DaVinci Resolve で暗い動画を明るく補正する手順

フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 DaVinci Resolve を書きます。

動画編集をしていると、「このカットは少し暗い。もっと明るくしたい」と感じることがあります。逆に、「明るすぎるから、少し暗くしたい」という場合もあります。

そんな時に役立つのが、DaVinci Resolveを使った動画の明るさ調整です。本記事では、初心者でもわかりやすく、明るさを補正する手順を解説します。

DaVinci Resolve で暗い動画を明るく補正する手順

DaVinci Resolve 19 | Blackmagic Design

明るさ補正の手順

1.ワークスペースから「カラー」を選択

1. DaVinci Resolveを起動し、プロジェクトを開きます。

2. 上部メニューから「カラー」タブをクリックします。これにより、カラーコレクション用のワークスペースに切り替わります。

2. 明るさを補正したいクリップを選択

タイムラインから、明るさを補正したいクリップを選びます。選択したクリップが「カラー」タブで表示されます。

3. トーンカーブを操作して明るさをコントロールする

1. カーブパネルを表示します。右側の「カーブ」アイコンをクリックします。

2. カーブパネルには斜めの線が表示されており、この線をドラッグすることで明るさを調整します。

上にドラッグすると明るくなり、下にドラッグすると暗くなります。

このカーブを使うことで、特定の明るさや暗さの範囲を調整できるため、精密な明るさの補正が可能です。

明るさと色補正の基礎知識

明るさや色味を感覚だけで調整すると、モニターの設定や編集環境の影響で、動画の見え方がバラバラになることがあります。そのため、正確な補正を行うためには、以下の知識を覚えておくことが重要です。

1. スコープ機能を使う

DaVinci Resolveには「スコープ」という機能があり、これを使用することで色合いや明るさを視覚的に確認できます。特に、「パレード」スコープを使うと、動画の明るさの状態を把握しやすくなります。

パレードスコープでは、赤、緑、青の三つのカラーチャンネルの波形が表示されます。これにより、各色の明るさのバランスを確認できます。

2. 正しい明るさとは

• 正しい明るさの状態とは、白飛び(明るすぎて白く飛んでしまった状態)や黒潰れ(暗すぎて黒くつぶれてしまった状態)がないことを指します。

• スコープパネルには、0から1023のメーターがあり、0は暗い状態、1023は明るい状態を示します。これを使って、適切な明るさを保つことができます。

明るすぎる動画を暗く補正する手順

1. ワークスペースから「カラー」を選択

1. DaVinci Resolveを起動し、プロジェクトを開きます。

2. 上部メニューから「カラー」タブをクリックして、カラーコレクション用のワークスペースに切り替えます。

2. 明るさを補正したいクリップを選択

タイムラインから、暗くしたいクリップを選びます。選択したクリップが「カラー」タブで表示されます。

3. トーンカーブを操作して明るさをコントロールする

1. カーブパネルを表示します。右側の「カーブ」アイコンをクリックします。

2. カーブパネルには斜めの線が表示されており、この線を操作して明るさを調整します。

下にドラッグすることで、映像を暗くすることができます。特に、カーブの中央部分を下げると、中間トーンが暗くなり、全体的に映像が締まった印象になります。

明るさを補正するための追加の手法

1. スライダーを使った調整

1. 「色補正」スライダーを利用します。カーブパネルの下にあるスライダーを使用して、明るさを調整することもできます。スライダーには「明るさ」、「コントラスト」などのオプションが表示されています。

明るさスライダーを左に動かすと、全体的に暗くなります。これにより、簡単に明るさを調整できます。

2. スコープ機能を活用する

• 明るさを適切に調整するために、スコープ機能を使って動画の明るさを視覚的に確認します。「パレード」スコープで赤、緑、青の各チャンネルの波形を確認し、特に明るすぎる部分があるかをチェックします。波形が1023を超えている場合、その部分が白飛びしている可能性があります。

3. 黒レベルの調整

1. 「Lift」スライダーを利用します。このスライダーは映像の暗い部分(シャドウ)の明るさを調整します。

• Liftスライダーを左に動かすことで、映像の黒レベルを下げ、より深い影を持たせることができます。これにより、全体的に映像が締まった印象になります。

まとめ

色の管理や明るさの調整は非常に奥が深く、少しずつ経験を重ねることでスキルが向上します。

DaVinci Resolveを使えば、簡単に暗い動画を明るく補正することができるので、ぜひ試してみてください。明るさの調整をマスターすることで、あなたの映像作品のクオリティが一段と向上するでしょう!