素材を安全にコピー( クローンツール )の使い方DaVinch Resolve

フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 クローンツール を書きます。

素材映像は番組制作者にとって最も大事な宝物です。

素材がなければ編集ができないからです。

ところが、時間に追われる編集の現場は貴重品を保存するには劣悪な条件がそろっています。たまに間違って取ってきた映像を誤って消してしまうことだって起きます。

万が一のことを考え制作者は素材のバックアップをとります。

バックアップといってもただ単にファイルをハードディスクにコピーするだけです。

そのためファイルの数が多くなると管理は大変です。コピー中にファイルの一部を欠損しても気づかないで、編集中に慌てることもあります。

DaVinch Resolve には、コピー中の失敗を防ぐための安全策、クローンツールと呼ばれる仕組みが備えられています。いったいどんな仕組みなのでしょうか。

素材を安全にコピーする(クローンツール)

開発元のBlackmagic Design Japanが公開した DaVinch Resolve のチュートリアルビデオです。

素材コピーはマウスでドラッグが当たり前と思ってきましたが、編集ソフトに内蔵されたコピーツールを使うと、ファイルの検証までやってくれるというのですから驚きです。

これを見ると最も安全なコピーの方法がよくわかります。

メディアストレージ

検証するというひと手間がある分だけ、コピーにかかる時間は増えます。しかしそれで安心が買えるなら安いものです。

手順をおさらいします。撮影してきた素材(SDカード)をPCにつなぎ、DaVinch Resolveを起動します。

DaVinch Resolve の画面の最下部に7つ並んだアイコンがあります。その右端にあるアイコンを押すと[メディアストレージ]という素材管理画面が出てきます。(PCにつないだSDカードは、この画面ではFドライブのDICMフォルダーです)

この中から、コピー元とコピー先を選びます。目で見て直感的に確認できるのでわかりやすい仕組みです。

クローンツール

コピーする素材とコピー先の場所をつなぎ、コピーするのが[クローンツール]という仕組みです。

[メディアストレージ]の隣にある[クローンツール]をクリックすると、ジョブと呼ばれる画面が出てきます。

ジョブの欄は初期状態では空白です。下にある[ジョブを追加]というボタンを押すと、コピー元とコピー先のフォルダを設定する画面に切り替わります。

それざれの空欄に、画面左端にあるストレージアイコンから、コピー元を上、コピー先を下にドラッグすると準備が完了します。

DaVinch Resolve には、コピーの質を確保するため、[チェックサム]という項目がついています。[ジョブ]画面の右上の[…]のマークを押すとチェックの方法を選ぶ画面が表示されます。全部で5段階あり、下に行くほど精密をするといいます。

通常は中間にあるMD5で十分だといいます。

チェックサムの設定が終わったら、ジョブ画面の右下にある[クローン]を押すとコピー作業が始まります。

終了後、 画面左端にあるストレージアイコンを右クリックし、[ファイルの場所を開く]を見ると、コピーされたファイルが一覧になっていることを確認すれば完了です。

まとめ

何度でも言いますが、素材は映像制作者にとって命そのものです。この素材をどれだけ大切に扱うかどうかで、制作者の腕の良しあしがわかります。

中には書籍で埋もれた部屋の中で執筆をつづける小説家のような制作者もいます。どこに何があるかわかっていればいいのですが、大半の制作者はそんなに記憶力が強くありません。

一番いい方法は、使う素材を一つのフォルダに集中整理して管理することです。編集が終わったら、そのフォルダごと日付順にアーカイブすれば、あとで困ることが少なくなります。

自分なりの整理整頓術にたけること、それを仕事のルーチンにして体で覚えてしまうこと。わかりやすい道具やツールがあれば使ってみること。

最小の作業量で最大の効果を自分なりに考え・継続することがカギだと思います。

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