モノラルで収録した音声をステレオに分ける方法(DaVinci Resolve)

こんにちはフルタニです。放送局で番組作りをしてました。

DJI Osmo Pocketは使い勝手のいいポケットサイズの4K動画カメラですが、音声収録に弱点があります。マイク端子がなく、本体マイクで音を拾うしかありません。

対応策としてオススメできるのが音声を別録りする方法です。ピンマイクをiPhoneに繋いでボイスメモで録音すると驚くほど鮮明な音が録れます。

ピンマイクの落とし穴

ところが落とし穴は編集段階で発覚しました。

音声を差し替えたはずのカットから音が出てこないのです。


DaVinci Resolve に残された編集記録を調べてみると、トラック1に入れたはずの音声が、左側のチャンネルにしか記録されていません。

右チャンネルは空白。どうやらモノラルで収録した音声をステレオ編集に変換する工程に問題があったようです。 左側に入力するのは音声業界の決まりのようで、ちゃんと振り分けなかったことがトラブルのもとになっていました。

モノラルで収録した音声をステレオに分ける方法

回転して分割する

  • エディットページの右上にあるミキサーボタンでミキサータブを開く
  • ミキサータブには、音源ごとにトラックが割り振られているので、ピンマイクの音声を編集したトラックを選択する。
  • ミキサーのパネルには、上から[入力][エフェクト][インサート][EQ][ダイナミクス]と並んでいますが、その下にある[PAN]と呼ばれる四角のグリッドが書かれた部分をクリックする。
  • 左側に並ぶツマミの上から三段目にある「回転」の数字を0から45の数字に手動で切り替える。

詳しいやり方はこちらのサイトに書いてあります。
【DaVinci Resolve | Vook(ヴック)

ピンマイクのモノラル音声はすべてが左に割り振られます。上記のサイトによると正方形の一つの辺にひとまとめにされていた音源を45度傾けることで正方形の二辺に均等に割り振るのだそうです。

スプレッドを最小にする

もう一つの解決策はオーディオパンウィンドウにあるスプレッドを最大から最小にする方法です。

マイクの音声はLチャンネルにしか収録されていません。

ミキサーパネルを表示したら、専用の音声トラックを用意して、そこに音声を置きます。

Lチャンネルしかないオーディオトラックのパンをクリックして開きます。

スプレッドと表記された回転式のボリュームボタンを左に回し、最小にすると、画面の左右に散らばっていた音源が中央に集まって左右から音が出るようになります。

まとめ

ピンマイクをiPhoneに繋いでボイスメモで録音する方法は、モノラルチャンネルをステレオ化するほかに、編集段階で音をシンクロさせる手間もかかります。

しかし、コストもかけずにインタビュー収録をすることができます。特にノイズの多い場所での収録には効果を発揮します。