【初心者でも簡単】DaVinci Resolve 20で 字幕やエンドロール を入れる方法をやさしく解説!

フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 字幕やエンドロール を入れる方法を書きます。

動画に文字を入れる=難しそう…と思っていませんか?

でも大丈夫!DaVinci Resolve 20には、誰でも簡単に字幕やエンドロールを入れられる便利な「タイトルツール」が用意されています。

この記事では、5種類のタイトルツールの使い方と字幕・エンドロールの入れ方を、初心者にもわかりやすく丁寧に解説します。現役動画編集者の私が、プロの視点でやさしくナビゲートします!

DaVinci Resolveのタイトルツールとは?

DaVinci Resolveで動画にテキスト(文字)を追加するには、「タイトルツール」を使います。これは動画の中に字幕やタイトル、エンドロールなどのテキスト要素を入れるための機能です。

Resolve 20には、よく使われるText+とテキストなど5種類のタイトルツールがあります。

タイトルツール名使い道
テキスト(Text)1行の字幕や簡単なテロップ
ローワー3rd L2行の左寄せ字幕
ローワー3rd M2行の中央揃え字幕
ローワー3rd R2行の右寄せ字幕
スクロール映画のエンドロールなど、縦に流れる文字

基本操作:タイトルを入れる手順

  1. 「エディット」ページを開く
  2. 左側の「エフェクト」→「ツールボックス」→「タイトル」から使いたいタイトルを選ぶ
  3. タイムラインへドラッグ&ドロップ
  4. 上部の「インスペクタ」パネルで文字やデザインを調整する

※タイムライン上でタイトルの「長さ」も自由に変更できます。

標準の字幕を入れる:テキストツールの使い方

テロップを作るならこれ!

「テキスト」タイトルツールは、一行の字幕や簡単なテロップを入れるときに最適です。

インスペクタでできること

  • 文字の色・フォント・サイズの変更
  • ドロップシャドウ(文字に影をつけて見やすく)
  • ストローク(文字に外枠をつけて強調)
  • バックグラウンド(ざぶとん:背景に色付きの枠を表示)

✅ ざぶとんの設定手順

1. 「テキスト」選択 → インスペクタ → バックグラウンドをオン

2. 「高さ」を指定すると表示される

3. 色や角の丸み、位置を調整して完成!

2行以上の字幕を入れたい場合は?

その①:標準のテキストを複数使う

1行ずつタイトルツールを重ねて2行表示する方法です。

その②:ローワー3rdシリーズを使う(おすすめ!)

左寄せ:ローワー3rd L

→ テレビの字幕っぽく、左下に2行表示

中央揃え:ローワー3rd M

→ YouTubeの見出しテロップにぴったり

右寄せ:ローワー3rd R

→ 企業VPやスタイリッシュな動画に最適

2行それぞれに違うデザインを適用できるのがローワー3rdの特長です!

テレビで切れないようにするには?セーフエリアの確認方法

タイトルセーフエリアとは?

テレビ画面で字幕が切れないように表示する「安全なエリア」。

液晶モニターが主流の今はそこまで気にしなくてもOKですが、2行以上の字幕を使う場合やテレビ放送向け動画では確認必須です。

✅ 表示手順:

メニューバー → 表示 → セーフエリア → チェックを入れる

映画風に!エンドロールの作り方

「スクロール」ツールを使おう

1. ツールボックス →「スクロール」をタイムラインに配置

2. テキスト欄に内容を改行で入力(あらかじめメモ帳などで作っておくと便利!

3. フォント、配置、速度などをインスペクタで調整

DaVinci Resolve 20で字幕・エンドロールを入れるまとめ

実際にどのような見え方になるのか比較してみました。

DaVinci Resolve 17のテキストはエフェクトライブラリからアクセスして、[ツールボックス][タイトル]から選びます。[Text][Text+][スクロール]などが並んでいるのでその中から好みのものを選びます。見た目はプレビュー画面で確認ができます。

Left Lower Third

画面左下に配置するテロップです。二行になっています。デフォルトはOpen Sansの英文フォントなので適宜変更してください。操作は画面右のTitle欄でおこないます。見当たらない場合は[インスペクタ]をクリックすれば開きます。色を付けたりアニメーションさせたりシャドウを付けたりもできます。

Middle Lower Third

上と同様のテンプレートセンターラインの下に配置します。選択してタイムラインにドラッグ&ドロップで適用できます。

インタビューの台詞おこしや字幕とバッティングしやすい役回りなので使い方は注意が必要です。

Right Lower Third

同じく右下に配置するひな形です。私の場合はエンディングのクレジットに多用することになると思います。

スクロール

ドラッグ&ドロップするしたカットの頭から動作が始まり、文字が植えに向かって動きます。行数を増やせば増やすほどエンドロールのような効果が出てきます。

尺の長さによってスピードが変わります。デフォルトでは行の頭が見切れている(見えてしまっている)ので数段ほど空の行をはさむといいかもしれません。

方法特徴
テキストツール一行字幕、細かい装飾、ざぶとんの設定が可能
ローワー3rdシリーズ2行字幕におすすめ、左・中央・右の揃えが選べる
スクロール映画のような縦に流れるエンドロールが作れる
Photoshopなどから挿入デザイン重視なら外部ソフトと連携も可能(上級者向け)

字幕について

外国映画の吹き替えなど、多言語に対応の動画に必須な機能が[字幕]です。字幕は通常のタイムラインとは別の位置付けで編集トラックの最上部にあります。

この字幕ツールの特徴は、フォントや字の大きさを一度にまとめて管理できる点です。一般的な使い方としては、外国語を翻訳し直接動画に編集する場合などに使えます。画面から消して必要なときだけ表示させることもできます。

まとめ タイトルツールを使えば誰でも字幕は簡単に!

DaVinci Resolve 20には、初心者でも迷わず字幕やテロップを入れられるツールがしっかり揃っています。まずは「テキスト」や「ローワー3rd」から試してみて、あなたの動画をもっと伝わりやすく仕上げていきましょう!