動画編集を始めたばかりの方から、こんな声をよく聞きます。
「DaVinci Resolveがなんだか重くなってきた…」
「キャッシュって削除しても大丈夫なの?」
はい、そのモヤモヤ、すごくよくわかります。実は私も最初、「キャッシュを消すと編集データまで吹き飛ぶのでは…」とビビってました。
でも、実際には「キャッシュは消してもOK。むしろ、定期的に削除しないとトラブルの元!」なんです。
今回は、初心者の方でも安心して実践できる、DaVinci Resolveのキャッシュ削除の注意点と軽量化テクニックを、わかりやすく解説していきます!
DaVinci Resolve キャッシュ削除 の注意点|初心者でも安心のステップ解説!
■ そもそも「キャッシュ」とは?消していいの?
キャッシュとは、編集作業を高速化するためにDaVinci Resolveが自動生成する一時ファイルのこと。編集内容に応じて勝手に増えていきます。
でも、ここで問題。
✅ キャッシュは自動では削除されません!
その結果、こんなことが起きがちです👇
- 「ハードディスクの空きがなくなって編集できない!」
- 「ファイル保存しようとしたらエラーが…」
- 「プレビューがガクガクして編集に支障が出る…」
なので、作業が一段落したら定期的に削除する習慣を持つことがとても大事です。
■ DaVinci Resolveを軽くするための4つの見直しポイント
ここからは、実際に私がやって効果のあった改善策を4つ紹介します!
① メモリ設定を見直す(できるだけ割り当てを多く)
• [環境設定] → [メモリー&GPU] →
[Resolveのメモリー使用を制限]を最大に!• [Fusionのメモリーキャッシュを制限]も上げましょう。
編集用に最低でも16GB以上のメモリを推奨。8GBだと正直かなりキツいです…。
② 不要なキャッシュを削除する(本題)
■ レンダーキャッシュの削除手順
1. メニューバーの「再生」をクリック

2. 「レンダーキャッシュの削除」を選択
3. 「すべて」「使用されていないもの」「選択したクリップ」から選ぶ
4. 「はい」で削除!
これだけで、数GB単位の空き容量が生まれることもあります。
■ [CacheClip]フォルダの整理
• [ファイル] → [プロジェクト設定] →
[マスタ設定] → [作業フォルダー]を開きます。
• ここにある「キャッシュファイルの場所」を確認
• フォルダ(通常は”CacheClip”)を開いて中身を削除

※Resolveが起動中はファイルを削除できません。必ずソフトを終了してから行いましょう!
また、削除しても必要なら再生成されるので心配は不要です。
③ GPUドライバーを最新に更新する
DaVinci ResolveはGPU依存が高めのソフト。
古いドライバーのままだと「落ちる」「動かない」トラブルが起きがちです。
✅ 対処法
• NVIDIAやAMDの公式サイトから、GPUの最新ドライバーをダウンロードしてインストール
• Windowsアップデートだけでは不十分なこともあるので、必ず公式サイトでチェックを!
④ 編集プレビューの解像度を落とす
• [環境設定] → [ユーザー] → [再生設定]
「UIオーバーレイを非表示」などの項目を調整
これは一時的な軽量化にとても有効です。
高解像度のままだとプレビューに余計なリソースを食われるので、サクサク編集したいときにはおすすめ!
■ 裏技:キャッシュ専用SSDを用意するメリット
「編集データは外付けに保存してるよ!」という方も多いと思いますが…
✅ キャッシュの保存先を別の高速SSDにすると、さらに編集が安定します。
特におすすめは、M.2タイプのNVMe SSD。
読み書き速度が早く、キャッシュのやりとりも爆速になります。
最近のSSDは耐久性も高いので、昔ほど「すぐ壊れる」心配はありません。
■ まとめ|キャッシュ削除は怖くない!
• キャッシュは削除してOK。むしろ放置はNG!
• DaVinci Resolveを快適に使うためには定期的な整理が大切
• 専用SSDやドライバー更新などの工夫でさらに安定
初めてのときはちょっと怖いかもしれませんが、「キャッシュ削除」は安心・安全なメンテナンスです。
動画編集は、トラブルを避けてこまめに整えるのが上達の近道ですよ!
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 キャッシュ削除 を書きます。