
After Effectsで作成した動画データを別のパソコンで再編集することってたまにありますよね。その時よく失敗するのが、保存したプロジェクトファイルをそのまま別のパソコンに転送してしまうことです。
After Effectsでは[別名で保存]しただけではすべてのファイルまで保存されません。そのため。「保存した」と思い込んで開いたプロジェクトファイルから「画像ファイルが見当たらない」という悲惨な目にあったりします。
プロジェクトファイルに使ったすべてのファイルを保存する方法を紹介します。
プロジェクトファイルの保存法
編集作業が終了したとき、ふつうは[別名で保存]を選択します。

しかし、この方法で保存したプロジェクトファイルには、素材はいっしょに保存されません。
使用した素材を含めてプロジェクトファイルに保存するには[ファイル][依存関係]と進み、使わなかった素材を削除した後、使用した素材をまとめて保存するひと手間かけなくてはなりません。

まず、[未使用のフッテージを削除]をクリックします。こうすることで使わなかった素材をふるいにかけ、使った素材だけリンクを残します。

次に最上段にある[ファイルを収集]をクリック。[ソースファイルを収集]は「すべて」を選択、ウインドウの下にある[収集]をクリックします。
すると下の画像のような[フッテージ]が指定のフォルダ(この場合は2020_09_16_001フォルダー)内に生成されます。中に素材が入っています。

これで完成。
別の環境で作業したり、他人にプロジェクトファイルを転送する時は、上記の三点セットが入ったフォルダごと渡すことで作業ができるようになります。
まとめ
- 使った素材ごとまとめられるので整理整頓ができる
- 素材ごとプレゼントが簡単にできる
- 他人に手渡す手間暇が削減できる
Illuatratorなどでも保存する際[画像を保存]のチェックを入れ忘れると同じような目にあうことがあります。ふつう素材データは巨大になることが多いので、それを避けるためなのでしょうが、私のような初心者はそもそも巨大データを持っていないことが多いのです。
自分に合った保存のルールを作っておくと作業が楽になるので身に着けるようにしましょう。