動画編集ソフトといえばFinal Cut Pro や Premiere CCが定番です。
有償なこともあり頻繁に使わないユーザーにとってはコスパがあまりよくありません。
高機能な編集能力がありながら無料で使えるソフトがDaVinci Resolveです。
これから使いはじめたいけど、無料のソフトって大丈夫?
躊躇している人に向けて基本的な情報をまとめました。
初心者でも使える DaVinci Resolve

提供元のブラックマジックデザイン(lackmagic Design)社は、オーストラリアに本社を置く総合映像機器メーカーです。映画、ポストプロダクション、放送業界に向けて世界最高品質の製品を開発していることでも知られます。
ソフトは下記の専用サイトからダウンロードできます。
DaVinci Resolve 16 | Blackmagic Design

サイトをスクロールすると、最下部にダウンロードのリンクが見えてきます。ダウンロードはこのブログを書いた現在4項目あります。
無償版は無期限で使用できます。アップデートも無料でできます。商業利用も認められています。
無償版でお金が稼げるようになったら有償版を買ってくださいというのが企業精神なのだそうです。
無料のソフトは赤枠で囲った左側の二つです。下のリンクは最新のテスト版です。
新し物好きの人は下からダウンロードしてください。かなり重いので数十分かかります。

ダウンロードリンクを押すと、MacとWindows、Linuxから選べるようになっています。
解凍してインストールしたら、すぐに使えるようになります。
有償版は300ドルします。買い取りですので月額課金されることはありません。

有償版ははっきり言って映画制作者向けです。最近の制作環境はネットワークを繋いで遠隔地の制作者が同時に作業を行うなど、高度化しています。そうしたプロの要望に応える機能が有償版に詰め込まれています。個人の趣味でここまでの機能は必要ないでしょう。
用途
動画投稿や家庭用ビデオの編集など一般的な動画編集では必要ありませんが、もし「お金をもらう動画」を作ることになった時、DaVinci Resolveの持つ機能が役に立ちます。
お金をもらう動画に欠かせないのが次の機能です。
・カット点のフレーム単位の編集ができる
・色調補正が自由にできる
・テロップの機能が充実している
・合成の機能がある
・音の編集が細かくできる
・書き出し形式が自由に選べる
将来は編集で飯を食っていきたいが今はカネがないという人にも役にたつソフトです。
推奨機種
個人で使うとき気になるのは使用するパソコンの性能です。私はWindowsを使っていますが、当初インストールしたのは2年前自作した機体でした。
CPUはコアi5でグラフィックボードはGeforceのGTX650 1GB。メモリは16GB。
一応インストールして編集は出来るのですが、ある程度まで作業すると突然落ちてしまいました。
原因はグラフィックボードが少し弱かったことのようです。
Davinch Resolve 16トラブル遭遇記 | ぶいろぐ
あなたは大丈夫? 〜DaVinci Resolveのマシン環境をめぐるよくある勘違い12選〜 | Vook(ヴック)
パーツを入れ替え、現在のCPUはAMD_Ryzen7_2700X。グラフィックボードGeForceGTX1050Ti。メモリは32GBにしました。何の問題もなくスイスイ動くようになりました。
マザーボードB450-Fが14,000円、CPUに25,000円、グラフィックボードが12,000円、メモリーがDDR4×2で26,000円、改造費合計77,000円でした。
これから導入を考えている人で、費用を安く抑えたい人は10万円の価格ゾーンを目安に見積もられてはいかがでしょうか。
- CPUはクロック数が高いもの
- CPUはコア数が5以上あれば最高
- メモリーは32GB
- グラフィックボードは Geforce 最低1~2万円程度のもの
プロ用のスペックは100万円といわれていますが、私のようにしょぼい編集でもそこそこ快適に編集できます。
Davinci Resolveの操作法をブログにまとめたところ、アクセスの多い記事が分かりました。ここから先は、個々の記事にリンクを貼りましたので確認ください。
インストール手順とは
インストールから初期設定までをまとめました。
DaVinci Resolve16のインストール手順 | ぶいろぐ
有償版はネットワークで繋いでそれぞれのパソコンで分散作業ができます。
無償版はそこまでの作業はありませんが、そうした設計思想に基づいたソフトであることを知っておくといいと思います。
カット編集を極める
ブラックマジックデザイン社による53分のチュートリアルビデオを見ると全体像を掴むことができます。
映画やコマーシャル動画のような華やかな世界と違って、情報系の映像制作は地味な仕事の繰り返しです。
仕事のほとんどはカット編集でかなりの時間を費やします。仕事の手間を少しでも省くことが技を身に着けるコツ。その手始めとなるインタビュー編集をおさらいします。
編集の基本、インタビュー動画の編集テクを会得する【DaVinci Resolve】 | ぶいろぐ
音量を簡単に調整したい
編集でに音の扱いに困っている人が多いのでしょうか、音量調整で検索される人が多い記事です。
DaVinci Resolveではタイムライン上に並べた音声ファイルを操作することで、音量の上げ下げが簡易的にできます。
微妙な調整が必要な場合は専用の操作パネルを使って作業ができる二段構えになっています。
投稿動画程度の軽微な調整は音声ファイルの操作でも私は満足出来ました。
編集時の音量調整の方法・ビギナー向け【DaVinci Resolve】 | ぶいろぐ
モザイクのかけ方
街あるき撮影などで、通行人の顔が写り込んでしまったり、邪魔な選挙ポスターが目障りになったことがあると思います。
そうした部分的にモザイクをかける方法にも関心が寄せられています。
モザイク処理は難しくない【DaVinci Resolve】 | ぶいろぐ
色々なフォントを使うには
投稿動画を作るとき、目立つ文字を表示したいことがあります。
デザイン性の高いフォントを使うことで動画の見栄えが変わります。
意外なことにフォントのインストールに関する検索も多いようです。
結論から言うと、パソコンにインストールしたフォントはDaVinci Resolveで使えます。
文字スーパーの打ち方がわからない
文字スーパーは動画編集をする上で欠かせない作業の一つです。
さらにタイトルスーパーなどエフェクトをかけて見せる文字スーパーもあります。
操作パネルが複雑なので最初はどのように扱ったらいいか迷います。
便利だと思ったのは、映画の字幕スーパーのように連続してテロップを画面に載せられる機能があります。
よく使う文字スーパーの方法をまとめました。
動画にテロップ(文字)を入れるには 【DaVinci Resolve】 | ぶいろぐ


そもそも形式・仕様がわからない
映像制作にあたって「フォーマット(技術形式)」に悩む人がいます。プロでメシを食っている人でない限り悩むこと自体が無意味です。
商用映像の世界ですら統一基準がないからです。例えば映像作品の入稿規定も各社バラバラで制作にあたるクリエィターはその都度確認しながら納品しているのが実情です。
動画の歴史は今に始まった物ではありません。技術開発の積み重ねの上に今があるので形式・仕様が混在しています。
YouTubeなどではざっくり「スタンダードはこれだ」と決めているのであまり迷わずに済みますが、今この規格が主流であっても数年後も主流であり続ける保証はないのです。
さらに、あなたが作った動画に価値があったら、メチャメチャ珍しい規格であってもメディアの方がカネを出して変換してくれます。
いちばん使われている形式・仕様で作り続ければいいのです。
映像制作の前に知りたい「動画ファイルの形式・フォーマット」 | 映像制作・動画制作のスマービー
街歩き動画を撮るためのベストチョイス
街歩き動画を撮るにはアクションカメラが最適です。最近のカメラは4K高画質でなおかつジンバルという手ぶれ防止のメカニズムが搭載されているので便利です。


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こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 DaVinci Resolve を書きます。