【超初心者向け】写真が動く! DaVinci Resolve で画像にアニメーションをつける手順

フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 DaVinci Resolve で画像にアニメーションをつける手順を書きます。

編集ソフトとして知られるDaVinci Resolve。このソフトを使って静止画像やイラストに動きをつける方法があること知ってますか。

「えっ、写真が動くの?」「イラストをアニメみたいにできるの?」と思った方、大丈夫です。難しそうに見えて、やってみると意外と簡単!

しかも、After Effectsのような有料ソフトがなくても、DaVinci Resolveなら無料でアニメーション編集が可能なんです。

DaVinci Resolveで写真やイラストを動かす3つの方法【初心者向け】

写真やイラストを動かすには?

DaVinci Resolveには3つの基本的な方法があります:

  • トランジション
  • ダイナミックズーム
  • キーフレーム

それぞれ特徴が違います。では、順番に見ていきましょう!

① トランジションでスライドさせる

▷ 基本設定

緑の背景の手前を物体が横切る。アニメーションの基本のような動きを作りましょう。

まずは画像をタイムラインに配置しましょう。

背景には「単色クリップ」を置いて、その上に画像(オブジェクト)を乗せます。

画像を選択したら、「インスペクター」で位置とズームを調整して見た目を整え準備を終えます。

▷ トランジションを使って動きをつける

「エフェクトライブラリ」から「ビデオトランジション」→「プッシュ」を選択します。

プッシュとは画像(オブジェクト)を押し出すようにアニメーションさせる演出のこと。

この「プッシュ」を画像にドラッグするだけ!

すると、画像が横や縦にスライドするような動きになります。

トランジションの長さを調整すると、スピードも変えられますよ。

プッシュを画像クリップの開始点と終了点の二箇所に置くと、画像(オブジェクト)が画面に入って出ていく動きもつけられます。

▷ さらに遊びたい人は…

画像ごとにスライドの方向を変える

「カメラシェイク」を追加して揺らす

これだけで、イラストが歩いているような、より自然な動きになります!

② ダイナミックズームでズームイン効果を加える

「ダイナミックズーム」は、DaVinci Resolveに搭載されたズーミングと同等の機能です。カット、およびエディットページの二箇所から利用できます。

▷ ズーム効果は超簡単!

まずは機能を有効化します。プレビュー画面下にあるツールバーの左端のアイコンをクリックして「ダイナミックズーム」を有効にします。

始点・終点の設定
図の緑・赤の枠を移動することで、ダイナミックズームの開始・終了時の場所を指定できます。
(緑→開始、赤→終了)
※Shiftキーを押しながらドラッグすることで、水平/垂直に限定して動かすことが出来ます。

緑の枠(終了位置)を小さくすると、中央に向かってズームインする感じになりますよ。

▷ 動きをスムーズにするには?

「インスペクター」→「ダイナミックズーム」→「Ease」設定で、

「Zoom In and Out」を選ぶと、動きに自然な緩急がついて◎!

③ キーフレームで自由なアニメーション

▷ キーフレームってなに?

時間の流れにあわせて、画像の位置や大きさを変化させる機能です。DaVinci Resolve20からキーフレーム画面のデザインが強化され、キーフレームエディターとして使いやすくなりました。

エディットページの画面左上の「Keyframes」をクリック。するとキーフレームエディター画面が開きます。横軸は時間。縦軸にはパラメーターといって、「ズーム」や「位置」などの動きをつける項目が並びます。

この座標に●マーク(キーフレーム)をつけることで、アニメーションを開始終了させることができます。

▷ 画像を動かしてみよう!

1. スタート地点では画像を画面の外に配置

2. 再生ヘッドを進めて、画像を画面内へ移動

3. ズームも変えると、立体感アップ!

▷ 応用テクニック:カメラシェイクで臨場感UP!

上記三つ以外にクリップに動きを加える方法があります。それがエフェクトです。エフェクトとは映像に様々な効果を加える機能のことで、実は、トランジション(場面の切り替わり)を含んだ機能です。

エフェクトはトランジションとは別にツールバーにまとめられていて、カラーコレクション(色補正)やVFX(視覚効果)、音も含まれています。

画像に「カメラシェイク」エフェクトをかけると、

細かい揺れが加わって、まるで生きてるみたいな印象に!

設定は「OpenFX」→「Camera Shake」から簡単にできます。

🎥チュートリアル動画で実際に見てみよう!

👇こちらのYouTubeで、今回のテクニックを実演しています。

画像に動きをつける流れがよくわかりますよ!

まとめ:静止画像に命を吹き込もう!

いかがでしたか?

DaVinci Resolveなら、写真やイラストも自由に動かせます!

  • スライドするだけならトランジション
  • ズームを使うならダイナミックズーム
  • 複雑な動きはキーフレーム

これらを組み合わせれば、アニメ風の映像演出も夢じゃありません。

ぜひ今日から、あなたの動画にも「動く静止画」を取り入れてみてください!