動画編集に取り組むと、ファイルの受け渡しや保存方法に悩む方も多いはず。特にチームで作業する場合や、複数デバイス間で素材を共有するには「クラウドドライブ」が便利です。
DaVinci Resolveは、GoogleドライブやDropboxなどからの素材インポートも可能。この記事ではその方法を初心者にもわかりやすく解説します。
DaVinci Resolve × Googleドライブ:クラウドから簡単に素材を読み込む手順
☁️ DaVinci Resolveで使えるクラウドドライブの例
- Google ドライブ(WindowsやMacから同期)
- Dropbox
- iCloud Drive(Macユーザー向け)
- OneDrive
- Box
💻 ステップ①:クラウド同期アプリをPCに導入する
例)Googleドライブの場合:
- Googleドライブの「デスクトップ用アプリ(Drive for desktop)」をインストール
- 指定のローカルフォルダ(例:/Users/◯◯/Google ドライブ/Projects)と同期設定
- DaVinci Resolveからそのフォルダを直接開けるようにする
Googleドライブの「同期アプリ」とは、クラウド上のファイルを自動でパソコンのフォルダと連動(同期)してくれるソフトのことです。
これを使えば、Googleドライブにアップロードした動画素材を、DaVinci Resolveから直接読み込むことができます!
🧰 準備するもの
- Googleアカウント(Gmailなど)
- インターネットに接続されたPC(Windows または Mac)
🪜手順1:Googleドライブの「デスクトップアプリ」をダウンロード
- Google検索で「Google ドライブ デスクトップ」または以下のURLへアクセス: 👉 https://www.google.com/intl/ja/drive/download/
- 「パソコン版ドライブをダウンロード」ボタンをクリック
- ダウンロードしたファイルを開いて、画面の指示に従ってインストールします。
🪜手順2:Googleアカウントでログイン
- インストールが完了すると、自動でアプリが起動します。
- 使用中のGoogleアカウントでログインします。
- ログイン後、同期するフォルダの設定画面が表示されます。
🪜手順3:同期フォルダの場所を確認・設定する
インストール後は、パソコンの中にGoogleドライブのフォルダが作られます。
例(Macの場合):
/Users/あなたの名前/Google ドライブ/My Drive/
例(Windowsの場合):
C:\Users\あなたの名前\Google ドライブ\My Drive\
ここに動画素材などを保存しておけば、Googleドライブと自動で同期されます。
🪜手順4:DaVinci Resolveで同期フォルダを開く
- DaVinci Resolveを起動
- 「メディア」ページを開く
- 左側の「メディアストレージ」から、上記で確認したGoogle ドライブのフォルダを指定して開きます。
- 同期されている動画素材をそのまま使って編集できます!
メリット
複数デバイス・複数人で素材共有がラク
外出先からでもアクセス可能
自動バックアップになる
PCのローカル容量を節約できる
デメリット
同期漏れ・通信障害時に素材が見つからないリスク
同期先フォルダのパスがずれるとリンク切れになる
大容量データはアップロード・同期に時間がかかる
💡初心者へのアドバイス
Resolveでクラウド素材を扱う場合、「同期フォルダの構成を固定しておく」ことがリンク切れを防ぐポイントです。
また、プロジェクトファイルも一緒にクラウドに保存しておけば、PCを変えても作業の続きをすぐ再開できます。
📦おすすめクラウドツールと活用シーン
クラウドサービス | 特徴 | 編集向け活用 |
---|---|---|
Google Drive | 無料15GB、チーム共有◎ | 簡易チーム制作向け |
Dropbox | ファイル履歴あり、安定性◎ | クリエイティブ案件に◎ |
iCloud Drive | Apple製品との連携◎ | Macユーザーに最適 |
OneDrive | Office連携◎ | Windowsとの親和性◎ |
まとめ
DaVinci Resolveでも、クラウドドライブを活用すれば、よりスマートで柔軟な編集作業が可能になります。
動画素材の保管やチーム共有に悩んでいた方は、ぜひクラウドとの連携を試してみてください!
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。DaVinci Resolve クラウドから素材を読み込む手順を書きます。