映画制作者や広告コンテンツづくりのプロが使うほどの高い機能を持ちながら、フリーで使えるDaVinci Resolve16。
有料の編集ソフトを押しのけて話題に上るのは、その使いやすさとコスパの良さにあります。
3分でわかる基本の使い方
Windowsやios、LinuxでもOK。有料版はAmazonなどから購入できます。
無料版もあるので私はもっぱらそちらを使っています。
編集ソフトを使いこなすコツはただ一つ。自分にとって必要のない技には目もくれないことです。
様々な用途に答えようとするがあまり多機能すぎる用途を実装しているのが編集ソフト。
余計なツールまで今覚える必然性はありません。
Davinch Resolve ダウンロードは公式サイトから
起動から編集までのダイジェスト
DaVinci Resolveには作業の基本となる工程が6つあります。編集画面の最下段に並ぶボタンが機能を分けています。
よく使うのは左から二番目の《エディット》です。ここではタイムラインという概念で編集します。※16では間に全体構造のボタンが増え左から三番目になりました。
かつてフィルムを切ってつなげたように、時間に伴って右へ右へと細切れのフィルムを並べていくような作業です。
どのような案件でも作業の大半をこのパネルで過ごすことになるので、割とすぐに慣れると思います。とりあえずカット編集までできればあとは応用問題。
必要なスキルを必要になったときに覚えていけば回り道をしないで習熟できます。
起動
DaVinci Resolveを起動すると現れるのがプロジェクトの選択画面。「名将未設定のプロジェクト」もしくは「新規プロジェクト」を選択します。
プロジェクトという概念を洗濯機に例えると直感的にイメージできるかも知れません。
洗濯機には衣類と洗剤、柔軟剤などをまとめて入れて洗います。
同様に、編集ソフトでも映像や音楽、テロップなどの素材と各種効果、技術的な補正作業など、編集に必要なものを一度取り込んでから作業します。
メディア登録
作業画面が起動します。画面の下にタブがあります。一番左の「メディア」を選択すると撮影した映像を登録する画面になります。
画面左にフォルダ構成が見えます。ファイルのある場所に移動し、そのフォルダを「お気に入りフォルダを追加」で登録します。
DaVinci Resolve で使う素材は「メディアプール」に登録します。
「マスター」と書かれている「ビン」の下にフォルダを置くと、フォルダの階層を維持することができます。
登録の際「フレームレートが一致していません」と警告が出る場合があります。
DJI OSMO POCKETのように60fpsで撮影したファイルなどで出ます。
その場合「変更」を押します。素材は変換されることはありません。
ファイルの選択~編集
編集ページに移ります。メディアプールに登録された素材が並んでいるので、必要なカットを選び不要な部分を切り取ります。
タイムラインと呼ばれる時間の流れを横方向に表し、映像や音楽などのデータを棒グラフのように表示した画面に乗せていきます。
タイムラインに乗せたカット同士は近づけると磁石のように吸い付きます。
カットがくっつくと様々なエフェクトをカットとカットの合間などに追加することが出来るようになります。(例:画像はクロスディゾルブをかけたところ)
クリップの書き出し
編集が終わると書き出しの作業に映ります。この作業は画面下のタブの右端にあるデリバーページで行います。
画面左上には書き出し方法がアイコンで一覧になっています。
YouTubeを選択します。下を見るとQuicktime、h.264と書かれた変換フォーマットを選択する枠が あります。アップル向けの設定だと思います。ここはmp4、h.264とします。
設定が終わったら、さらに下にあるレンダーキューに追加をクリックします。
すると画面左側にレンダーキューの文字が現れます。
変換の準備が整いましたので「レンダー開始」を押すとエンコード作業が始まります。
作業時間はマシンの性能により異なります。
ショートカットキー
初めのうちはマウスでの操作が中心になります。
カット数が増えてきたりも入れ替えが多くなってくるとやはりショートカットキーを覚えると便利です。
よく使うものから覚えると編集が楽になります。
まとめ
Embed from Getty ImagesDaVinci Resolveのユーザーは増え続けています。このソフトで腕を磨いた人たちがいずれ映像業界を支えます。
変に使いにくい編集ソフトで癖をつけるよりも、有名処の編集ソフトの仕様に近いDaVinci Resolve無料版で基礎技術をつけたほうがお得です。
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 DaVinci Resolve を書きます。