映画的な雰囲気を演出「 後景のデフォーカス 」の使い方 | DaVinci Resolve 19

フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 後景のデフォーカス を使う方法を書きます。

DaVinci Resolve 19では、動画の背景部分をぼかす「後景のデフォーカス」機能が強化されました。

被写体を際立たせたい時や映画的な雰囲気を演出したい場合に役立つ便利なツールです。

初心者の方でも簡単に使えるよう、手順をざっくり紹介します。

DaVinci Resolve 19で「 後景のデフォーカス 」を使う方法

後景のデフォーカスとは?

「後景のデフォーカス」は、被写体を中心に背景をぼかすことで、視聴者の目線を意図的に誘導するための機能です。これにより、以下のような効果が得られます:

• 被写体を目立たせる

• プロフェッショナルな見た目を実現

• シネマティックな雰囲気を作り出す

使い方:後景のデフォーカス

以下は、初心者でも簡単に操作できる手順です。

1. クリップをタイムラインに配置

編集したい動画をタイムラインにドラッグ&ドロップします。後景のデフォーカスを適用する動画を選択してください。

2. カラーページを開く

画面下部の「Color(カラー)」タブをクリックしてカラーページに切り替えます。

3. 被写体を選択

• 左側の「Power Window(パワーウィンドウ)」ツールを選択。

• 円形や四角形などのマスクを使い、被写体を囲みます。

• 被写体が動く場合は「トラッキング」機能を使って、自動でマスクを追従させましょう。

4. 背景をぼかす

• ノードを追加し、「Blur(ぼかし)」エフェクトを適用します。

• 被写体の外側(背景)のみを選択するために、「Invert(反転)」をクリックします。

• ぼかしの強さをスライダーで調整し、自然な見た目になるように設定します。

5. 調整を細かくする

• 「Radius(半径)」でぼかしの強度を細かく調整。

• 被写体と背景の境界線が滑らかになるように「Feather(フェザー)」を活用します。

6. 完成

設定が完了したら、エフェクトを適用して動画を再生。背景が美しくぼけた映像が確認できます。

初心者へのアドバイス

実験する心を持とう! 初めは設定に時間がかかるかもしれませんが、色々試すことで感覚をつかめます。

適度なぼかしがポイント。 過剰なぼかしは不自然に見える場合があるため、控えめに設定しましょう。

高解像度の映像を使用。 デフォーカスの効果が際立つため、できるだけ高品質の映像を使うのがおすすめです。

まとめ

DaVinci Resolve 19の「後景のデフォーカス」機能を使えば、動画のクオリティを一気に引き上げることができます。背景をぼかすことで、視覚的な効果を簡単にコントロール可能。初心者の方も、この記事を参考にぜひ挑戦してみてください!