「え、周期表って…理科のやつじゃないの?」と思ったあなたに捧ぐ
After Effectsを触り始めて、ある程度カット編集や簡単なトランジションには慣れてきた…そんな“伸びしろしかない”あなたに、全力で紹介したい学習サイトがあります。
その名も 「モーション周期表」。
うん。なんかこう…理科室のにおいがしてきそうな名前ですよね?
でもこれ、動画編集者にとっては 知ってるか知らないかで数ヶ月の学習効率が変わる、神ツールなんです。
しかも、ただの解説サイトじゃありません。
見て・触れて・真似して学べる“動く教材”なんです。
知らないと損! モーション周期表 は動画編集者の“辞書”だった
モーション周期表って何なの?

これは、モーショングラフィックスの基本要素を、「元素記号」みたいな記号で整理したものです。
□=位置
○=スケール
△=回転
◎=イーズなどの補間
みたいな感じで、一つひとつのアニメーション要素を“素材”として並べた表になってます。
これがホント、化学の周期表みたいな見た目なんだけど、クリックすると 実際のエフェクト+作例GIF+解説が見れる。
で、それがどれも「After Effectsで再現可能」なものばかりなんですよ。
ナニコレ…全部チュートリアルじゃん!
この周期表、見た目は理系だけど、中身はめっちゃ動画編集者フレンドリー。

各要素の項目をクリックすると…
- このアニメーションの動き方はこうだよ
- こういうときに使うといいよ
- 実際のプロジェクトだとこうなってるよ(作例GIF付き)
っていう、初心者が「え、どうやって動かしてるの?何使ってんの?」って悩む部分を バシッとGIFで見せてくれる。
だから、難しい理屈いらずで「感覚的に学べる」。
AEファイルが丸ごとダウンロードできる!
さらにすごいのがここ。
ダウンロードボタンを押すと、周期表の中身全部入りのAEファイルが手に入る。
これ、革命ですよ。
もう「やり方わかんないからとりあえずYouTube探してさまよう」日々にさよならできます。
AEファイルを再生しながら「このキーフレームの動きはこうなってるのか」とか、「このエフェクトをこう重ねるとこうなるのか」って、まさに“モーションの解剖学”ができる。
使ってみた正直な感想:一生モノの練習教材です
僕も実際に使ってみて、「あー、こういうのが知りたかった!」って連続で唸りました。
特に、イーズ(動きの緩急)やオーバーシュート(行き過ぎから戻る動き)など、「感覚ではわかるけど再現できない」ってやつ。
これが周期表だと、
“動き”→“GIFで再確認”→“AEで真似”
って流れで理解できるんです。
でも、ちょっと注意点もあるよ?
正直、使い方の説明は最低限です。
AEを開いて、プロジェクトをいじって「この動きどうなってんだろ」って、自分で“掘る”姿勢がないと挫折します。
でも逆に言うと、これほど練習になる教材はない。
AEで「プリセットに頼らず、自分でモーションを作れるようになりたい」って人には、ほんとピッタリ。
教材でありながら、実際のプロジェクトの素材にもなりうるクオリティです。
モーション周期表が向いてる人・向いてない人
▼得する人
- AEを使ってるけど、もっと表現の幅を広げたい人
- “なんとなく”じゃなくて、“仕組み”でアニメーションを理解したい人
- 無料でしっかり練習できる教材を探してる人
▼損する人
- 完全な初心者(AEの操作すら慣れてない人)
- チュートリアルを“見るだけ”で満足してしまう人
- スマホ編集で完結したい人

最後に:独学だからこそ、こういう“武器”がいる
僕も最初は「よくわかんないけど、とりあえず動かしてみよう!」でやってました。
でも結局、「なぜ動いてるのか」「なぜ違和感があるのか」がわからないと、スキルとして定着しないんですよね。
モーション周期表は、そんな迷える動画編集者に “原理”からアニメーションを理解させてくれる”辞書” です。
時間のない初心者ほど、こういう体系的な学び方が一番効く。
ちょっとでもAfter Effectsでステップアップしたい人は、ぜひ一度触ってみてください。
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 モーション周期表 を書きます。