかけたい場合。

後ろのクリップの頭の部分にトリミングツールを適用する、もしくは、キーボードのTをクリックすることで、頭の部分を前のクリップにめり込ませることができます。

この時、重なった部分に白いボックスが現れます。

ここにトランジションを適用するとオーバーラップ等のトランジションが適用できます。

まとめ

Premiere Proの場合は「トランジションに必要な予備フレームが不足しています」とエラーが表示されます。

しかし、クリップの前後に表示できるフレームがなくてもトランジションを掛けることができます。

Premiere Proのはクリップの端にあるフレームを自動的に複製してくれるからです。

DaVinci Resolve18ではフレーム追加の機能はないのでトランジションするにはカット頭やカット尻に余裕をつける必要がある琴を頭に入れておきましょう。