After Effectsを使って、動画編集で使える、おしゃれなテキストアニメーションを3つご紹介します。
おしゃれなテキストアニメーションの作り方3選
1. ランダムタイピング
まるでタイピングしているかのように、文字がランダムに表示されるアニメーションです。テロップやタイトルなど、様々な場面で活用できます。
- 準備:
- コンポジションを作成(幅:1920px、高さ:1080px、フレームレート:30fps、デュレーション:2秒)
- テキストツール(Ctrl+T)でテキストを入力。長文の方が効果的です。
- アンカーポイントを中央に移動(Ctrl+Alt+Home)、テキストを中央揃え(Ctrl+Home)。
- アニメーター追加:
- テキストレイヤーを展開し、「アニメーター」>「不透明度」を追加。
- 「追加」>「文字コード」、「追加」>「ブラー」を追加。
- アニメーター調整:
- 不透明度: 0%
- 文字コード: 100
- ブラー: 15
- アニメーション設定:
- 「範囲セレクター1」を展開。
- 0秒地点で「オフセット」の値を変更し、ストップウォッチをクリックしてキーフレームを作成。
- 2秒地点で「オフセット」を100%に。
- 「コード」>「シェイプ」>「上へ傾斜」を選択。
- 「EV比較」を100%に。
- 0秒地点で「オフセット」を文字がギリギリ消えるマイナスの値に調整。
これでランダムタイピングアニメーションの完成です!文字コードを削除すれば、落ち着いた雰囲気のアニメーションにもなります。
2. 横からスライド
画面内で見切れた状態から、テキストが右にスライドして登場するアニメーションです。固有名詞の表示などに最適です。
- 準備:
- 前項で使用したコンポジションを使用。
- テキストツール(Ctrl+T)でテキストを作成。
- 段落パネルを開き、左揃えに変更。
- アンカーポイントを中央に移動、テキストを中央揃え。
- アニメーター追加・調整:
- テキストレイヤーを展開し、「アニメーター」>「位置」を追加。
- 位置の値を-250に設定。
- 「範囲セレクター1」と「コード」を展開。
- 「オフセット」を-100に変更。
- 「シェイプ」>「上へ傾斜」を選択。
- 「EV低く」を100%に変更。
- アニメーション設定:
- 0秒地点で「オフセット」のストップウォッチをクリックしてキーフレームを作成。
- 2秒地点で「オフセット」を100に変更。
- マスクとラインの追加:
- 長方形ツール(Q)でテキストを囲むようにマスクを作成。
- ペンツール(G)でテキストの左側に縦線を作成。線の太さは任意。
- ラインのシェイプレイヤーを展開し、「追加」>「パスのトリミング」を追加。
- 0秒地点で「終了点」を0に、ストップウォッチをクリック。
- 1秒地点で「終了点」を100%に変更。
- 1秒地点のキーフレームを選択し、グラフエディターを開く。
- 「イージーイーズイン」を選択し、ハンドルの左端をShiftキーを押しながら左上いっぱいにドラッグ。
- ラインの進行方向はシェイプレイヤー>「パス」のアイコンで変更可能。
- マスクを線の幅に密着させるように調整。テキストのはみ出しは「位置」の数値で調整。
3. ゆったり光沢フェード
高級感のある、光沢を帯びたフェードアニメーションです。タイトルに最適です。
- 準備:
- Ctrl+Tでテキストを作成。
- フォントを細めの明朝体に変更(例: トラジャンプロ3)。
- アンカーポイントと位置を中央に揃える。
- テキスト調整:
- テキストレイヤーを右クリック>「作成」>「テキストからシェイプ化」。
- 元のテキストレイヤーは削除。
- シェイプレイヤーを複製。
- 上のレイヤー:塗り:なし、線:あり、線幅:1、線の色:明度の高い色
- 下のレイヤー:塗り:あり、線:なし、塗りの色:上のレイヤーの線の色より少し暗い色
- アニメーション設定:
- 上のレイヤーを展開し、「追加」>「パスのトリミング」を追加。
- 「開始点」を100%に変更。
- 0秒地点で「開始点」と「終了点」のストップウォッチをクリック。
- 25フレーム地点で「開始点」と「終了点」を50に変更。
- 「終了点」のキーフレームを選択し、0フレーム地点に移動。
- 「開始点」と「終了点」のキーフレームを選択し、F9キーでイージングを設定。
- 下のレイヤーを選択し、Tキーで不透明度を開く。
- 0秒地点で不透明度を0に、ストップウォッチをクリック。
- 2秒地点で不透明度を100に変更。
まとめ
これで3種類のテキストアニメーションの完成です。目的に合わせて使い分けて、動画をより魅力的に演出しましょう!
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 AE を書きます。