After Effectsの【ccrainfall】を使って動画に雨を降らせる方法を書きました。
ではDavinci Resolve17では雨や雪、キラキラ、さらに爆発などのエフェクトはどうやって作るのでしょうか。
ちょっと難易度が高いFusionを使った応用編に挑戦しました。
DaVinci Resolve17で 雪 のエフェクトをつくる方法
[エディット]ページのタイムラインに背景となる素材を置きます。続いて[エフェクトライブラリ][ツールボックス][エフェクト]の中にある[Fusionコンポジション]を素材の上のトラックに配置します。
[Fusionコンポジション]を右クリックし[[Fusion]ページで開く]をクリックすると画面は[Fusion]ページに切り替わります。画面下の[Nodes]欄には[MediaOut]と書かれたノードしかありません。
ここに[pEmitter][pTurbulence1][pRender1]の三つのノードを追加して画面のように端子をカーソルを操作してつなぎます。
ノードの追加は[Shift+スペース]キーを押して検索バーを表示するのが簡単です。
表示された[Select Tool]パネルの下にある検索バーに頭文字三つを記入すると絞り込むことができます。
パーティクルの必須ツールセット。どちらか一方だけだとパーティクルは生成できません。この2つが使いこなせれば、パーティクルのほとんどはマスターできたことになります。さらに細かくパーティクルを調整したければ、この2つのツールの間に、pDirection、pTurbulence、pBounceなどを付け加えましょう。
DaVinci ResolveのFusionページを使うなら絶対に覚えておきたいツール16選 | Vook(ヴック)
粒子を制御する[pEmitter]を利用して 雪 を演出する
中でも重要な役割を果たすのが[pEmitter]です。
[pEmitter]は、雨や雪のもとになる粒子を作り出し動きを操作するノードです。 [pEmitter]を選択します。するとモニター上に粒子と丸い円が出現します。丸い円を拡大してモニター内の画角を覆います。こうすることで画面全体に粒子が広がります。
粒子を雪の形にします。
[pEmitter]の[Style][Style][Style]と進みます。
雪のふんわりとした形をつくるため、[Blob]を選択します。すると[Size Controls]枠が開きます。
[Size]を0.3、[Size Variance]を0.07、[Size Z Scale]を1.3にします。数値はモニターを見ながらお好みで変えてください。
[pEmitter]のタグを[Controls]に切り替えます。 [Emitter]の[Number]の数値を20~30にします。粒子の数が増えます。 [Number Variance]を8.0にします。粒子がランダムに出現するようになります。 [LifeSpan]を300にします。粒子の継続時間です。 [Velocity]は速度の値です。とりあえず0.05に設定します。左から右に流れる粒子の速度が調整できます。
[Velocity Variance]を0.05調整するとは流れに動きが付くようになります。左から右に移動する粒子を上から下にするには、[Angle]の値を-90にすることで変えられます。
[Angle Variance]の値を少し動かすと、上から下への直線移動が揺らぎ、雪のように舞う感じになります。これでおおむね完成です。 [エディット]ページで試写しながら背景素材とのなじみ具合を調整しましょう。透過素材を使う方法
動画に 雪エフェクト を加える方法はふたつあります。
一つは動画素材のキーを抜いて透過したものを素材の上に重ねて使う方法、つまりアルファチャンネル付きの透過素材を使う方法です。
透過素材とは、たとえば雪が降ったり光が舞ったりする映像を背景をグリーンにして作られたものです。
素材の特定の色、グリーンバックであれば緑の部分にマットをかけ、その部分だけ透過する方法でつくります。
動画素材の上に透過素材を重ねる方法は重ねる素材を別に用意する必要があります。
セットを組んで撮影したり、グリーンバックで撮影された素材を手に入れなくてはなりません。
まとめ
雪の操作法はパーティクルという粒子状のエフェクトに応用できる共通技です。
工程が複雑ですがも何回か練習して覚えてしまうとあとが楽になります。
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こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 雪 を書きます。