動画編集をしていて、ふと思ったことありませんか?
「なんか、もうちょっとテレビっぽさが欲しいな」って。
バラエティ番組とかニュース番組を思い出してください。
画面の中にちょっとした 枠 があるだけで、急に「番組感」が出るんですよね。
たとえば、
- インタビュー動画で喋ってる人を囲う
- 商品紹介で商品だけに枠をつける
- Vlogで「ここ見て!」って強調する
これ、意外と簡単にDaVinci Resolveでできます。
でも、方法はいくつかあって、「どれを選ぶか」がポイントなんです。
今日は、初心者さんでもサクッとできる方法から、プロっぽい応用ワザまでを、瀬戸弘司風にワクワクしながら紹介します。
DaVinci Resolveで「四角い枠」をつけると、編集が一気に“テレビっぽく”なる!
① 一番カンタン!「カラーボーダー」で枠を作る
まずは超シンプルな方法。
- エディットページで、画面下の「エフェクトライブラリ」を開きます。
- 「カラーボーダー」を動画クリップにドラッグ&ドロップ。
- インスペクタで色や太さを調整するだけ。
はい、これでもう「四角い枠」がつきました。
実際にやってみると、ほんの数秒で画面が「それっぽく」なるんですよ。
ただし、ちょっとお手軽すぎて細かいカスタマイズには限界があります。
「色を変えるだけで十分!」っていう人ならこれでOK。
② 枠を“ひな形”にして使い回すならFusionが最強
「でも毎回作るの面倒だなぁ…」って思いません?
僕もそうなんです。案件ごとに同じ枠を使いたい。
そこで登場するのが Fusion。
ここで作った枠は「パワービン」に保存して、使い回せます。
やり方はちょっとだけ複雑。
- Fusionコンポジションをタイムラインに追加。
- Fusionページで「背景」と「ペイント」を追加し、MediaOutに接続。
- ペイントノードを「ストローク」にして四角形を描く。
- 線の太さや色を調整。
さらにキーフレームを打てば、枠が「スッ」と出てきたり、点線がアニメーションしたり、かなりプロっぽくなります。
正直、ここまでくると「テレビ番組のテロップ枠」そのものです。
「Vlogでやるのはやりすぎかも?」って思うけど、やってみると楽しいんですよね。
③ Fusionは面倒…という人向け!「DVE」+「Text+」裏ワザ
「いやいや、Fusionは難しいから触りたくないよ!」
そんな方にピッタリなのがこの DVE+Text+ コンボ。
- タイムラインに「Text+」を配置して、中身は空っぽにする。
- そのクリップに「DVE」エフェクトを適用。
- Z Positionを調整すると、画面全体に“枠付きワイプ”が広がる。
これだけで「きれいな枠」が完成します。
さらに「Fusionオーバーレイ」をオンにすれば、画面上でドラッグして直感的にサイズや位置を変えられる。
しかも角を丸めたり、色を変えたり、ドロップシャドウまでつけられる。
初めて試したとき、正直「え、こんな簡単にできるの?」とびっくりしました。
Fusionなしでここまでできるのはズルいくらい便利です。
枠を「資産化」するならパワービンへ!
せっかく作った枠を毎回ゼロから作るのは大変ですよね。
そこで使うのが パワービン。
- 右上の「…」から「Show Power Bins」にチェックを入れる。
- 作ったText+クリップやFusionコンポジションをパワービンにドラッグ。
- 今後はそこから呼び出すだけで使える!
クライアント案件でも「いつもの枠」をすぐに呼び出せるので、時短効果は抜群です。
僕はこれで「〇〇さんインタビュー用の枠」みたいに専用セットを作ってます。
枠の太さを変える裏ワザ
DVEを使った方法だと、残念ながら「枠の太さ」が変えられない。
でも実は裏ワザがあります。
- 方法1: Z Positionを微妙に動かして調整
- 方法2: Fusionノードをちょっとだけ編集して「Rectangle1」の境界幅を変更
最初は「Fusionを開くのか…」って身構えたんですが、触ってみると変更するのは一か所だけ。
これならFusion初心者でも怖くないです。
チュートリアル動画
四角い枠が生み出す“プロっぽさ”
最後にちょっと実体験を。
以前、企業PR動画を編集したとき。
ただインタビュー映像を並べるだけだと、なんだか淡白。
そこで、話者を囲うように四角い枠をつけたんです。
するとクライアントから「おお!テレビ番組みたいだね!」と大絶賛。
正直、枠をつけただけなんですよ。
でも、それが 「素人っぽさ」と「プロっぽさ」を分ける決定打 になるんです。
まとめ
- 初心者向け:カラーボーダーで簡単に枠をつける
- 応用したい人:Fusionでひな形を作り、パワービンに保存して使い回す
- Fusion苦手な人:DVE+Text+ でお手軽にプロっぽい枠
- さらに使いやすく:パワービンで資産化
- 太さ変更は裏ワザで対応
四角い枠ひとつで、動画の見栄えは驚くほど変わります。
「ここ注目!」と視聴者に伝えやすくなるし、編集の満足度もグッと上がります。
初心者の方こそ、この「枠マジック」をぜひ試してみてください!
おまけ 四角形以外の図形を描くには
星型や矢印など複雑な図形の作り方を別記事にまとめました。
エディット・Fusionページでは「図形ツール」を使うことで図形をつくることができます。様様々な場面で使うことが多いので、知っておくと便利です。
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 DaVinci Resolve で画面に四角い枠を追加する方法を書きます。