撮影した動画データが巨大なサイズになって困ったことありませんか。
4K素材やRAW形式で撮影した素材など重いファイルは、いざ編集を始めようとしたらコピーするだけで相当な時間になります。
映像や音声は無圧縮・無劣化なので一部映像マニアには喜ばれますが、そうではない人に渡す時はファイルを変換・圧縮して軽くしてあげた方が喜ばれます。
DaVinci Resolve18 には簡単な手順で巨大な動画ファイルを変換・圧縮する機能があります。
その方法をまとめました。
DaVinci Resolveに取り込む
DaVinci Resolveを起動します。
メディアプールに変換・圧縮したい動画ファイルを読込みます。
動画ファイルはそのままドラッグ&ドロップしてタイムラインに置きます。
※メディアプールに読み込んだ動画ファイルを右クリックして、「選択したクリップをタイムラインに挿入」でも大丈夫です。
DaVinci Resolveから書き出す
右端のデリバータブをクリックします。
レンダー設定からカスタムを選択します。
ビデオの書き出しにあるフォーマットとコーデック、解像度、品質をお好みの設定にします。
フォーマットは初期設定ではMOVとなっています。
MOVはアップルで使われる形式ですがデータ量は大きいのでMP4をお勧めします。
MP4は現在最も汎用性が高いファイル形式です。
コーデックはH.264のままで問題ありません。
解像度は、YouTubeで標準的に使われる1920x1080HDを推奨します。
特別な意図がないかぎり読み込んだ動画ファイルと同じ解像度がベストです。解像度にはこだわらない場合は画面を小さくしてデータ量を減らしましょう。780x480NTSCを選択します。ちなみにPALはヨーロッパなどの放送で標準に使われる形式です。PCで再生する分には問題なく再生できますが、日本国内で利用するにはいいことはありませんので選ばないようにします。
さらにデータ量を落としたい場合は品質の自動を外し、低い値を選びます。
これで映像まわりの設定ができました。
さらに動画をスリムにしたい場合はオーディオ設定からデータ転送速度の設定を小さな値にします。
音が判読できればいい場合は、値を小さくすることでデータ量を間引くことができます。
書き出し
設定がおわったらレンダーキューに追加をクリック。
新規ジョブが画面右に表示されるので、レンダー開始ボタンをクリックすると動画ファイルの書き出しがはじまります。
書き出しが終了したら、保存先を開いて動画が問題なく再生されるか確認します。
DaVinci Resolve18で動画ファイルを圧縮する方法は以上です。
まとめ
裏技的な方法ですが、プロキシファイルを使う方法もあります。
プロキシファイルとは、動画を編集する際編集を高速化するため、素材を圧縮することで編集専用の形式にした別ファイルです。
素材のコピーをとってそのコピーを元に編集するイメージです。
この時、コピーした素材は編集担当者しか見ることはありません。
編集者としては画面がブロックノイズだらけの軽量ファイルであっても、ソフトが早く動く方が嬉しいですよね。
普通は、編集が終わると用済み消去してしまうプロキシファイルも有効利用できるかもしれません。
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 動画ファイルを圧縮 を書きます。